実際に施工する際には、どんな場所を選べばいいでしょうか?代表的な5パターンの設置場所をご紹介します。どんな植物を育てたいかやメンテナンスにかけられる時間などガーデニングするシーンを思い描きながら考えてみてください。
- 主庭の花壇は室内から楽しめる距離に
家族が集まるリビングから眺められます。境界近くだと日当たりが悪い可能性もあるので、ウッドデッキや建物側に寄せたり、お庭の中央に設けるのもおすすめです。
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メインのお庭なので日当たりもよく、大きく広がる植物や植え替えの多い一年草も育てられます。こちらのお庭は、デッキからでも植栽の様子が分かり、家族みんなで楽しめますね。
- アプローチ・門まわりこそ初めての方向け
門まわりやアプローチは毎日通る場所。スペースも大きくなりすぎず、毎日通るついでにチェックやお世話ができます。 挫折しないためには「これぐらいなら!」と思える広さが大事です。
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袖壁に曲線を使っているため、花壇も丸いシルエットに。花壇は2段にして、上段には庭木、下段には季節の花を植えられています。植え替える手間も少なく、一年を通して楽しめる花壇ですね!
- 小さな隙間や目地にも緑を使って
駐車スペースとお庭や建物が隣り合う場合は、仕切りとして花壇を作るのもおすすめ。草花や樹木が柔らかい間仕切りとなります。また目地や小さなスペースにも緑が入ると、他の植栽スペースとの一体感が生まれます。
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こちらの事例では駐車スペースと建物、道路と玄関まわりに間仕切りとして植栽帯を使っています。土留めを花壇に利用しているところもポイントですね。建物を囲む緑が涼し気です。
- 目隠しをしたい場所へ樹木を増やす
手間をかけるガーデニング用の花壇とは別に、緑を増やしたいのであれば庭木という選択肢も。窓や玄関の近くに植える高めの木は、目隠し効果も期待できます。剪定や開花期、落ち葉など樹木ならではの特徴に配慮が必要です。
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道路に面した掃き出し窓はカーテンやブラインドを開けられなくなってしまいますが、背の高い庭木を植えることで自然な目隠しとなっています 。木漏れ日が入る窓の景色も美しいですよ。
- 菜園スペースは動線や作業しやすさにこだわる
プランターガーデンから一歩進んだ野菜作りにチャレンジしたい方へおすすめの菜園スペース。花壇と大きく違う点は、広さと動線です。料理に使うことを考え、勝手口・ウッドデッキのまわりなど室内と行き来しやすい場所へのレイアウトがおすすめです。
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中央に園路を設けて行き来のしやすさにもこだわっていますね。野菜作りは土を耕したり支柱を立てたりといった作業があるので、菜園内の高さも地面と同じにすると動きやすいですよ。
花壇をお庭に取り入れるときは、「管理できる広さ」をまずは考えてみるのがポイント。その上で、草むしりをしなくていいように植栽スペース以外は舗装したり、お手入れをしやすいように生活動線の近くに花壇を配置したお庭づくりを目指してみましょう。