敷地に奥行きのある駐車スペースとナチュラルテイストの門まわり

こんにちは、ガーデンプラス久喜の石上です。
本日はナチュラルテイストの新築外構をご紹介いたします。

こちらのお宅の特徴は、L字型の敷地です。ちょっとイメージしづらいと思いますので、お客様のご提案資料として作成いたしました平面図を、まずはご覧ください。

左上が敷地の平面図なのですが、建物の周りの外構スペースとは別に独立した奥行きの長い敷地があるのが分かりますでしょうか？建物とは少し離れていますが、広さがあるのでこちらを駐車スペースとすることにしました。

またファサードは、通常、門まわりに隣接して駐車スペースを設ける場合が多いのですが、今回はお庭として使えるよう花壇の施工をご提案いたしました。

早速施工後のお庭をご紹介いたします。

こちらが施工後の駐車スペースです。広い面積でしたので、２～３台分のお車スペースを確保することができました。全てコンクリートにしてしまうとかなりのコストがかかってしまうので、タイヤが移動するラインのみコンクリートとして、他は砂利を敷設しています。ライン状にコンクリート舗装するといっても、あまりに面が狭いと慎重に運転しならなければならなくなってしまうので、かなり広めに打設して、車幅の違うお車も停めやすいように配慮しました。

またもう一つ、奥行きのある駐車スペースならではの工夫をしました。
通常駐車スペースは排水のために側溝やスリットに向かって勾配をとるのですが、これほど奥行きがある場合は、奥のスペースに溜まる雨水を道路まで勾配で流してくるのは難しくなります。そのため、コンクリートの天端をかまぼこ型にして（とは言ってもタイヤが乗り上げても気づかない程度です）、雨水を周囲の砂利敷き部に吸収させるように設計しました。これで雨の日も安心してご利用いただけます。

こちらはお住まいの顔となる門まわり。存在感のある木目調の大きな門柱は、YKKAP社の「ルシアスウォール」です。様々なバリエーションがありますが、今回はナチュラルテイストのテーマに合わせて、フレームまで木目調のタイプをセレクト。レトロなマリンランプやポストとも相性よくまとまりました。

アプローチはポーチ階段に合わせたカラートーンのブロックでインターロッキング舗装に。使ったアイテムは東洋工業社の「ガンデブリック」で、インド砂岩の質感を再現したコンクリート製ブロックです。いくつかの色やサイズをランダムに組み合わせて、フラットな面に複雑な意匠性を持たせました。お写真では施工後に水で清掃したので濡れて色が濃く見えますが、乾くとまた少し風合いが変わって、天候によって異なる表情を楽しんでいただけます。

こちらは前庭のブロック塀沿いに施工した花壇です。ピンコロ石で囲い、細いボーダー花壇を作りました。早速お客様がセンスよく植栽してくださっています。

こちらは門柱の足元です。設置したポストが前入れ前取り出しタイプですので、動線上にコンクリート製の枕木を設置したのですが、その枕木と門柱の間の小さなスペースも、既設の花やカラーリーフを彩りよく植えてくださいました。やはり植栽が入ると、ナチュラルテイストのお庭が活き活きとしますね。少しずつ多品種を寄せ植えしているところも、自然な雰囲気を演出してくれているように思います。

他にもまだお庭には土のままの場所がありますので、何を植えていただけるのかなあと私もとても楽しみにしています！理想のお庭が完成したらまたぜひ教えてくださいね。

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