毎日使うお車を快適に出し入れできる旗竿地の駐車スペース

こんにちは、ガーデンプラス姫路の井内です。

毎日、通勤やお子様の送り迎えにお車を使われる方には、駐車スペースの使い勝手はとても重要なポイントです。例えば、カーポートがあれば雨の日でも濡れずに乗り降りができますし、お子様が遊ぶお庭と隣り合う場合はフェンスを設置して、万が一の事故や飛び出しに備えることができます。エクステリアだけでなく、動線に配慮した土間コンクリートやブロック積みも重要で、特に変形地や旗竿地の敷地では、お庭の形状がお車の出し入れに干渉しないよう設計することを心掛けています。

今回は旗竿地の外構工事をご紹介します。駐車スペースをお住まい近くに配置するため、特にお車の動線に配慮して施工しました。
早速施工ポイントごとにご紹介いたします。

まずは道路境界からお住まいまでをご紹介します。旗竿地の場合はアプローチを駐車スペースに使われることもありますが、今回はお住まいのそばに駐車スペースをレイアウトしました。車が行き来しますので、アプローチには土間コンクリートを打設。ただ今回はかなりお庭の面積が広いため、出入口や轍部分のみに施工してコストダウンしています。砂利の方がより費用を抑えられますが、やはりフラットなコンクリートで舗装される方が、ハンドル操作もスムーズです。

こちらは玄関前の駐車スペース。いつも使われる2台分の駐車スペースをとるため、1台分分は主庭の前に、もう1台分は玄関前に停められるように設計しました。お荷物を降ろしたり、お子様たち連れで帰宅される際には、やはり玄関までの動線は短い方が便利ですね。

お写真の中で足元のコンクリートが曲線のシルエットを描いているのが分かりますでしょうか？これもアプローチと同様、お車の進行方向に配慮して、タイヤが通過する場所に沿って打設し、コンクリートの施工面積を必要分だけに抑えました。画面では見切れていますが、目地も曲線を使ったデザインにして、機能性だけでなく意匠性も持たせています。

玄関前ということでアプローチ代わりにベージュの飛び石を配置。また花壇は扇形と長方形の2つを、ピンコロ石を使って造作しました。長方形の方は家庭菜園にされるとのことです。今は砂利や石、コンクリートのみのお庭ですが、植栽が入ることでぐっと華やかになることでしょう。

こちらは施工後の主庭のお写真です。お庭には、人工芝「メモリーターフ」を敷設しました。踏んでも毛足がつぶれにくく、いつまでもクッション性の高い状態を維持できるということで人気の国産人工芝です。やや勾配をつけて排水にも配慮。また掃き出し窓の下には、お庭に出やすいようにタイル貼りのステップを施工しました。

お庭正面には木目調の樹脂フェンスを設置しました。樹脂フェンスのため凹凸まで木目が再現され、ナチュラルな雰囲気を演出します。人工芝と樹脂フェンスで、ローメンテナンスながら爽やかな緑や木の温もりを感じられるお庭になりました。

いかがでしたでしょうか？
旗竿地は長いアプローチが特徴的で、お庭の設計でどう使うかがポイント。今回は毎日使うお車の使いやすさを優先しつつも、コストダウンにも配慮しました。変形地や高低差のあるお庭も設計次第で駐車しやすい外構にすることは可能です。ぜひご相談くださいね。