目次
テラス囲いの価格相場
雨や花粉を気にせず洗濯物を干せる「サンルーム」として人気の高いテラス囲い。最近では採光性の良さやお庭の開放感を楽しめる特性を生かし、お子様が遊ぶキッズルームやペットのひなたぼっこスペースとしてもご利用される方が増えてきました。実はリフォームで設置される方も多く、「家族が増えたので毎日使える洗濯物スペースが必要になったから」「ペットをお迎えしたから」といった理由で後付けをされる方も多いです。
お庭に設置するには大きいエクステリアなので、価格面はどれくらいか気になる方も多いと思います。新築時に設置する場合と、生活をしていく中で設置を検討し、後付けで設置する場合とを比べてみますと、テラス囲いの「床納まりタイプ」の場合はそれほど差異がありません。強いて言うなら、設置場所にウッドデッキなど既存物があった場合の解体費用や、床下の雑草処理費用が上乗せされるくらいです。一方「土間納まりタイプ」は、舗装された土間の上に建てるため、設置場所の土間の状態によって工事の費用が大きく変わります。商品サイズや仕様による価格の違いのほか、土間を舗装する工事が必要かどうかで価格が変わるので、見積もり時には現場調査をしてもらうのがおすすめです。
テラス囲いは固定資産税の対象になるの?
固定資産税は所有する土地や建物にかかる地方税で、地価や建ぺい率によって税額が決まります。では、外構工事で新たにエクステリアをつけた場合、エクステリアは固定資産にあたるのでしょうか?それには、「建物」がどの範囲までを含むかが問題となります。固定資産税の対象である建物は「土地に定着性があり、独立して雨風をしのぐことができるもの」となっています。そのため、ブロックの上に設置した物置や犬小屋は、雨風が凌げても対象外。カーポートやテラス屋根は定着性がある(簡単には動かせない)のですが、雨風が凌げない構造なので対象外です。本題のテラス囲いやガーデンルームですが、残念ながら固定資産税の対象になります。そのため、完工時には建築確認申請が必要です(防火・準防火地域以外で10平米以下の増築の場合は、申請が不要です)。
実際にどれくらいの税額となるか、また付ける予定のテラス囲いが「建物」にあたるかどうかもお住まいの市町村によって変わりますので、プランが出来た際にお近くの役所等で確認いただければ安心です。
テラス囲いのメーカー別費用相場早見表
メーカー 商品名 |
相場金額 |
---|---|
LIXIL サニージュ F型 床納まり |
¥384,300~ |
YKKAP ソラリア F型 床納まり |
¥424,000~ |
三協アルミ 晴れもよう with 床納まり |
¥452,496~ |
※工事費込み・税込の参考価格となっております。
主要メーカー別テラス囲いの価格
LIXILのテラス囲い
LIXIL定番のテラス囲いは「サニージュ」。屋根がフラットなF型と、屋根の角が丸いR型の2種類のほか、テラス屋根に近いハーフ囲いやバルコニーにも設置できるタイプなど、仕様が豊富です。また積雪100cmまで対応できる耐積雪仕様もあり、雪の多い地域の方も安心して設置していただけます。
こちらの商品の材料費+施工費の参考税込価格は以下になります。
サニージュF型(1,820mm×885mm)床納まり¥384,300~
サニージュR型(1,820mm×885mm)床納まり¥392,200~
YKKAPのテラス囲い
YKKAPのテラス囲いといえば、テラス屋根でもおなじみの「ソラリア」です。両入隅や張り出しといった特殊納まりの仕様もあるほか、壁に傷をつけることなく設置できる独立仕様もあり、新築の方や設置場所に条件がある方にもおすすめです。また床材には人気のリウッドデッキの人工木を選ぶこともでき、室内のフローリングと統一させて楽しめます。
こちらの商品の材料費+施工費の参考税込価格は以下になります。
ソラリアテラス囲い F型 床納まり(1,820mm×870mm)¥424,000~
ソラリアテラス囲い R型 床納まり(1,820mm×870mm)¥437,100~
三協アルミのテラス囲い
実はガーデンプラスでも人気が高いのが、「晴れもようwith」という三協アルミのテラス囲い。リビングとつながっても違和感がないよう、床納まりには塩ビタイプの他、人工木タイプもご用意があります。また通風框や換気枠・採風ドアといったオプションも豊富で、ランドリースペース用のテラス囲いとして人気の高い商品です。
こちらの商品の材料費+施工費の参考税込価格は以下になります。
晴れもようwith 床納まり(1,818mm×940mm)¥422,136~
最適なテラス囲いの選び方・価格を抑えるポイント
使用用途に合ったテラス囲いを選ぶ
テラス囲いには大きく分けて、土間に直接取り付ける「土間納まり」と、囲いの中に床を作る「床納まり」の2タイプがあります。どちらも壁に囲まれている内側空間ではありますが、靴を脱ぐ習慣がある日本では、床の状態は「内・外」を分けるポイントでもあります。
「土間納まり」の場合は、室外としての印象が強くなるため、掃除をしやすいのがポイント。ガーデニングを楽しんだり、ペットが遊ぶお庭の一部としての使い方がおすすめです。土間を水洗いできるようにコンクリート舗装したり、タイルデッキ仕様にするのがおすすめです。
「床納まり」は室内と同じ高さに床材を施工するため、部屋が延長されたような感覚で使っていただけます。洗濯物をすぐ干せますし、お子様も段差でつまずく心配がありません。その他、ウッドデッキの上に設置できる「デッキ納まり」や、側面の壁がなく動線を維持できる「スルータイプ」といったタイプもあります。
