イチジク(特徴や育て方)
樹木の特徴
中木
落葉樹
実(食用)
紅葉
育て方
日なた
水やり不要
鉢植え可
耐性/難易度
風
ふつう
暑さ
強い
寒さ
やや弱い
虫
やや多い
栽培難易度
易しい
おすすめ栽培エリア
関東以南
育て方カレンダー
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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植え付け |
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剪定 |
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肥料 |
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開花 |
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収穫 |
イチジクの木の特徴
イチジクは無花果と書きますが、お花が咲かないわけではありません。 身の中の小さなつぶつぶが実はイチジクの花なのです。 この花がイチジクの独特な食感になっています。 それからイチジクという名前は、1日一つずつ熟していくことや、 ひと月で実が熟すことから「一熟 → いちじく」と呼ばれているなどいろいろな説があります。 おいしいイチジクの見分け方ですが、 ふっくらとして皮に弾力があり良い香りのするものを選ぶといいでしょう。 へたの切り口には白い液がついていることがありますがこれは新鮮な証拠です。 実のお尻が裂けそうになるくらいふっくらとして へたまで赤褐色に染まった頃が食べ頃です。 ただし、未熟な実を食べると胃を痛めることがありますので イチジクの実の食べ頃はよく注意して収穫してください。 収穫したイチジクは乾燥しやすいのでジッパー付きの袋等にいれて 冷蔵庫の野菜室で保存してください。 イチジクはコンポートやジャムにすると美味しく頂けます。 イチジクの皮は軸の部分からが剥きやすいですが、固い場合は包丁で厚めに剥いたり熱湯にさっとくぐらせ冷水につけると 剥きやすくなります。 イチジク5個に対して100gの砂糖を加えコトコト煮るだけで簡単にジャムが出来上がります。最後にレモン汁ひと匙を加えると一段と風味がアップします。 イチジクはもともと薬用として江戸時代に日本に持ち込まれましたこともあり、高血圧、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞予防等の効能もあります。 お仕事で疲れて帰ってきたお父さんに、お孫さんに会いに来たおじいちゃんやおばあちゃんと 一緒に楽しく食べながら、家族の病気の予防もできる万能な果物なのです。 イチジクの食べ頃は8〜10月頃になりますので、 夏休みにはたくさんのイチジクを使ってお子様と一緒にジャム作り。 そんな楽しみ方も出来ますね。
イチジクの木の育て方・注意点
イチジクは日あたりの良い場所で育てましょう。 日当たりが良い場所だと実の甘さがより一層増します。 葉が大きく水切れに弱いので夏場は注意が必要です。 生育適温は15〜30℃で夏場に30℃を超えると成長が鈍ります。
鉢植えの場合は西日が早く陰る場所に置いて、日が当たり過ぎないようにしましょう。
冬場は落葉しますが、栽培地域が関東地方以西の場合は戸外で育てても問題ありません。ただし冷たい北風にさらされない場所がいいので風の強い場所は避けて栽培するといいでしょう。
水はけがいい土であれば特に土質は選びません。 少々アルカリ性の強い土を好むので、野菜と花の土7 赤玉土3くらいの割合での配合がおすすめです。 果実のカルシウム補給、雑草防止、土の乾燥防止になるので 表土に有機石灰をまくと効果的です。 水やりは表土が乾いたらたっぷりとお水をまいてあげてください。 夏場は特に乾燥に注意してお水をあげましょう。
剪定は落葉期の2〜3月に伸びた枝に芽を二つ残してカットします。 高温多湿になると果実が腐敗する炭そ病や、風通しが悪いと赤い斑点が 葉の裏につくさび病にかかることがあるので病気にかかった葉は素早く取り除いてください。 害虫が発生した場合はスミオチンなどの殺虫剤で退治します。
- 植栽の名称
- イチジク(和名:いちじく)
- 形態(もしくは園芸分類)
- 落葉高木
- 分布エリア
- 主な産地 愛知 和歌山 福岡 関東以西
- 原産地
- アラビア南部
- 樹高
- 2〜4m
- 開花時期
- 8〜10月(果実熟期)
※花は皮に覆われているため外からは見えません - 科目(分類)
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界: 植物界 Plantae 門: 被子植物門 Magnoliophyta 網: 双子葉植物綱 Magnoliopsida 目: イラクサ目 Urticales 科: クワ科 Moraceae 属: イチジク属 Ficus 種: イチジク F. carica