エンシェントブリック仕上げの魅力とは？グレーの塗り壁門柱が魅せる新築外構

こんにちは！仙台店の下舘です。

新緑の季節から花々が咲き始める季節に移り始めましたね。
日中の気温も暑すぎず寒すぎず、最も過ごしやすい季節ではないかと思います。
お庭のほうも雑草が生育期に入りました。
なんとかしなきゃと考える方も多いかと思います。
そんな時はガーデンプラスが皆様のお手伝いをしますよ♪

今回は、塗装門柱を中心とした新築外構の施工事例をご紹介します！
塗り壁門柱の仕上げ方法のひとつ「エンシェントブリック仕上げ」の魅力や、素材の選び方なども解説していますので、これから門まわりの外構をご検討の方はぜひ参考にしてみてください。

現調時の画像がこちら。
まだ建築中のタイミングでしたが、お客様から以下のようなご希望をいただいていました。

・駐車スペース：2台 + 予備1台
・宅配BOX付きの塗装門柱
・シンボルツリーと人工芝を取り入れた緑のある空間
・夜の演出としてライティングも取り入れたい

と、このような事でした。
ヒアリングをしながら頭の中でおおよそのゾーニングイメージを作ってみます。
この後初期プランを作成し、さらに打合せをしていきました！

こちらは工事の途中段階です。

門柱と駐車スペースは下地段階です。

玄関前のアプローチと中央には、東洋工業の「フラグペイブ」という平板を敷き、玄関まわりにリズム感を与えるデザインに仕上げています。

また、リビング前の掃き出し窓部分には、ウッドデッキの基礎となる束石を設置。このように、見えない部分から丁寧に仕上げていくことで、完成時の品質に大きく影響します。

ちなみに、外構工事の際に注意したいのがエアコンの室外機。今回は、地面ではなく建物基礎に架台を設けることで、外構工事との干渉を避けることができました。

ハウスメーカーによっては、このような設置が難しい場合もあるので事前にハウスメーカー側に相談しておくとよいと思います。

完成後の正面からのエントランスです。

主役となる門柱は、グレーの塗り壁仕様に。落ち着いた印象ながら、家全体に上品な雰囲気を与えてくれます。ユニソンの埋め込み型宅配BOXとカメラ付きインターホンを取り付けました。カメラの向きを道路側に配置することで、防犯対策にもつながります。
この門柱の塗装仕上げには「エンシェントブリック仕上げ」を採用しました。プレーンで滑らかな表情の中にも、骨材（パラミックス）を混ぜることで程よい粗さが加わり、手仕事ならではの温かみが感じられます。洋風にも和モダンにも馴染む仕上がりで、仙台店でも人気のスタイルです。

他の仕上げ方法として、くし引きや扇仕上、スパニッシュやローラー仕上げがあります。

また、右側にはオリーブを植え、信州志賀石で縁取り。アプローチは少しクランクにして、玄関正面にスリットフェンスを立てて視線を和らげる工夫もしています。
こうすることでワンクッション的な視覚妨げ効果を狙っています。

エンシェントブリック仕上げの最大の魅力は、「光の演出」との相性の良さです。

今回は、門柱を「タカショー　オルテックライト」で照らすことで、日中とは違う立体感と陰影が浮かび上がります。

「塗り壁門柱ってどれも似たような仕上がりでは？」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこのエンシェントブリック仕上げのように、骨材が混ざっていることで、光を受けて質感が浮かび上がるタイプの塗装は、夜間の表情にさらなる幻想的な雰囲気を作り出してくれます。

また、塗り壁の色をグレー系にすることで、植栽の緑や石材とのバランスも良くなり、よりナチュラルかつ落ち着いた印象をつくることができますよ。

駐車場のコンクリート打設とデッキ・物置工事が終わり、最終段階の人工芝工事になります。
人工芝は「ユニオンビズ　メモリーターフ」です。

不陸整正を丁寧に行い、防草シートを敷いていきます。
予備の駐車スペースは、タイヤ幅でコンクリート打設をしました。
奥に設置した物置は目隠しの効果にもなっています。

駐車場スペースは、来客用を含めた3台分を確保し、コンクリート打設で機能性を高めています。
一部はお庭としても使えるよう、タイヤの通る部分だけをコンクリートで仕上げる“轍（わだち）仕様”に。駐車場と庭を両立させた、実用的なデザインです。

また、人工芝は、下地作りをしっかり行う事で出来栄えが全く違ってきます。
今回も美しい人工芝が完成しました！

右側には、アオダモ株立ちを植えました。
夜間はライトアップされ壁面にシルエットが浮かび上がります。
デッキはステップの段床部分を広くとることにより動線が自在になるようにしてあります。

これでお庭の完成です！

いかがでしたでしょうか？

今回は、新築外構におけるグレーの塗り壁門柱とエンシェントブリック仕上げを活かした施工事例をご紹介しました。門柱まわりのデザインに迷っている方には、「色」と「仕上げ方」で印象が大きく変わることを感じていただけたかと思います。

今後、門柱やエントランスまわりの外構リフォーム・新築外構をご検討中の方は、今回の事例を参考にしていただければ幸いです。
それでは、また♪