住み心地の良さを追求した新築外構工事

こんにちは。ガーデンプラス船橋の本多です。

今回は新築外構工事をご紹介させていただきます。新築ですが、もともと住んでらっしゃったお宅の建て替えでしたので、住んでいた時の不便さやお困りごとを解消するために改善策をプランに盛り込みました。お客様からのご要望がこちらです。

・駐車スペースと犬走りは土間コンクリートにしたい

・玄関からアプローチまでの距離が無いので、スライド門扉にしたい

・犬を飼っているので、飛び出してしまわないように外構をセミクローズスタイルにしたい

・敷地前の道路が狭く建て替え前からよくぶつけられてしまっていたので、ぶつけられないための対策をして欲しい

こちらのお客様のご要望に応えられるように、外構プランを立てました。まずは施工前の外構の様子からご覧ください。

新築時に外構でハウスメーカーが施工したのは玄関ポーチのみですので、他は土の状態です。お車の轍が水はけの悪さを物語っていますね。さらに掃き出し窓の前には室外機や給湯器などが集まっていて、雑然とした印象でした。

こちらが施工前の玄関まわりです。

飼っているワンちゃんのためにセミクローズをご希望でしたが道路との距離が近いため、お客様のご要望の通りスライド門扉の設置が最善策ですね。

そしてこちらがお客様のお悩みの種である、接触事故の多い箇所。

お写真の右手にある角の部分に、今まで幾度も車をぶつけられてしまいました。道路の幅が狭く、こちらの角を曲がる時にぶつかってしまうようです。そこでお客様がご希望されるセミクローズスタイルを叶えつつ、車にぶつけられて建造物が壊されないようなプランを立てました。

こちらが施工後の駐車スペースです。

土間コンクリートを打設しましたが、インターロッキングブロックを使った目地で大きな平板を敷き詰めたようなデザインにして、空間にゆとりを感じられる仕上がりにしています。横からのお写真で分かりにくいですが、施工前は生活感を感じさせるもとになっていた室外機や給湯器も、コンクリートの色味に同化して目立たなくなりました。建物まわりや駐車スペースの一部にはセミクローズにするためのフェンスを設けましたが、玄関側の犬走りを通ってワンちゃんがオープンになっている駐車スペースに出られないようにフェンスで塞いであります。

お車を出し入れしやすいようにオープンにしましたが、不審者の侵入を抑止するために収納式のチェーンポールを設置しました。赤い矢印で示している小さな突起物が収納した状態のチェーンポールです。このように収納式なら入出庫の際も邪魔にならず、必要に応じてクローズに出来るので便利ですね。

そして玄関ポーチだけが設置されていた玄関まわりはこのようになりました。

扉の向こう側が見えるスリット入りのスライド門扉で、圧迫感のない仕上がりにしました。機能門柱はコンパクトなポールタイプで、玄関への動線を確保しつつしっかり存在感を発揮しています。門扉やフェンス、機能門柱を同じ色合いにしたのでまとまりがあり、すっきりと収まりました。

フェンスや門扉の内側は、建物をぐるりと囲うように土間コンクリートを打設しました。ワンちゃんが走り回っても足が汚れず、雑草も生えてこないので一石二鳥ですね。しかも、外周にメッシュフェンスを張り巡らせたので、道路にワンちゃんが急に飛び出す心配もありません。

今回は外周フェンスとしてメッシュフェンスを使いました。大きな窓が道路に面していて通行人やご近所の視線が気になる場合は目隠しフェンスが有効ですが、道路との距離が近いので目隠しフェンスをつけると日陰ができやすくカビや苔が生える原因にもなることもあります。目隠しフェンスよりもメッシュフェンスの方が費用の面でも抑えられ、今回は使うフェンスの枚数も多いことから、メッシュフェンスを使いました。

そしてお客様が最もお悩みだった車にぶつけられてしまう角の部分には、H形鋼を立ててその上から黄色の反射テープを貼りました。

強度の高いH形鋼なら接触の際の衝撃で壊れてしまうこともなく、反射テープが視界の悪い夜間も構造物があることを知らせてくれるので、お客様のお宅に被害が及ぶこともなくなると思います。車の接触事故は見かけただけでもヒヤッとするのに、その多発ポイントが自宅の前では安心できません。これからはH形鋼がフェンスを守ってくれるので、安心してお過ごしくださいね。今回はお住まいの建て替えのタイミングで対策をしましたが、もちろんリフォームでの対策も可能です。お庭のことでお悩み事があれば、お気軽にご相談ください。