桜の種類
これからお花見シーズンですね。今回はお花見にお出かけの際に役に立つ、桜の品種の見分け方をご紹介します。
①ソメイヨシノ
東京の桜の開花の標本木ともされているソメイヨシノ。実は日本で見られる桜の約8割はソメイヨシノなんです。ソメイヨシノは江戸末期から明治時代にかけて作り出された品種で、桜の中の歴史では意外と浅いんです。ソメイヨシノは山桜の一種であるオオシマザクラとエドヒガンザクラの一種を交配させて作られた品種。現在日本に生息しているソメイヨシノは挿し木や接ぎ木などによって増やされたクローン。というのもソメイヨシノの種は発芽せず、交配すると相手の性質が強くでてしまうため、増やすためにこの手法がとられました。
そんな職人さんによる努力の結晶がこうして人々に愛される樹木になったんですね。ソメイヨシノの特徴は、淡いピンク色から白い花が枝いっぱいに咲き、一気に開花して一気に花を散らします。葉が出るのは花が散ってから。花が散った後に出た葉を見て、葉の裏側に毛のようなものが見えたらソメイヨシノです。
④桜の育て方のポイント
春の風物詩として人気の桜ですが、自宅のお庭での栽培も可能なんです。育てる場所やお手入れのポイントをご紹介します。
1 日当たりのよい場所を選びましょう。建物などの日陰になると花つきが悪くなります。
2 土壌の過湿や乾燥に弱いため、砂質の土壌や排水の良い土壌を選びましょう。
3 浅根症のため、踏み固められたりする場所は避けましょう。
4 「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」のことわざにもあるとおり、桜は剪定に弱いので、自然の樹形のまま育てましょう。ただし病気にかかった枝は細いうちに切り落としてください。
5 連作を嫌うので、前に桜が植えてあった場所は避けてください。植えたい場合は土壌消毒をして古い根を取り除き、客土してから植えましょう。
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見る人の心を癒してくれる桜の木。お庭のウッドデッキで桜を愛でる生活も素敵ですね。お庭のことならガーデンプラスにご相談ください。
ガーデンプラス本部 担当:中谷麻美
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