おしゃれな家は「光」が違う!プロが教える外構照明のテクニックと選び方
おしゃれで実用的な外構照明のコツをご紹介します!

「せっかくこだわって建てた家なのに、夜になると真っ暗で寂しい……」そんなお悩みはありませんか?
実は、おしゃれに見える家は建物そのものだけでなく「外構照明(エクステリアライト)」にこだわっています。
照明をひとつ灯すだけで、光と影が住まいの個性を引き出し、夜の表情を劇的に変えてくれるのです。
この記事では、プロが実践する「魅せる外構照明のテクニック」を、豊富な写真とともにご紹介します。理想の外構をつくるヒントとして、ぜひ参考にしてみてください!
外構照明を取り入れるべき「3つの理由」とは?
外構に照明を取り入れるべき理由は、「防犯性」「安全性」「意匠性(おしゃれ)」という3つの役割で、暮らしの質をぐっと高めてくれるからです。
防犯性
不審者は「光」と「人の目」をとても嫌います。家の周りに死角を作らないよう明るく照らすことで防犯意識の高さを周囲や不審者に示し、犯罪のターゲットになるのを未然に防ぐことができます。
安全性
夜のアプローチは思った以上に段差や障害物が見えにくいため、ヒヤッとした経験がある方も多いのではないでしょうか。
足元をしっかりと、かつ優しく照らすことで、小さなお子様やご高齢のご家族の歩行をサポートするのはもちろん、仕事や家事で忙しい毎日を送る家族全員の一歩を支えます。
意匠性(おしゃれ)
「わが家のここが好き!」というポイントを照らすだけで、一気に昼間とは違う印象になります。門柱に深い陰影がついたり、植栽のシルエットが壁に映し出されたり……そんな光と影がつくる立体感こそが、お家をワンランク上のおしゃれな空間に変えてくれるのです。
また、夜遅くに仕事で疲れて帰ってくるとき、遠くからわが家の温かい明かりが見えると、どこかホッとした気持ちになりますよね。
「わが家が一番素敵だな」と思える美しい照明の演出は、住む人の心をそっと支えてくれる大切なエッセンス。「おかえりなさい」と出迎えてくれるような外構照明の優しい灯りが、一日の心身の疲れを癒やし、明日への活力を与えてくれるはずです。
【おしゃれな外構照明】5つのライティング技法とは?
照明によって外構をおしゃれに魅せる方法は、場所や目的に合わせて「5つのライティング技法」を使い分けることです。
アップライティング
アップライティングとは、シンボルツリーや門塀などの下から上へ向かって光を当てる最もポピュラーな技法です。
【効果】
樹木の高さや枝の立体感がドラマチックに強調され、夜の庭にパッと目を引く迫力ある景観が生まれます。
【取り入れ方】
お庭のメインとなるシンボルツリーや、建物の顔となる象徴的な柱など、「ここを見せたい!」というお家のこだわりポイントやおしゃれポイントの下に照明を配置しましょう。
以下の2枚の写真は、日中と夜間での見え方の違いがよく分かる事例です。
植栽のある外構(日中)
植栽のある外構(夜間)
同じ植栽・空間でも、ライティングや時間帯によって雰囲気が大きく変化します。外構照明によって、明るい昼間よりも夜のほうが温かみが増すのも魅力ですね。
シャドーライティング
シャドーライティングとは、植物などに光を当て、壁面にその影を大きく映し出す技法です。
【効果】
植栽の影が壁に美しく映り込み、思わず立ち止まって見とれてしまうような幻想的な雰囲気を演出できます。
【取り入れ方】
広い外壁の前に植栽がある場合に最適です。壁をキャンバスに見立てて、影を投影するイメージで植栽と照明を配置しましょう。
以下の3枚の写真は、日中・夕方・夜間の印象の違いがよく分かる事例です。
門柱と植栽(日中)
門柱と植栽(夕方)
門柱と植栽(夜間)
温かみのあるオレンジの光に照らされて生まれる柔らかな影が、夜になるにつれて幻想的でくっきりとした影へと変化していく様子は、まるで芸術のようです。
▼植栽選びに悩んでいる方はこちらを参考にしてみてください!
おしゃれな植栽で緑豊かな外構に!シンボルツリーおすすめ5選♪
パスライティング
パスライティングとは、玄関へと続くアプローチ(通路)やお庭の小道の足元を、低い位置に配置した照明で優しく照らす技法です。
【効果】
暗闇の中に「光の道筋」ができることで、自然と視線が誘導され、夜の景観としての美しさと歩きやすさを同時に叶えることができます。
【取り入れ方】
玄関までの道筋はもちろん、お庭の小道や、夜間に見えにくくなる階段の段差などにも配置しましょう。等間隔に並べるとより整ったホテルライクな印象になります。
以下の写真はパスライティングによる日中と夜間の印象の違いです。
左:日中 / 右:夜間
夜間はしっかりとした明るさで歩きやすさを確保しながら、幻想的な雰囲気も演出しています。
また、雨の日には濡れた足元に光が映り込み、より一層美しい景観を楽しめるのも外構照明による光の演出の魅力です。
ウォールウォッシャー
ウォールウォッシャーとは、壁面に沿って広い角度で光を当てることで、壁全体の質感や凹凸を美しく浮かび上がらせる技法です。
【効果】
タイルや塗り壁の陰影がドラマチックに強調され、建物全体にホテルのような重厚感と高級感が生まれます。
【取り入れ方】
門袖や、広い外壁面に沿って配置しましょう。
せっかく選んだこだわりの外壁や門袖が、夜になると見えなくなるのはもったいないです!この技法なら、惚れ惚れするようなわが家の姿を、夜も存分に楽しめます。
以下の2枚の写真は、ウォールウォッシャーの技法を使った外構です。
タイル張りの塀(日中)
タイル張りの塀(夜間)
日中はタイル張りの塀のデザインがはっきりと確認できます。グレーの塀とのコントラストもおしゃれですね!
