大雨発生前の対策 掘り込みガレージ

住宅の下の地面を掘って作る掘り込みガレージ。住宅の地面下にも活用でき、便利な掘り込みガレージですが、大雨災害の前には少し対策が必要です。
強風から車を守ってくれる掘り込みガレージも、台風に伴う大雨により浸水被害が発生した場合、対策をしていないと大きな被害に繋がりかねません。台風が来る前に、しっかり対策しておきましょう。

土のうを設置する

シャッター前に設置された土のう

掘り込みガレージの入り口に土のうを設置することで、敷地内へ道路からの雨水の侵入を防ぐことができます。
土のう袋はホームセンター等で購入できますが、自治体によっては「土のうステーション」を設置し、土のうを無料配布しています。お住まいの自治体に確認してみてください。

土のうが手に入っても、十分な土のう壁をつくるには、大人2人で約100分かかるといわれています。浸水が始まってから準備したのでは間に合いませんので、気象情報を確認し予め設置しましょう。

土のうを運ぶのは大変…便利な防水商品を設置する

先にも書いたように、土のうは手に入りやすい反面、設置が重労働であったり、しっかり積まないと止水効果を発揮できないというデメリットもあります。
そういったデメリットをカバーする商品を購入して、お家に合う対策用品で浸水に備えましょう。

止水シート

ビニールシートのような防水シートを、ガレージ入り口をふさぐように貼り付けることで止水します。

【メリット】 シート状なので軽く持ち運びしやすいのが特徴です。折りたためるので、収納場所が狭い方にオススメです。

【デメリット】 土のうよりは止水効果が高いものの、形状が不安定なため、一定の水漏れは発生します。強力な防水用テープを併用することで、止水効果を高めることができます。

止水版

ガレージ入り口に、アルミ等でできた板を設置することで水の侵入を防ぎます。両端の固定部材の設置に工事が必要なことが多いですが、一度工事をすれば、実際に止水したい際の作業は簡単です。

止水版が設置されたガレージ

【メリット】 採寸して施工するため止水効果が高いです。また、一度工事をすれば、いざという時の設置も簡単にできるため、確実に止水したい人におすすめの商品です。

【デメリット】 事前に工事をする必要があること、費用が高額であることがあります。

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