外構に取り入れたい天然石の魅力

こんにちは。ガーデンプラス姫路の井内です。

天然石はアクセサリーやインテリアとしても根強い人気がありますが、外構においても例外ではありません。石の形状や色合いなど、活用方法によって様々な魅力を引き出すことができます。

ご紹介するこちらのお宅はアプローチ脇の空間に、アクセントとして白い乱形石を使いました。様々な石を割って貼り合わせる乱形石は、並べ方のセンスと貼り合わせの際の目地の綺麗さが仕上がりを左右するので、職人の腕の見せどころでもあります。慎重に作業を進めていき、ホワイトベースの石の濃淡や大きさのバランスがとれてとても美しく仕上がりました。

こちらがファサードです。

写真では遠くて見えにくいのですが、駐車スペースに施された土間コンクリートの目地にも石を使いました。優しい色味の砂利を入れたので、表情が柔らかく仕上がっています。このように無機質なコンクリートにも石の色味をプラスすることによって、印象を変えることができますよ。

それでは今回は外構にぜひ取り入れていただきたい、石の活用方法についてご紹介いたします。

こちらは先ほどのお宅にも使われている乱形石です。

色が違うだけで印象が変わりますね。イエローベースの乱形石の持つ魅力は華やかさ。様々な石目と明るい色味で、空間がパッと華やぎます。少し値が張りますが、アプローチなど目立つところにポイントを絞って用いるだけで、外構に高級感を演出できます。

こちらも同じく乱形石ですが、トーンを落としただけで重厚で力強い印象になりました。あえて残した石目がダイナミックです。大人の落ち着きと高級感のあるダークトーンの乱形石は、和洋どちらの外構にも合いますよ。

こちらの花壇に用いられた石はピンコロ石です。

正方形に形成されたピンコロ石は、花壇の縁取りや土間コンクリートの目地材、土留めなど様々な活用方法があります。天然石ならではの趣を残しつつも、キューブ状でかわいらしさも感じられます。ブラウン調ならナチュラルに優しく、ブラックやダークな色味なら重厚に仕上がりますよ。

フェンスの基礎として設けられた腰壁も天然石が活用できます。

割り加工した石材を貼り合わせて1枚のパネルとして作られたものを、基礎として使ったコンクリートブロックの上に貼って仕上げました。ダイナミックな石肌からは格調高さが感じられます。こちらは貼材ですので、腰壁だけでなく門柱にもお使いいただけます。アンティーク感や高級感も漂い、外構のアクセントとしてもピッタリですね。

土間コンクリートに設けられる目地は、砂利で意匠性を持たせるのにおすすめです。

先ほどのお宅では柔らかな色味の砂利を使いましたが、丸みを帯びた玉砂利はまた違った表情を楽しむことができます。目地材では味気ない土間コンクリートも、丸みを帯びた玉砂利なら一味違った個性あふれる印象になります。

このように天然石を使うことで、高級感や個性の感じられる外構が出来上がります。天然石に見せた二次製品も発売されていますが、やっぱり独特の風合いや石目は天然石ならでは。こだわりの外構に、天然石をぜひ取り入れてみてください。