冬の夜のお庭を楽しむライティング術
日が短い冬の夜のお庭を楽しむためのライティング術をご紹介いたします!

こんにちは。ガーデンプラスの中谷です。
年末年始あたりは17時を過ぎるとあたりが真っ暗になっていましたが、最近は少し日の入りが遅くなったのを感じます。それでも仕事から帰ると家の灯りが少し漏れ出ているだけで、お庭は真っ暗というお宅も多いのではないでしょうか。冬場は植物も休眠期間に入るので、昼間もどこかお庭が寂しい印象。そんな冬におすすめしたいのが、ライティングです。
もちろん防犯面でも重要な役割を果たしてくれる照明ですが、今回は見栄えを意識したライティング術をご紹介いたします!
室内からでも楽しめるライティング術
ライティングといえば植栽ですよね。
街中でもシンボルツリーにライトを当てて、夜のシーンにもこだわりを感じるお宅が多くなりました。昼間の明るい時間帯は植物の持つ瑞々しさや美しいグリーンでお庭を彩り、夜はライティングで幻想的な世界に引き込んでくれます。おすすめの当て方は下からのライティング。角度を調整して下から樹木全体に光を当てることで枝や葉の美しさを浮かび上がらせ、昼間とは違った表情が楽しめます。光の当たり方で陰影が生まれるのも、ライティングならではの楽しみ方ですね。
今の季節、夜は特に冷え込みますので、室内から眺められる癒しの空間を設けてみてはいかがでしょうか。坪庭ならスペースをとらず、管理も難しくないので挑戦しやすいですよ。
段差を使ったライティング術
一方、こちらは何か対象物に照明を当てるのではなく、光そのものを楽しむライティング法です。
階段の蹴上をセットバックさせることで空間を作り、その中に照明を入れることで蹴込み部分から光がこぼれ出る美しい空間に仕立てました。階段の浮遊感を生み出し、高級感なリゾートホテルのようなラグジュアリーな空間を演出してくれます。暗闇の中でも段差がはっきり分かるので、夜間の歩行の際も安全性が保たれますよ。
こちらのライティングもキーワードは「浮遊感」。
階段ではなく、ベンチの座面下を利用して照明を入れました。足元から漏れ出る光が、何とも幻想的ですね。夏は楽しいおしゃべりのひと時に華を添え、寒い冬は室内から眺めるだけでもその光の美しさに酔いしれます。足元から零れる光と植栽を照らす照明をうまく組み合わせた、テラスのライティング法です。
影を使ったライティング術
こちらは対象物に直接光を当て、背景に写る影やシルエットを楽しむためのライティング法です。
光に当たって映し出される植栽自体を楽しむというよりも、門柱をキャンバスに見立て、写り込む影や門柱に施されたゴツゴツした石の陰影をお楽しみいただけるよう、夜のシーンを計算して施工しました。ライトアップされた植栽や、門柱の壁面に映る影がとても美しく神秘的ですね。
影を楽しむためのシャドーライティングを生み出す壁面は門柱や外壁、影を生み出す背景がある様々な場所で活用できます。凹凸の少ないお住まいなら、外壁をバックにダイナミックなシャドーライティングが楽しめますよ。
ガラスプレートを使ったライティング術
ライティングで映えるのは植栽ばかりではありません。
ちょっと人と違ったライティングをするなら、ガラスプレートはいかがでしょうか。気泡を入れて形成したガラスプレートの空気の粒に、照明の光が当たるとキラキラ輝いて見えてとても綺麗です。白色の照明よりも温かみのあるオレンジ寄りの照明を使うことが、より気泡を美しく際立たせるためのコツですね。
工事なしでもライティングできます
最後にご紹介するのは、まるでおしゃれなリビングのようなこちらのお宅。実は外のテラスなんです。
人気のウッドデッキやテラスにガーデンファニチャーを置き、インテリアとしても使えるライトを間接照明として配置することで、いつものお庭が幻想的な非日常の空間に早変わり。お金のかかる外構工事をせずとも、ライティングで素敵なお庭になりました。
いかがでしたでしょうか。
ライティングに挑戦するなら、植栽のライトアップからのスタートがおすすめです。太陽光で蓄電するタイプの照明なら、セルフで後付けも可能。ライティングを通して、お庭の様々な楽しみ方を見つけてみてくださいね。

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最後までお読みいただきありがとうございます。ライティングはDIYの中でも、比較的道具も技術もなく始められます。いつものお庭の違った表情、照明を使って引き出してみてくださいね。
ガーデンプラス本部
Web担当
中谷麻美
野菜や植栽の育て方、お庭の楽しみ方などを詳しくご紹介します。
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