木のいのち
こんにちは。
ガーデンプラス神戸のニシモトです。
昨日のフジワラのブログで小さないのちの誕生に感動したので、今日はこんなタイトルにしました。
今朝、リニューアルした神戸北町店のお庭で、ヤマボウシの花が咲いているのを見つけました。
花が咲くのはうれしいものです。でも、花が咲いた!と喜んでばかりもいられないのです。このヤマボウシはちょっと弱っているのかもしれません!
一般に、家庭に植えるような植木というのは、まだ成長しきっていない子供の木のサイズが多いものです。植物は花を咲かせ、実やタネをつくって子孫を残します。でも、人間と同じように、子供が子孫を残すことはできないのが普通です。このヤマボウシは、自分の生命に危機を感じ、子孫を残さなければ!という本能がはたらいてたくさんの花を咲かせたの(かも)です。
ガーデンセンターなどに売られている柑橘類の苗木はたいてい実がゴロゴロついています。こんな小さな木でも実がなるんだ!と思って購入したところ、翌年からはまったく実をつけなくなった、ということがよくあります。
ガーデンセンターでは、実をつけて売るために、植木をいじめていじめて(おそらく水を最小限にしかやらないこと)、危機感から実をつけさせるのです。その仕打ち(?)に耐えて、見事お客様に買われた植木は、大切に育てられることですっかり安心して、もう実をつける必要がなくなる、というわけです。でもご心配なく。頑張って育てて、苗木から成長したら、またたくさんの実をつけてくれます。
ヤマボウシの話に戻りますが、ヤマボウシはなぜ弱ってしまったのでしょうか?
きっと植木やさんからこのガーデンプラス神戸北町店へお引っ越し(移植)したからです。人間と同じく、植木も環境の変化に敏感です。
移植後に急に葉を落としてしまう植木があるのも同じ理由です。自分が移植によって弱り、葉が多いと生き延びられない!と感じた植木は、自ら葉をふるい落とし、力を蓄えてからまた新しい葉を生み出すのです。
ですから、移植後の植木にはたっぷりお水(と愛情!)を与えて、落ち着くまではしっかり見守ってあげてください。
植物たちも必死で生きているのですね。いのちあるものですから、もちろん枯れてしまう場合もあります。でも植物たちはどんな環境でもきっと生きようとしています。弱った時にはSOSをだしているはずです。愛情をもって育てていれば、きっとそのSOSに気づいてあげられるはずです。
↑こんなこと言いつつ…。私もいろんな植物さんたちをたくさん枯らしてきました…。この場を借りて、ごめんなさい~
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