お庭を兼ねた縦列駐車スペース

皆さんこんにちは　ガーデンプラス熊本中央店の坂本です。

今回ご紹介するお庭は、南側敷地に縦列駐車場を配置した事例です。お庭スペースを兼ねているため、多目的に使えるようなプランをご提案いたしました。

建物南側敷地は、延長約17.5m程度長くスペースがありますが、巾があまりありません。玄関も南側に配置しているために、玄関アプローチと縦列駐車場を並行した配置になりました。

お施主様より狭くてもよいので、アプローチを特徴のあるものを提案して欲しいとのご要望がありました。道路から巾900mm　玄関前は600mmの巾で、敷石を配置したレイアウトをお勧めしました。

製品は東洋工業のプラーガペイブ（600×300、300×300、厚み60mm）を組み合わせて配置しました。車の通過する可能性があり強度を確保するために、下地をコンクリートとして打設後、養生期間を設けたうえで、敷砂を使いながら敷設しました。

並行した駐車場には、カーポートをご希望されましたので、1台用プラス自転車やバイクなどが置けるように奥行延長タイプをお勧めしました。製品はYKKAPの「エフルージュFIRST 600タイプ 奥行延長セット（J51・14-27 H24、奥行6484mm、間口2724mm）」で、屋根材は熱線遮断ポリカーボネートのアースブルー、マット調になります。

建物中央部分南側の掃き出し窓前に、タイルデッキを配置しました。300角タイル仕上げで、ステップはL型にレイアウトし、2方向から利用できるように配置しています。

タイルデッキの横に散水用の立水栓が設備されていましたが、排水用のパンが無かったため、自然石のピンコロ一丁掛け（90×90mm）を縁取りした排水設備をご提案しました。最寄りの排水管から接続し、目皿を取り付けて床はモルタル仕上げとしました。黒色のピンコロ石が隣のタイルデッキとマッチしています。手作りでコストもあまりかからず、お施主様にはご満足いただけました。

南側敷地の駐車場から西側の突きあたりまでは全てコンクリート仕上げとしています。コンクリートの割れ防止と区画割の目的として、目地を巾45mmとして定期的に地抜き施工として配置しました。

タイルデッキの正面には、カーポートの設置終点から目隠しフェンスを高さ1.8mで延長4m配置しました。製品はリクシルの「フェンスAB YS3型」です。2段支柱の独立柱を配置し、80cmのフェンスを上下2段取り付けして高さを持たせています。

西側突き当りには、物置を配置しています。製品は　イナバ「シンプリー　MJX-179DP　長物収納タイプ」を配置しています。据え付けは、コンクリート仕上げの上に、基礎ブロックを下地として転倒防止のため、オールアンカーのボルト固定を4箇所しっかりとコンクリートの床に固定しました。

このように縦長の南側敷地を利用目的に沿って、構造物の設置や製品の配置など合理的に行いました。

お施主様にはご満足をいただけました。皆様もご参考にされては如何でしょうか？