大きなタイル貼りの塀で囲ったプライベートなお庭

こんにちは、ガーデンプラスの井内です。

今回のブログでは、先日完工いたしました新築のお住まいの外構工事をご紹介します。

出し入れしやすいオープンな駐車スペースとは対照的に、プライベートなお庭は大きな塀で囲ってクローズにしました。

高い塀は安心感がありますが、コンクリートブロックのみですとデザイン性に乏しく圧迫感があります。

そこで、照明やタイルを組み合わせた高級感のあるブロック塀に仕上げました。

早速施工前のお庭からご紹介いたします。

敷地の前は歩道と道路が通り交通量は多いです。道の向かいはマンションが建ってます。

お客様のご要望

・庭で家族団らんのバーベキューをしたい。

・子供と一緒にサッカーをしたい。

・道路からの視線を気にならないようにしたい

・塀は照明でライトアップをしたい。

・車は2台駐車したい。

・駐車スペースも照明をつけたい。

・シンプルな外構にしたい。

こちらはご提案したプランのパース図です。

視線の多さ・交通量の多さに配慮し、しっかりプライベートスペースを確保できるお庭を造らせていただきました。

それでは施工後のお写真をご紹介します。

まずファサードの半分を占めるお庭スペースを囲ったきな塀からご紹介いたします。

門柱兼用のスタイリッシュな塀に仕上げました。

ブロック塀の高さは1800mm、幅も大きいため内側には控え壁を施工しています。

ブロック塀の上には、美しさと強靭さを兼ね備えた高級感あふれるハイセンスなタカショーの「セラレバンテ」というタイルを貼って化粧しました。

そしてアクセントとなっているのが黒い帯。インターホン、表札（プライバシー保護のため、写真では消しております）をつけています。

黒帯の正体は既製品の金属ではなく、天然石の黒御影石です。金属とは違った高級感があります。表札は金属の浮かし文字で加工したものを設置しました。

黒帯の上には照明、下には埋め込みポストをつけています。

これだけ大きな塀ですと、タイル貼門柱といえど平坦なデザインになりがちですが、御影石の帯が効いていますね。

塀の足元にはスタイリッシュな植栽のコルジリネ・レッドスターを植えています。その周りは防草シートを敷き、ロックガーデンにすることで、タイル塀にリゾートの雰囲気を作っています。

夕暮れの写真です。照明の光が昼間とは違ったスタイリッシュで素敵な雰囲気を演出しています。
照明器具はタカショーのローボルト器具を使っています。実は門灯として表札の上につけることが多いウォールライトを採用したのですが、複数つけても素敵な印象ですね。省エネで感電の心配も少ないので、エクステリア用ライトとして人気です。
また夜間にお住まいの灯りをつけていても、外部からは掃出し窓の存在はわかりますが、内部についてはプライベートゾーンがしっかり保たれています。

駐車スペース側のコンクリートに接する塀の部分は、コンクリートの伸縮影響があるためスリットを設けて砂利を敷きました。

こちらがお庭内部のお写真です。

掃出し窓から撮影させていただきました。夕暮れ時でライトアップしています。

塀に貼ったタイルのおかげで、道路や駐車スペースに接していながらもかなりの遮音効果がありました。お庭の中にいるときは、塀の向こうの道路や歩道の存在はほとんど感じられず、心地よいプライベートゾーンが保たれています。

庭には家庭菜園用のスペースと物置、床はやわらかい姫高麗天然芝を全面張りました。お子様とサッカーを楽しめますね。

また塀と高さを揃えて門扉を取り付けました。すぐ向こうは駐車スペースなので、お車とお庭を気軽に行き来することができます。BBQをする際にも食料や飲み物をお車からそのまま持ってこれますよ。
また塀の内側にも照明器具をつけることによりリゾート感を演出。芝の上で机といすを並べて、夕涼みを楽しめそうです。

駐車スペース側にもポールタイプの照明器具をつけています。

ポールの高さが隣地ブロック塀より高くなるので、隣地に配慮して遮光できる器具を選びました。柱に接している面は遮光されているので、お隣からではあまり明るさを感じません。

照明をつけることで昼間とは違った温かみあるシンプルでスタイリッシュな外構が出来ました。

駐車スペースも2台分確保できています。

いかがでしたでしょうか？

道路や集合住宅に接するお庭は、プライベートスペースの確保が重要な課題になります。大きな目隠しでもデザインにこだわって、お庭時間を楽しめる居心地の良い空間をつくりましょう！