子どものお庭特集

「子供にとって安全で快適なお庭って?」
「子供も楽しめるお庭づくりのアイディアはありますか?」

お子様のいらっしゃるご家庭のお庭づくりで最も多いのがこの2つのご質問。大切なお子様のためにガーデンプラスができること。お子様のいらっしゃるご家族のお庭づくりのポイントをまとめました。

子どもと過ごす安全なお庭

お子様のいらっしゃるご家庭で、最も大切にしたいのは「安全性」ですよね。
子どもは思いもよらぬ行動を取るもの。ちいさなケガなら、これも経験と思えますが、大きなケガ・事故は絶対に避けたいです。エクステリアを活かして工夫することで、ケガや事故を防げる安全なお庭づくりをしましょう。

お庭の危険① 飛び出し

しっかり施錠も出来るアルミ製の門扉

小学生くらいまでのお子様がいるご家庭で注意したいのが「飛び出し」です。飛び出しは登下校中や公園などの外で起きるイメージかもしれませんが、お家の周りでも、玄関やお庭から道路へ飛び出すというリスクが潜んでいます。
お家の敷地内からの飛び出しを防止するため、門扉やフェンスを設置し、お庭や玄関前をクローズな作りにすると安心です。門扉は内開きにすることでより飛び出しを抑制します。

玄関アプローチをL字に設計した施工事例

門扉を設置しない場合でも、アプローチと呼ばれる玄関から敷地の外に出る通路部分をL字に曲げることで飛び出しを防ぐ効果が期待できます。
また、フェンスは隙間のある横格子フェンスやメッシュフェンスにするとお子様が登ってしまうことがあるので、縦格子フェンスや隙間の小さい目隠しフェンスがおすすめです。

お庭の危険② 転落

掃き出し窓にフラットなウッドデッキを設置した主庭

大人にとっては大したことのない段差でも、お子様が転落すると大きなケガになることがあります。
リビング等からお庭に出るための掃き出し窓は、地面との高さが数十センチはあるので、お子様が誤って窓を開けて転落すると怪我に繋がるリスクがあります。掃き出し窓からフラットになるような高さでウッドデッキやタイルデッキを設置すると、転落防止になると共に、お子様の遊ぶスペースにもなるのでおすすめです。また大人にとってもお庭にスムーズに出られる動線になるので、お庭の活用方法としてもおすすめです。
また、デッキからの転落を防止するためには、段差が小さくなるようステップを設置することをおすすめします。デッキだけでも遊ぶために十分な広さがある場合は、デッキフェンスでデッキを囲ってしまうのも1つの方法です。

お庭の危険③ 転倒

主庭一面に人工芝を敷いた主庭

子どもにとって転ぶことは日常茶飯事。転ぶこと自体を防ぐのはなかなか難しいですが、転んだ際に大きなケガになりにくくする工夫はできます。
お子様がよく遊ぶスペースは芝生や人工芝を敷いておくと、砂地やコンクリートに比べて比較的やわらかく、転んだ時の衝撃を小さくできます。特に芝生はクッション性が高く、ケガを防ぐには最適です。
子育てで忙しいご家庭は、芝生のお手入れが大変に感じるかもしれません。芝生は管理が行き届かないと、地面が固くなって土がむき出しになったり、雑草が生えて荒れてしまったりするケースもあります。そのような場合は、ほぼお手入れ不要の人工芝がオススメ。ただし、夏場の暑い日は高温になる人工芝もありますので、火傷をしないよう打ち水などで対策をしてください。

お庭の危険④ 熱中症

シェードで日差しの入り込む量を調整し、快適な空間に

初夏から秋にかけて気を付けたいのが熱中症です。お子様は勿論、お子様を見守る大人の熱中症にも要注意です。わざわざ出かけずとも気軽に遊べるお庭だからこそ油断しやすいのでしっかり対策をしましょう。
よく遊ぶスペースにはオーニングやシェードを設置して、日陰を作り、直射日光に当たることを避けましょう。よりしっかりとした日除けが欲しい場合は、屋根付きのパーゴラもおすすめです。

高木が作りだす影で温度上昇を抑える

お庭のスペースに余裕がある場合は、高木などを植えると葉の蒸散作用で気温を下げる効果が期待できます。また、天然木のウッドデッキや芝生なども、コンクリートなどの舗装と比べて床面の温度上昇を抑えることができます。
ただし、お庭の熱中症対策は立地や気候にも大きく影響を受けます。基本的には猛暑の夏は、外で遊ぶ時間を短くし、水分補給をとって無理なく過ごすようにしましょう。

