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もみじ(特徴や育て方)

もみじ

もみじ

もみじ

  • もみじ
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樹木の特徴

高木

落葉樹

花が咲く

紅葉

育て方

日なた

水を多く

鉢植え可

耐性/難易度

ふつう

ふつう

暑さ

弱い

弱い

寒さ

ふつう

ふつう

やや多い

やや多い

栽培難易度

易しい

易しい

おすすめ栽培エリア

本州以南

本州以南

育て方カレンダー

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

植え付け

 

剪定

 

肥料

 

開花

もみじの木の特徴

もみじの語源は秋に葉が赤や黄色に色づき、変わっていく様子を古く「紅葉づ(もみづ)」と言った動詞から転じたことから由来しており、秋に冬支度する落葉前に色づく植物全般を総称して「紅葉づ」と行っていたようです。中でも葉の切れこみの深い赤ちゃんの手のような葉が大変美しく好まれ、鑑賞されたところから、代表してもみじと呼ばれるようになりました。また、カエデは「蛙手(かえるて)」が転じたものと言われ、カエルの水かきのある足の形のように切れ込みの浅い葉をカエデと呼ぶようになったと考えられています。しかし、このような区別は日本的な園芸上のことで、植物学的にはもみじもカエデも「カエデ」と言い、どちらも分類上カエデ科のカエデ属の植物です。もみじという科や属はありません。 もみじといえば、美しい紅葉と、風情のある株姿、特徴のある葉の形などで古くから使われてきた樹木です。 一般的に高木になり、花は風媒花で、花弁は小さく、果実は二つの種子が密着した姿で、それぞれから翼が伸びる翼果で、脱落するときは風に乗ってくるくる回って落ちていきます。また、いくつかの種類があり、ポピュラーなイロハモミジの他に、オオモミジとそれによく似たヤマモミジ、さらにトウカエデ、ハウチワカエデなどがあり、これらの改良・交配種も数多く出回っているようです。 季節ごとの楽しみ方は、秋の紅葉は冬に向かって気温が下がり、成長が止まって休眠する前に色づき、落葉の季節に数日で移るという動きのないとても静かで透き通った美しさであるのに対して、春のもみじは成長の始めとしてとても強く華やかな若々しい枝や花、葉を次々と繰り出します。 秋の紅葉は気温、湿度、日当たりなどの紅葉するための条件がそろわず色づかない地域もあるようですが、春のもみじはどこでも一様に春になれば芽吹いて楽しませてくれますのでご安心ください。

もみじの木の育て方・注意点

育て方として鉢植えと庭植えの2種類がありますが、鉢植えにする場合は、2〜3年に1回の割で植え替えが必要となり、作業の適期は1月から2月頃となります。庭植えにする場合は、12月から3月頃、事前に腐葉土などの有機物を植え穴によく混ぜてから植えつけます。乾燥に注意し、日当たりの良い場所、また、適度な湿度を保つ肥よくな土で育ててください。

水やりは、庭植えであれば、基本的に不要で、鉢植えでは、夏期に水切れを起こさないよう朝と夕方、十分に水を与える必要があります。水分が不足すると葉がしおれたり湾曲したりしますのでご注意ください。
肥料は、落葉後すぐに、有機物と緩効性の化成肥料を混合したものを施します。また、落葉し休眠期になると、その後早い時期に吸水を始めるので、遅れないように肥料を施すことが必要です。

剪定する時期は、落葉後すぐの晩秋から冬(11月下旬〜2月上旬)に徒長枝、込み枝やからみ枝などを剪定します。イロハモミジなどの庭木は、新梢が熟して木質化し始める5月中旬に伸びすぎた枝を手で折って樹形を整えてください。

害虫はアブラムシやテッポウムシ(カミキリムシの幼虫)、イラガ等に注意が必要です。病気はうどんこ病や灰色カビ病が発生することがあり、品種によってかかりやすさに違いがあるようです。特に、モミジを育てていく上で、問題になりやすいのがテッポウムシ(カミキリムシの幼虫)の存在で、小さいうちは樹木の表皮周辺にいますが、成長とともに幹の中に進入して食い荒らします。非常に被害がわかりづらく、わかった後では深刻な被害になっていることが多いようです。幹周りを観察して、異常(おがくず状のふん、不自然な穴など)があれば専用の殺虫剤で使って駆除を行ってください。

植栽の名称
もみじ(和名:カエデ)
形態(もしくは園芸分類)
落葉高木
分布エリア
全国各地
原産地
北半球の温帯(日本・中国・北米・ヨ?ロッパ・北アフリカ)
樹高
樹高2.0〜10.0m  横幅1.0〜7.0m
開花時期
4月中旬〜5月上旬
科目(分類)
界: 植物界 Plantae
門: 被子植物門 Magnoliophyta
網: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
目: ムクロジ目 Sapindales
科: カエデ科 Aceraceae
属: カエデ属 Acer