華やかなのに手間のかからない虹色の花「ジャーマンアイリス」
花が大きく色が豊富、暑さ寒さに強くほとんど病気にならない…才色兼備なジャーマンアイリスは今が植え時です!
こんにちは!ガーデンプラスの中川です。これまでのブログの中で何度か自分の庭で育てた物をご紹介してきましたが、実は私は庭付きの借家に住んでいまして、前の住人が残していった植物を見つけるのが密かな楽しみです。何年もそこで育ってきた花や木は、丈夫で美しく咲いてくれるからです。しかし見たことのない植物が植えられていることもしばしばあり、育つまで何か分からないのですが、今回ご紹介するジャーマンアイリスとの出会いも衝撃でした。
以前から土の上に乾燥した球根が転がっているなあと思っていたのですが、どんどんと個性的な葉を伸ばして、4月末にはこんなのが出ました。
ヨーロッパ・アメリカで交配が進む「虹の花」
ジャーマンアイリスは、1800年代から地中海沿岸や小アジア原産の何種類かのアイリスを交配して出来た品種。日本ではヨーロッパで初期に作られたゲルニカ種が入ってきたので、ジャーマンアイリスと呼ばれるようになりました。今ではヨーロッパやアメリカ西海岸でも盛んに交配されています。ほかのアヤメ属と見分けるポイントは、花びらの付け根のブラシ状の毛です。この毛のために「髭アイリス」と呼ばれることもあります。
植え方・育て方
ジャーマンアイリスの開花期は5月~6月で、春に植えてもその年咲いてくれます。しかし春咲き宿根草の多くがそうであるように、秋に植えて冬の間に株を安定させるのがおすすめ。ジャーマンアイリスも8月~10月の間に植えると、翌年の花がより豪華です。
ジャーマンアイリスは山芋のような塊根を割って増やすのですが、園芸店では掘り上げて割られた状態で売られています。アイリスは横に伸びる性質があるため、土にも横たえるように植えます。その時重要なポイントが、深く植え付けないこと。乾燥を好む気質のため、深く植えると腐ってしまうのです。横に広がっていく性質を生かして、ボーダー花壇やアプローチ沿いなどに植えるとうまく納まると思います。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。秋まき・秋植えのためにも、ひどい台風や残暑が来ないようにみんなでお祈りしましょう…!
ガーデンプラス本部 担当:中川知春
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