お庭の危険⑤ プライバシー

目隠しフェンスで外からの視線をカット

お庭でお子様が遊ぶ際に、通行人などからの視線が気になる場合は目隠しフェンスを設置すると安心です。特に小さなお子様は無防備になりがちですので、目隠しフェンスで周囲からの視線を遮り、安全なスペースを確保することも大事です。
また、外からの視線をカットすることで、室内にいるときも快適に過ごすことができます。目隠しフェンスは大きすぎると圧迫感を与えてしまいます。どこからの目線を遮るかを考えて設置することで、大きさもコストも抑えることができます。

子どもが遊べるお庭のおすすめエクステリア

お庭を安全な場所にできたら、次は楽しく遊べるお庭をつくっていきましょう。遊べるお庭にあると便利なエクステリアを紹介していきます。

ウッドデッキ

主庭に広いウッドデッキを設置した施工事例

ウッドデッキがあると、汚れることを気にせずにお庭遊びができます。特に、プール遊びの時、芝生や砂地の上では草や砂がついてしまいますが、ウッドデッキであれば汚れないので後片付けも楽です。
ウッドデッキには天然木のものと、樹脂等で出来た人工木のものがありますが、お手入れの楽さや耐久性から考えて、人工木のウッドデッキがおすすめです。ただし、人工木ウッドデッキは夏場、表面が熱くなるので火傷に注意してください。打ち水をしたり、シェードで日陰をつくったりするなどして対策をしましょう。熱くなりにくい素材で作られた人工木ウッドデッキも開発されているため、そういった商品を選ぶのもおすすめです。

人工芝

人工芝を敷いた主庭でサッカーの練習

お庭でのびのび走り回ったり、ボール遊びをしたりしたい場合は、人工芝を敷くのがオススメです。お庭の雑草対策にも繋がります。
遊び場にするなら、しっかり整地されていることが大切です。整地されていない場所に人工芝を敷くと、遊んでいるうちに凸凹ができ、水たまりの原因となります。DIYでしっかりとした整地をするのは難しいため、整地作業と防草シート敷きは外構業者等に依頼し、人工芝を敷く段階のみDIYで敷くのがオススメです。もちろん全てを業者に依頼しても構いません。
人工芝は夏場、表面が高温になることがあるので注意してください。また、火気厳禁であるため、お庭でBBQや花火をしたい場合は、人工芝のないスペースも作りましょう。

砂場

お庭に砂場を設置した施工事例

お庭に砂場があれば、公園に行かなくても砂遊びが楽しめます。特に小学校前までくらいの小さなお子様がいるご家庭にオススメです。
砂場があると猫がトイレにしてしまう可能性があるので、お庭に砂場を設置する場合はフタを設置したり、猫除けのグッズを置いたりするなどの対応も必要です。
子どもが大きくなった際は、土を入れ替えて花壇や家庭菜園、植樹などをして活用することができます。もちろん将来のお孫さんのためにあえて砂場を残したり、タイムカプセルを埋めてみたりするのも面白いかもしれません。

家庭菜園

お庭の花壇で家庭菜園を楽しむ子ども

幼児から小学生くらいのお子様がいるご家庭に特におすすめなのが家庭菜園です。
自分で育てると苦手な食べ物に挑戦するきっかけになることもあります。また、スーパーなどに並んでいる完成した料理や綺麗な食材しか見たことのない子どもも少なくないので、家庭菜園を通して野菜などの成長過程を知ることができ、食育にも繋がります。
初心者にオススメなのは、ミニトマト・ナス・枝豆などです。トマトや豆類は誤飲に注意してお子様と食べてみてください。

立水栓

2口蛇口の付いた立水栓

外に水道があると何かと便利です。お庭遊びをしていて手を洗いたくなったらすぐに洗えたり、プール遊びや家庭菜園の水やりなどの時も家の中の水道を引っ張ってくる必要がなかったりと、外で水を使えると便利なことが結構あります。
住宅メーカーの標準仕様では散水栓という蛇口が地中に埋め込まれたものが提案されることが多いようですが、お子様とのお庭遊びには立水栓が使いやすくおすすめです。
また、どのように立水栓を使うかをイメージして、使いやすい箇所に設置できるようプランナーに相談してみましょう。

ガーデンシンク

お庭のデザインテイストに合わせたガーデンシンク

お庭でBBQや料理をしたいという方におすすめなのがガーデンシンク。外での料理や食事は子どもにとって特別感があり、思い出に残ると思います。
収納棚がついているものや、作業スペースもあるものなど様々な商品があるので、使用用途と設置スペースに合った商品を選びましょう。

物置

遊び道具や長尺のものが沢山収納できる物置

子どもの遊びに直結するわけではありませんが、遊び道具や家庭菜園・ガーデニング関係の道具などをしまっておくことができて便利です。
外で使うものは外にしまった方がすぐに出せて便利なうえ、汚れを室内に持ち込まずに済みます。