価格では「土間納まり」タイプが一番安価ですが、上述した通り、土間が舗装されているのが前提の仕様になるため、土の状態の場所に取り付けるなら「床納まり」が安く済むこともあります。設置場所の状況とどちらのタイプを設置したいかによって、金額が大きく変わってきますので、合わせて確認することをおすすめします。
利便性を高くするオプションをつけるかを検討する
テラス囲いはオプションが多く、正面や側面も「引戸・折戸・FIX窓・高窓」などの選択肢から選ぶことができます。洗濯物を干すスペースとして利用される場合は、物干し竿掛けや換気できるドア・窓があると便利。また照明を設置したり、サーキュレーターが取り付けられるようにコンセントをつけた事例もあります。機能性を追加する一方で、確認しておきたいのがプライバシーの観点です。クリアパネルやガラスで壁面を覆うテラス囲いは、洗濯物が外から丸見えになる可能性も大きいので、内側にカーテンを付けたり、周りにフェンスを設置するといった目隠し対策も忘れないようにしたいところ。腰壁のような目隠しパネルをつけると安心感があります。またお庭への動線がスムーズになるように、ステップの設置もおすすめです。オプションをつけるとテラス囲いの利便性にアップしますが、その分費用は高くなっていきます。必要な機能と「あったらいいな」の機能を分けて、つけるオプションを決めましょう。
デザインを考える
テラス囲いは機能性重視の商品のため、残念ながらあまりデザイン性に富んだエクステリアではありません。腐食しにくく、サッシに合わせやすいアルミのフレームがほとんどで、床材に多少バリエーションがあるくらい。屋根の形状については、R型の方が雪が滑り落ちやすいため、降雪地域のお庭にはR型の屋根がおすすめです。
居心地よくしたい、くつろぎたいという目的の場合は「ガーデンルーム」の設置をご検討ください。より気密性が高いだけでなく、カラーバリエーションが豊富でカスタマイズも幅広く対応できます。ガーデンルームというと以前は高価格帯のアイテムが多かったのですが、最近の住宅事情に合わせた意匠性と価格帯の商品が最近では増えてきました。LIXILの「ココマ」やYKKAPの「ソラリア・ガーデンルームタイプ」、三協アルミの「ハピーナリラ」は木目調カラーもラインナップされており、お部屋がもうひとつ増えたような感覚でお使いいただけます。
人気のテラス囲いTOP10
テラス囲いの施工事例
No. | 25719 |
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完了月 | 2025年4月 |
施工地域 | 兵庫県 西脇市 |
施工場所 | 新築外構一式 |
施工金額 | ¥1,900,000 |
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新築のお住まいにて、外構工事をご依頼いただきました。リビングの外にはレッドブラウンのウッドデッキを施工し、隣には囲い付きテラスを設置。ひとつの空間として広がりが生まれ、洗濯物を干したり、椅子を置いて一息ついたり、用途に合わせて心地よく使える場所に。庭はお客様が丁寧に敷かれた人工芝が広がり、暮らしにやさしくなじむ、あたたかな屋外空間が完成しました。
お客様の声・口コミ
No. | 25471 |
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完了月 | 2025年4月 |
施工地域 | 神奈川県 藤沢市 |
施工場所 | テラスまわり |
施工金額 | ¥1,500,000 |
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既存のウッドデッキが経年劣化していたため撤去し、テラス囲いを設置しました。ホワイトカラーのフレームをセレクトし、パネルは熱線吸収ポリカーボネートを採用することで、夏場の熱を軽減し、室内の快適性を高めています。雨の日も気にせずに洗濯物干しができ、また、リビングから素足のまま出られるので行き来もスムーズです。テラス囲いの足元には防草シートと石灰砂利を敷き、雑草対策を施しました。見切りにレンガを並べ、砂利の飛び出しも防いでいます。掃き出し窓前には土間コンクリートを打設し、スリット部分にレンガを入れることで、見た目のアクセントもプラスしました。明るく機能的な外構空間が完成したリフォーム工事です。
お客様の声・口コミ
No. | 25991 |
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完了月 | 2025年3月 |
施工地域 | 三重県 三重郡 菰野町 |
施工場所 | 新築外構一式 |
施工金額 | ¥3,100,000 |
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新築外構工事として、駐車スペースは土間コンクリートを打設し、お車の出入庫もスムーズで手入れがしやすい仕上がりに。建物まわりは防草シートと砂利で雑草対策をしっかりと行い、日々のメンテナンスも軽減しています。さらに、勝手口まわりにはストックヤードを設置し、洗濯物干しや家事動線をサポート。三方を囲ったプライベートなヤードスペースを設け、愛猫が外の空気を楽しみながら安心して遊べる新築外構プランとなりました。
お客様の声・口コミ
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