ガレージシャッターとは?
ガレージシャッターとは駐車スペース前に設ける主に防犯や盗難防止を目的とした、可動式の扉です。細長い板状の金属部材がすだれ状に連なり、開口時には上部に巻き上げて収納するものが一般的ですが、近年では左右に折りたたむような形で収納するデザインのものなど、バリエーションの幅も広がりつつあります。同じような目的で駐車スペース前に設ける扉としては、楽器のアコーディオンのように左右に伸縮したり、振り子のように上下に開閉したりするカーゲートがあります。
ガレージシャッターの種類
ガレージシャッターは建物に直接設置されたものや、中に組み込まれているイメージが強い商品ですが、シャッター単体で自立する商品も多数発売されています。自立式のシャッターは、塀の一部として機能し、駐車スペースだけでなく家全体のセキュリティ性を向上させてくれます。デザインとしては前述の通り、シャッターを巻き上げるタイプ以外にも、左右折り畳み式のタイプや、1枚扉がスライドするデザインなどもあります。また、フレームにタイルなどを施し、塀と一体的なデザインに仕上げることも一部商品で可能になりました。機能面では、開閉を自動か手動かで選ぶことができます。
ガレージシャッターの魅力とメリット
ガレージシャッターの魅力は何といってもそのセキュリティの高さ。自動車盗難の件数は防犯アラームなどの普及により年々減少傾向にはありますが、人気車種や高級車、バイクなどを中心に合わせると年間数万件の被害が発生しており、注意が必要です。またシャッターを用いたクローズ外構は家全体のセキュリティ向上につながるのでお勧めです。デザインとしてもシャッター一つで堅固なイメージを与えてれくれますので、高級感あるお庭づくりには最適な商品とも言えます。また開口部の大きい駐車スペースにおいては、目隠しの効果も発揮します。リビングが駐車スペースを通じて外からの視線を感じる際は、検討してみてはいかがでしょうか。
ガレージシャッター(自立式)の施工手順
1. 設置場所の床面を舗装する。
シャッターが正常に閉まるよう床面を水平に施工します。駐車スペースが左右で高低差が生じている場合は、水平になるよう溝を設けます。2. 骨組みとなる両サイドの柱と上部の笠木を取り付ける。
シャッターの全体の骨組みとなる柱と笠木を順番に設置していきます。柱の設置時にはレールや電動式の配線などを合わせて取り付けます。柱と笠木はそれぞれ垂直、水平となるよう調整し、最終的にビス等で固定します。3. シャッターとシャッターケースを取り付ける。
シャッターを取り付け、格納するためのシャッターケースを上部に取り付ければ完成です。設置後はシャッターの開閉に問題が無いかの確認や、電動式の場合はリモコンの動作確認などを行います。シャッターのおすすめの施工事例はこちら
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ガレージシャッターのお手入れについて
錆や汚れを防ぐため表面は水洗い
シャッターを含めたエクステリアの大敵は錆。汚れや傷はその錆に繋がるため定期的なメンテナンスが必要不可欠です。シャッターの表面は水を含ませ、よく絞った柔らかい布などで吹き上げ、ほこりや雨を落としてください。油汚れの場合は中性洗剤を使用し、こちらも水滴が残らないように吹き上げてください。直接ホース等で水をかけると、可動部などに水が入り込み、錆や電気系統の故障の原因になるためお控えください。大きなへこみは、シャッター全体の歪みや故障につながる恐れがあります。へこんだ部分の部材を交換することをおすすめします。表面の傷や錆の場合は、錆を落とした後に屋外用の塗装剤で保護することである程度対処可能ですが、こちらも全体の故障に繋がる前に部材交換をおすすめします。
可動部分は商品に合わせて定期的なメンテナンスを
シャッターを巻き上げるケース内の可動部分はオイルアップなどの定期的なメンテナンスが必要です。メーカーによりメンテナンス方法が異なりますので、設置された工事担当スタッフまでご確認ください。異音が発生している場合は、可動部の破損やシャッターの歪みなどが原因で生じている可能性があります。無理に使用すると、破損などの原因に繋がりかねませんので、早めにこちらも工事担当スタッフまでご連絡ください。
ガレージシャッターの施工に関するQ&A
Q. シャッターは何台用までありますか?
住宅用の自立式シャッターでは強度や音の配慮から、2台用がメーカー推奨の最大間口となります。3台以上の駐車スペースの場合は1台用や2台用を並べて設置する連棟方式が一般的です。
Q. 電動式シャッターは停電時の開閉は可能ですか?
電動式のシャッターは電気系統の故障や停電時に備え、手動で開閉ができるようシャッターケース内にチェーン等が内蔵されています。万が一に備え、操作方法を事前にご確認いただくことをおすすめします。また突然の通電等で動き出す可能性がございますので、必ず電源は切った状態で操作してください。
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