自然石や曲線を取り入れたアプローチ・駐車スペースのデザイン

皆さんこんにちは。ガーデンプラス熊本中央店の坂本です。

今回ご紹介する施工事例は、駐車場　アプローチの床のデザインにつきましてご案内します。通常、車が出入りするスペースは機能性を重視して床の仕様をコンクリートまたはアスファルトにするのが一般的です。広いスペースであればある程、全体が無機質な仕上がりになるので、何かアクセントを加えて変化を見せることも外構工事のご提案には欠かせません。

この施工事例はお客様からのご要望を検討し、曲線をテーマにしてデザインを行いました。デザインに使用した素材は、天然物の自然石です。

先ず専用通路と敷地入口（延長約13m）を区割りするため、直線で御影石のピンコロ（90×90mm）を並べて区切りました。

また玄関ポーチから敷地入口にかけてはアプローチとなるように末広がりの曲線でピンコロ石を縁取りしました。

こちらが完成したアプローチです。内側はコンクリート打設後に乱形の自然石を貼り込んでいます。乱形の自然石は、1枚1枚それぞれに色や形の表情が違いますが、今回は大きく分けてイエロー系・ホワイト系・ピンク系の色を使用し、使用割合を1：1：2として混色で施工しました。駐車スペースの土間コンクリート打設後にも、乱形石をポイントごとに埋め込み、アクセントデザインとしています。

また、玄関ポーチ横に花壇を設置しました。縁取りは同じく御影ピンコロ石ですが、高さを出すために90×180mmの二丁掛けサイズを縦使いに使用して、モルタルで固定しています。

その他の工事として、玄関ポーチにステップを1段追加して昇りやすい階段にしました。

駐車スペース全体に同じく御影ピンコロ石で曲線を描きました。

このあとコンクリートを打設して完成です。

完成した駐車スペースです。目地や乱形石によってアプローチとのつながりも感じられます。

また、駐車場にはカーポート2台用を設置しました。リクシル「カーポートSC 60-57  ロング柱H25」です。高額にはなりますが、フラット型でシャープさが特徴のある個性的でお洒落なデザインです。

屋根材にはダウンライトの照明を6箇所設置しました。一枚板タイプの屋根や折板屋根は下が暗くなりやすいので、こうした照明を組み込むと安心です。追加で人感センサーを付けられますので、省エネや防犯対策にもつながります。

また、大型の物置もご希望がありまして、イナバ製「フォルタ　プラス　FP-4422HT　一般型　扉タイプ」を駐車スペース奥に設置しました。

内部に断熱材を装備した物置で、収納以外でも室内で多目的な利用が出来る商品です。

今回の工事は、駐車場　アプローチの全体面積は約94㎡程度になります。

コンクリートをベースとしましたが、区画割りやデザインに使った御影ピンコロ石は総数約540個、乱形の自然石を約17㎡程度使用しました。自然素材の良さが出て、お客様もご満足のご様子でした。

以上、今回の施工事例のご紹介でした。皆様もご参考にされては如何でしょうか？