道路拡張工事も見据えたファサードプラン

こんにちは、ガーデンプラス滋賀栗東の松本です。
今回は新築のお住まいのファサード工事の施工をご紹介させていただきます。お客様は新築のお住まいを建てられ、境界のブロック工事やポストなど、一部の外構工事は施工済みの状態でした。

こちらが施工前のお写真です。駐車スペースやアプローチについては砂利のままの状態で、他社で見積を取られたものの予算面で折り合いがつかず困っていらっしゃいました。

そこで当店から、ご要望を踏まえた外構プランをご提案させていただいたところ、予算内に収めることができ、無事ご発注をいただくことができました。早速施工内容をご紹介いたします。

ポストと宅配ボックスは玄関前に既に設置されていたため、表札とインターホンだけのシンプルな機能門柱を設置しました。玄関ポーチの柱に沿って設置しましたので、駐車の際にも視界の邪魔になりません。

こちらは道路境界から玄関ポーチまで乱形石を貼ったアプローチです。天然石を使っているため、人工では出せない複雑な色のトーンと石目模様が浮かび上がり、複数枚を組み合わせることでモザイクのような美しさを演出してくれます。スリットに入れた同色系の砂利は、コンクリート打設面と乱形石の中間でバランスを取っているデザインです。

乱形石はアプローチや門まわりのアクセントとして人気ですが、石の色を変えることで雰囲気ががらりと変わります。施工面積がコンパクトでもとても華やかですので、リフォームなどでもご検討いただければと思います。

上のお写真はアプローチの始まり部分ですが、道路と直接つなげずに土間コンクリート部分を挟んでいます。こちらは今からご紹介する道路拡張工事に合わせて施工させていただきました。

こちらが施工後の駐車スペースです。実はお住まいの前の道路幅が狭く、将来的に道路幅を拡張する計画があるとのことで、それを見越した施工をご提案させていただきました。写真内の赤い線が、現在の道路境界のラインです。今後道路幅の拡張工事があると青い線まで敷地側に境界がセットバックされるとのことでした。上の乱形石のアプローチも、拡張後の道路境界ラインに合わせて貼っています。

道路工事業者が舗装工事をする場合、現状の土間コンクリートを解体し、アスファルトにやり替えとなります。道路側が解体されても敷地内はできるだけ状態が維持できるように、拡張後の境界には伸縮目地で区切りを入れています。

また敷地内に排水のためのU字溝が埋められていたのですが、ぎりぎりの高さで勾配をつけてコンクリートを打設しています。コンクリート自体には透水性がないため、勾配はとても大事なポイント。雨水桝やウォーターボックスなども高さのレベルを打設面に綺麗に合わせ、排水されつつお車も停めやすいフラットな駐車スペースにしました。

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