遊具

お庭が遊び場に大変身した主庭

お庭の広さや、周囲の環境にもよりますが、お庭に遊具を設置して公園のように遊べる空間にすることも可能です。
滑り台やブランコを置いたり、お子様が成長してきたら、バスケットボールやサッカーのゴールを設置して練習スペースにしたりするのもおすすめです。
ただし、ボールが跳ねる音はよく響くので、ご近所の方への配慮を忘れないようにしましょう。

大人もくつろげるお庭のおすすめエクステリア

お子様のことを思ってお庭づくりをするのもとっても素敵ですが、お子様を育てる大人もお庭を楽しむことを忘れてはいけません。
大人がお庭ライフを楽しむためにおすすめのエクステリアを紹介します。

ガーデンファニチャー

ガーデンファニチャーで非日常的な空間を演出する主庭

お子様が遊んでいるのを見守るとき、お子様が寝た後の大人だけの時間、ゆったりくつろげるガーデンファニチャーがあるといいですよね。
あるだけで一気にオシャレなお庭になるようなお気に入りのイスとテーブルを置くのもいいですし、もっとくつろげるようにハンモックを置くのもおすすめです。

パーゴラ

天気や気候によってシェードの調整が可能なパーゴラ

パーゴラは、おしゃれなだけではなく、日除けの機能もあります。完全に日光を遮断するわけではないので適度な日除けになります。夏の暑い日にしっかり日除けに使いたい場合は、シェードやパネルのついたパーゴラにするとより涼しい空間ができます。
見守る大人は涼しいところでくつろげますし、遊んでいるお子様の休憩スペースにもぴったりです。

照明

照明で幻想的な空間に

階段など、夜の移動時に安全なようにつける照明も大切ですが、お庭を美しく見せるための照明も設置してみてはいかがでしょうか。お子様が寝た後、夜の照明が美しいお庭で、ゆっくり大人の時間を過ごせたら素敵だと思いませんか。よりお気に入りのお庭になること間違いなしです。

お子様の成長を見据えたお庭プラン

小さいお子様もあっという間に成長します。お子様が小さい時期だけを考えてお庭をつくると、気づいたら使いづらいお庭になっていた…ということにもなりかねません。
お子様の成長を見据えて、長く使い続けられるお庭づくりを意識しましょう。

台数を増やせる駐車スペース

もう一台車を駐車できるスペースを確保したアプローチ

現状所有している車の台数に合わせて駐車スペースを作った場合、将来お子様が車に乗るようになったり、自立して家を出た後も帰省時に車を止める必要があったりと、必要な駐車スペースの台数が変化する可能性があります。
今後駐車台数が増えるかもしれないと見越して、余白を残しておくと安心です。とはいえ、普段から余白になっていると勿体ないと感じる場合は、植木鉢の木を置くなど動かせるものを設置するのがおすすめです。
門柱など簡単に動かせないものの配置は、将来の駐車台数を見据えて決めるとよいでしょう。

駐輪スペース

サイドパネル付きのサイクルポートを設置した駐輪スぺース

現在必要な台数分に加え、お子様の自転車など将来的に台数が増える可能性を加味して、駐輪スペースの広さを決めましょう。特にお子様の自転車は買い替えなどで台数が増えていくことも多いので、人数より少し余裕のある広さを設けておくのがおすすめです。駐輪スペースには整列させるためのサイクルラックや、雨の日にサドルが濡れにくくなるサイクルポートがあると、より快適に利用できます。自転車に乗る頻度やライフスタイルに合わせて、最適な組み合わせを選びましょう。

砂場から花壇へ

子どもが遊べる砂場を設置した主庭

お子様が自宅のお庭でも砂遊びができるよう設置した砂場も、お子様が成長したら不要になってしまい、勿体ないスペースになってしまいます。
お子様が成長したら、土に入れ替え、家庭菜園のスペースにして野菜育てを一緒に楽しんだり、花壇にしてガーデニングスペースにしたりと、使い方を変えていくことで、長く使い続けられるスペースとなります。

プラントプランでお子様と一緒に木を育てる

プレゼントしたシマトネリコを植樹する様子

お子様が生まれたときなどに記念樹を植え、お子様の成長を、木の成長とともに見守っていけたら素敵だと思いませんか。
ガーデンプラスでは、プラントプランという取り組みで、お子様がいらっしゃるご家庭に施工完了後、記念樹をプレゼントしております。ぜひご家族と一緒に木の成長をお楽しみください。
プラントプランの詳しい条件等はプラントプランについてのページをご覧ください。

子どもと過ごすお庭のご相談はガーデンプラスまで