運動大好きなパピヨン!お庭での遊び方を紹介
華奢な体つきながらスタミナがあり、運動欲求が高いパピヨン。日々のお散歩に加えて、一緒にお庭遊びも楽しみませんか?

優美な佇まいが特徴的で、超小型犬の中でも人気の高いパピヨン。血統書を発行しているジャパンケネルクラブによると、2022年には4,012頭が登録されており、日本で15番目に多く飼われている犬種です。(≫2022年 犬種別犬籍登録頭数)
平均体重は4〜5kg程度で超小型犬に分類されるため、パピヨンと暮らしている方は、まず室内環境を整えていることと思います。
一方で、遊びが好きで元気に走り回ることが多いパピヨン。ときには屋外で思い切り遊ぶことが、ストレス解消や健康維持にも繋がります。パピヨンが安心して遊べるお庭づくりが、お家をより一層楽しい空間にしてくれるでしょう。
そこでこの記事では、パピヨンの特徴を踏まえて、お庭で楽しめる遊びを中心にご紹介していきます。
華奢な体つきながら活発なパピヨン
被毛が長く、気品に満ちた独特の美しさをもつパピヨン。パピヨンとはフランス語で「蝶」を意味し、その名の通り蝶のように広がった耳が特徴的です。ちなみに、パピヨンの一種で耳が垂れている「ファレーヌ」という犬種もいます。
そんなパピヨンは、スペイン原産のスパニエルの血を引く犬種で、長い歴史があります。フランスとベルギーがパピヨンの発祥地で、15〜16世紀頃に誕生したと考えられていますが、特にフランスの上流階級の人々から寵愛を受けていました。こうした背景から、ジャパンケネルクラブでは家庭で一緒に過ごす「愛玩犬」に分類されています。
穏やかで我慢強く、賢いことも特徴のパピヨン。陽気で人懐っこい性格をしていますが、やや神経質な一面もあります。また、子犬の頃から甘やかしていると、わがままで攻撃的な面が顕著に現れるケースも。すると、無駄吠えが多くなったり、飼い主さんの言うことを聞かなくなったりもします。そのため「しつけはしっかりと、遊びは優しく」などメリハリをもって接することが大切です。
運動好きなパピヨンにはお庭遊びもおすすめ!
パピヨンの散歩は1日2回各20分程度が目安で、多くの運動量を必要とはしません。一方で骨が弱いという体質もあります。骨折を防ぐためには筋肉をしっかりとつけて、体重を増やしすぎないことが大切です。華奢な体つきながらスタミナがあり、遊び好きで元気に走り回るパピヨンのために、生活のなかで遊びを通じた運動も取り入れてあげましょう。
遊ぶ際の注意点として、パピヨンは一見長い毛をもっていますが、被毛はシングルコートで寒さに弱いため、気温に応じて服を着せるなどの対策が必要です。そのほか、お庭の舗装材を天然芝や人工芝、ゴムチップなど柔らかい素材にして、足腰への負担を軽減させるといった工夫も大切。吠えやすいわんちゃんの場合には、お庭の周りを目隠しフェンスなどで囲い、安心できる環境を作ってあげると良いです。
では、パピヨンと一緒に楽しめるお庭遊びをご紹介します。
パピヨンと一緒に楽しめるお庭遊び
・ボール遊び
フェンス設置など脱走防止対策をしていれば、ボール一つで十分遊ぶことができます。
誤飲の危険がある小さなサイズのボールではなく、愛犬がくわえられる以上のサイズを選びましょう。また、わんちゃんにボールを与えて後は自由に遊ばせる、という遊び方をすると、誤飲や怪我の危険があります。愛犬に寂しい思いをさせないためにも、「よくできたね」とコミュニケーションを取りながらボール遊びを楽しみましょう。
さらに、ボールを取りに行った先で、夢中になって物に飛び乗ることも考えられます。ジャンプは足腰に負担がかかるため、パピヨンが過ごすお庭では、できる限りよじ登れる場所や段差をなくすよう心掛けることが大切です。
・ノーズワーク
ノーズワークは、賢いパピヨンとのお庭遊びにぴったりです。嗅覚を使ったゲームで、ドッグスポーツとして世界的な人気があり、子犬からシニア犬まで無理なく楽しむことができます。
似ているゲームとして、犬が興味をもつ匂いを探してもらう「おやつ探し」などがありますが、ノーズワークは、本来犬が興味をもたないユーカリやローリエといったアロマ臭が付いた布などを見つけてもらうゲームです。見つけられたらご褒美のおやつをあげるなどして、愛犬に「ノーズワークは楽しい!」と思ってもらうことが大切となります。
室内でも楽しめるノーズワークは、お庭で行うことで、日光を浴び、土や空気の匂いも楽しみ、室内よりも広く動き回れるなど、犬がもつ欲求をより満たすことに繋がるのです。ノーズワークはハードルが高いかも、と思われる飼い主さんは、まずはおやつ探しをお庭で楽しんでみてはいかがでしょうか。
・自宅ドッグラン
パピヨンは運動欲求が高い犬種のため、ときには存分に外を走り回らせてあげたいところ。公園のドッグランなどに行くのもいいですが、自宅ドッグランを設置することで、より手軽に愛犬に運動させてあげられます。
自宅ドッグランでは、フェンス設置に加えてお庭の舗装も大切です。天然芝や人工芝、ゴムチップなど柔らかい素材で舗装しておくと、足腰への負担が軽減されるためより安心して遊べます。
まとめ
室内だけでなくお庭でも遊べるようになれば、わんちゃんはこれまで以上に楽しく過ごせるのではないでしょうか。パピヨンは見た目以上にスタミナがありますが、体への負担を考えて運動させすぎないように注意が必要です。お庭で楽しく遊んだ日は、散歩時間を少し減らしてあげるなど工夫しましょう。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。ガーデニングも楽しみつつ、愛犬とも遊べるお庭づくりをお手伝いさせていただきます。お気軽にご相談ください。
この記事の監修者:DogHuugy
お泊り予約サイト「DogHuggy」や犬とのライフスタイルマガジン
「DogHuggy Magazine」の運営を担当する犬のプロが記事監修を行っています。
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