長く楽しめる冬のカラーリーフ・葉ボタン
和風のイメージが強い葉ボタンですが、最近は園芸用のミニサイズや個性的な品種も出てきました。冬の寄せ植えにいかがでしょうか?
こんにちは、ガーデンプラスの中川です。
街はクリスマスのイルミネーションがきらきらしていますが、年賀状の販売や大掃除用グッズの特集など、あちこちで年末年始の気配を感じられるようになってきましたね。帰省やご来客の準備にとりかかられている方も多いのではないでしょうか?
本日はクリスマスシーズンからお正月はもちろん、春先まで楽しめる冬の代表的なカラーリーフ・葉ボタンをご紹介いたします。
昔から馴染みのある種類で、大株で和風のイメージがありますが、最近では洋風の寄せ植え向きの園芸品種も多く作られています。日本の気候に合った品種なので育てやすいのも魅力です。ぜひ冬の寄せ植えにお使いください。
かたちや色も様々な葉ボタン
葉ボタンは見た目通りキャベツの仲間。日本には食用として入ってきましたが、観賞用として明治の頃から日本で品種改良が進みました。その名の通り、牡丹の花びらのように色づいた葉が何枚もしっかり重なる姿はまさに葉っぱで牡丹を表現したようですね。
葉ボタンの品種は、葉っぱが丸い「丸葉系」、葉の縁がウェーブのように波打つ「ちりめん系」、葉に深い切れ込みが入る「さんご系」の3系統に大きく分けられます。また、丸葉系は、江戸自体から作られてきた「東京丸葉系」と、戦後大阪で作られた葉が波打つ「大阪丸葉系」の2つに分類されます。
門松やお正月飾りに使われるときには、大株のイメージですが、最近は寄せ植え用にミニ葉ボタンと呼ばれるような矮性(あまり大きくならない)の品種や、1株に複数の花がつく品種もあります。また逆に背の高い葉ボタンもあり、寄せ植えの中央やブーケにアレンジしやすいです。
お正月が終わると売り場から姿を消していく葉ボタンですが、実は多年草の扱い。気温が低い冬の間は背の低い葉のままですが、温かくなってくると菜の花のようにぐんと背を伸ばしてタワー型に伸びます。こうなると葉ボタンの印象はなくなってきますが、背の高い春の花としても見ごたえがありますね。
花の時期を過ぎると枝を分岐させながら夏を越します。枝はくねくねと曲がったり曲線になることが多く、そのひとつひとつの枝の先にまた葉ボタンをつけるので、「踊り葉ボタン」と呼ばれます。
小さな品種のミニ葉ボタンによって、花の代わりに冬の花壇を彩ることができるようになりました。皆さんもぜひ花壇に取り入れてみてください。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。購入した葉ボタンはリースプランターに仕立ててみようと思っております!
ガーデンプラス本部 担当:中川知春
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