土留め・法面とは
土留めとは、高低差のある土地で土砂が崩れたり、流れたりしないようレンガや化粧ブロックなどを設置する比較的小規模な工事を指します。高低差が大きい場合は擁壁と呼ばれる型枠ブロックや鉄筋コンクリートで出来た壁で土砂をせき止める別の工事になります。
また、法面(のりめん)とは、宅地造成時などに切土や盛土をしたことで生じる宅地として使用できない斜面のことを言います。法面は芝生などで舗装して、土が流れるのを防ぎます。
ブロックやコンクリートで土留めをすることで、敷地として有効活用できるスペースを増やす工事をすることもあります。大雨や地震などで崩れてしまうと、事故に繋がる可能性があるため、技術力のあるプロに依頼しましょう。
土留め・法面を施工する3つのメリット
1 土砂が崩れることを防ぎ、敷地を有効活用できる

土留めがあることにより、土砂が崩れたり、流れ出ることを防ぎ、安定した地盤や住宅を保つ役割を担います。また、隣の敷地や道路に土砂が流れることも防ぎます。
土留めの場合は、水平な土地を広くすることができるので、敷地を有効活用できます。法面の場合でも傾斜部分を人が歩くためのスロープや、高低差のある植栽スペースなどとして活用することもできます。
2 防犯効果が期待できる

土留めがあることで、周囲よりも一段高い位置に住宅を建てることになったり、擁壁などで敷地が囲われたりするため、外から人が侵入しづらく感じるため、犯罪の抑止力になります。
また隣接した土地との境界もはっきりするため、トラブルにもなりづらくなる効果があります。
3 外構のおしゃれなアクセントになる

土留めの工事をする箇所によっては、部材を選ぶことができ、アイデア次第では外構デザインのおしゃれなアクセントにすることができます。
例えば、花壇の縁の土留めには、レンガや擬木を使ってナチュラルな雰囲気にしたり、門柱を兼ねた土留めにして、ファサードの主役にすることも可能です。土留め部分が少し味気ないと感じた場合は、プランナーにデザイン面での相談をしてみることをおすすめします。
土留め・法面の設計ポイント
1 土留めや法面が必要な箇所を確認する

土留めと一口に言っても、盛土や切土に伴って必要になる大規模なものから、犬走りの砂利が隣の敷地に出ないようする規模の小さい土留め工事まで様々です。まずは敷地内のどこに、どのような目的で土留めが必要なのか、現地でプランナーと確認しましょう。また法面にする場合も、本当に法面でいいのか、用途や場所に応じて考えて設計しましょう。
2 土留めの部材を決める

土留め工事は使用できる部材は限られていますが、色や材質のバリエーションはあるので設置する場所に応じて選ぶことはできます。例えば、敷地周辺の境界に設置する土留めであればコンクリートブロックを使用することが多いですが、花壇の縁の小さな土留めであればレンガや自然石、ファサードやアプローチでは化粧ブロックなどがおすすめです。土留めの箇所に合わせて、適切な部材を選びましょう。
3 周りのエクステリアや住宅とのバランスを見る

土留め工事の場所によっては、花壇やフェンス、造作門柱などといった他のエクステリアや部材が絡んでくることがあります。周辺のエクステリアや住宅のテイスト、色を意識しながら部材を選び、土留めもおしゃれな外構の1アイテムになるように選んでみましょう。
土留め・法面の関連エクステリア商品
土留め・法面の施工事例
| No. | 27491 |
|---|---|
| 完了月 | 2025年9月 |
| 施工地域 | 宮城県 塩竈市 |
| 施工場所 | 目隠しフェンス |
| 施工金額 | ¥3,100,000 |
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雑草に悩まされていた主庭を、防草シートと砂利敷きで手間のかからない空間へ。広々としたウッドデッキを新設し、外に出て過ごす時間がぐっと身近になりました。デッキ前には段差をおさえたステップをつくり、園路やインターロッキングテラスへ心地よくつながる動線を確保。丸く立ち上げた花壇や植栽スペースが庭全体にリズムを生み、家族で過ごすシーンが自然と広がるお庭へと生まれ変わりました。目隠しフェンスや物置も景観になじむ色で揃え、落ち着いた統一感を演出しています。
お客様の声・口コミ
| No. | 27409 |
|---|---|
| 完了月 | 2025年9月 |
| 施工地域 | 神奈川県 川崎市麻生区 |
| 施工場所 | 駐車スペース |
| 施工金額 | ¥2,500,000 |
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2台目の車の購入を見据え、これまで庭として使っていたスペースを思い切って駐車場へとリフォームしました。カーゲートや門まわりをセットバックし、出入りのしやすい動線を確保することで、スムーズに駐車が可能に。限られたスペースでも、空間の使い方やレイアウトを工夫することで“停めやすさ”と“安心感”を両立しています。さらにアプローチには乱形石を敷き、車が通っても問題ない強度を持ちながら、玄関まわりに自然な表情と高級感をプラス。暮らしの変化に寄り添い、使いやすさが一段と高まる外構に生まれ変わりました。
お客様の声・口コミ
| No. | 27407 |
|---|---|
| 完了月 | 2025年9月 |
| 施工地域 | 静岡県 静岡市葵区 |
| 施工場所 | 雑草対策・防犯砂利 |
| 施工金額 | ¥400,000 |
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犬走りや玄関アプローチ等、お住まいの周囲をぐるりと囲むように防草シートと砂利を敷設し、雑草が生えにくくお手入れの手間を抑えたすっきりとした足元に整えました。土留めには化粧ブロックを用いることで境界ラインが引き締まり、全体の印象が穏やかにまとまっています。歩きやすくて管理しやすい、暮らしに寄り添う外構が完成しました。
お客様の声・口コミ
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