アプローチ・駐車スペースの平板を使った敷石施工

皆さんこんにちは。ガーデンプラス熊本中央店の坂本です。

今回ご紹介する施工事例は、アプローチや駐車場にアクセントとして使用できる敷石施工です。通常インターロッキング舗装に使用する平板を、天然石を貼るようにコンクリートで固定して（敷石施工）耐久性を高めてました。

早速完成した敷石施工部分をご覧ください。

使用製品は東洋工業の「プラグペイブ」というコンクリート製品になります。天然石のような味わい深さとナチュラルな質感が施された平板で、600×300mm・厚40mmのサイズを中心に、目地が直線にならないよう組み合わせて配置しました（端には300×300mmを入れました）。車両などの荷重がかかっても大丈夫な施工が求められますので、平板の下地材はコンクリート施工になります。

駐車スペースは土間コンクリート舗装していますが、こちらは敷石前に作業しました。敷石の仕上がり高さを想定し、掘削後にクラッシャーランを転圧してワイヤーメッシュ入れたコンクリートを打設。コンクリート養生期間を十分に見てから平板の施工に入ります。

今回の施工場所は、アプローチ全体と連続する駐車場の道路沿いの間口全体になります。建物と道路が並行でないため、駐車スペースの間口が斜めになっており、接道部分は平板をカットしながらの作業となりました。少し手間がかかりましたが、デザイン的にはマッチして良い仕上がりになっていると思います。お客様にもとてもご満足いただけました。

アプローチや駐車場に使用可能な素材は色々ありますが、条件としては荷重に耐えられる素材と下地施工が重要になります。石張りなど自然素材の製品も良いと思いますが、今回のコンクリート製品も様々な製品がありますので、皆様もご検討されては如何でしょうか？

その他の施工として、アプローチ沿いに門柱と花壇を設けました。門柱はブロックを積んだあと、モルタル下地を塗り、塗装で仕上げています。一部ボーダー調の自然石をアクセントとして貼り込みました。仕上げの塗装は四国化成の「パレットHG」を使用。 左官による下塗り後、上塗りはコテによるランダムデザイン仕上げになります。また表札灯を設置して夜間は上から門柱を照らします。

アプローチ沿いの花壇は黒色のピンコロ石で縁取りして、低木類の植栽を配置しました。門灯とは別に、ポール型のエントランスライトを1か所設置しています。

建物南側の掃き出し窓前に、ウッドデッキを設置しました。YKKAP「リウッドデッキ200　Tタイプ」で、サイズは間口1.5間（2651mm）で出幅6尺（1820mm）です。　ステップは「独立式リウッドステップ2型」を取り付けました。

ウッドデッキの横には、植栽と植栽用スポットライトを配置して夜間のライティングの演出をしています。細い縦スリットのような窓からの眺めも良いはずです。

足元は南側のお庭と駐車場との間に黒色のピンコロ二丁掛けで仕切りを設け、とても良いイメージに仕上がっています。

また、北側敷地から西側道路沿いの一部にかけて、道路からの目線隠しにフェンスを北側の一部から西側にかけて設置しました。設置したフェンスはYKKAP「ルシアスフェンスF04型　T100　木調カラー」になります。フェンスの基礎として化粧ブロックを既存擁壁の上に2段積み増していますが、犬走りの奥まで施工したことでお隣の塀の高さともぴったり合って統一感が出ました。

以上、施工事例をご紹介しました。