夜間は、ウォールウォッシャーによってタイルの質感が美しく浮かび上がり、小さな植栽もさりげなく照らされています。昼間とはまた違った上質でおしゃれな雰囲気が素敵です……!
シルエットライティング
シルエットライティングとは、対象物(樹木やフェンスなど)の背後にある壁を照らし、物自体を黒いシルエットとして浮かび上がらせる技法です。
【効果】
まるで繊細な切り絵のように対象物の輪郭がはっきりと美しく際立ち、都会的で洗練された印象を与えます。
【取り入れ方】
アンティーク調のアイアンフェンスや、形の整った立派な松、繊細なモミジなど、「シルエットそのものが美しいもの」の背後に照明を忍ばせるのがおしゃれなシルエットライティングに仕上げるポイントです!
昼と夜で表情が一変!外構照明がもたらす驚きの効果
外構照明の最大の魅力は、同じ住まい、同じ庭であっても、光の使い方ひとつで全く異なる印象になるところです。
様々なデザインの外構の写真を見ながら、印象の違いをチェックしてみましょう!
木調スクリーンを活かした外構照明
玄関前の目隠しとしての機能を持つ木調スクリーンも、夜は光のキャンバスへと姿を変えます。隙間から漏れる柔らかな光が、建物の壁面に幻想的なシルエットを描き出します。
日中の外構
夜間の外構
植栽と外壁を活かしたシンプルな外構照明
照明や植栽は多ければ良いというわけではありません。あえて灯りの数を絞り、1本のシンボルツリーを際立たせることで、外壁にのびやかで力強い影を映し出します。
シンプルだからこそ、昼間のすっきりとした印象とは対照的な、美しい夜の外構の完成です!
日中の外構
夜間の外構
多彩な光が彩る外構照明
さまざまなスタイルの照明を組み合わせた、賑わいのある外構照明デザインです。
住まいのアイコンとなるような個性的な植栽をライトアップすることで、まるでおしゃれなショップのような佇まいに。帰り道に我が家が見えるのが楽しみになる外構照明です。
日中の外構
夜間の外構
門柱の質感を活かしたホテルライクな外構照明
昼間はすっきりと清潔感のある門柱も、照明によって夜は一変。凹凸のある素材を照らし出すことで、高級ホテルや隠れ家レストランのエントランスのような落ち着きと気品に満ちた空間になります。
日中の外構
夜間の外構
個性的なデザイン塀をさらに輝かせる外構照明
「照明=しっとり落ち着いた雰囲気」だけではありません。昼間のナチュラルで可愛いデザイン塀をライトアップすれば、夜は光を散りばめたように華やかな外構に。
昼間よりもさらにパッと明るい印象を与え、見る人の心を弾ませるような、外構照明テクニックの奥深さを感じられる仕上がりです!
左:日中の外構 / 右:夜間の外構
失敗しない!外構照明を選ぶ際のチェックポイント
外構照明選びで失敗しないためには、「光の色」「明るさ」「耐久性」の3点を確認することが重要です。
・光の色
外構照明では、オレンジがかった温かみのある「電球色」を選ぶのが鉄則です。
青白い光が混ざってしまうと、せっかくの質感が冷たく、落ち着かない印象になってしまいます。色温度(光の色)を揃えることで、お家全体にまとまりと高級感が生まれます。
・明るさ
外構すべてを証明で明るく照らす必要はありません。
シンボルツリーは強く、足元は優しくといったように、「光の量(ルーメン数)」を使い分けることで、奥行きと立体感のあるドラマチックな外観が完成します。
※ルーメン(lm)とは?
光の量(人の目に感じられる明るさの目安)を表す単位。数値が大きいほど放出される光の量が多く、明るくなります。
・耐久性
屋外で使用する照明は、常に雨風にさらされるため、「IP規格(防塵・防水性能)」が高いものを選ぶことが大切です。
あわせて、真鍮やステンレスといった経年劣化に強い素材を検討しましょう。時が経つほどに味わいが増す素材を選べば、外構照明も愛着のある存在になってくれます。
外構照明で失敗を防ぐための「3つの対策」
外構照明の設置後に後悔しないためのポイントは、「近隣への光害対策」「メンテナンス性の確認」「タイマー・センサーによるコスト抑制」の3点です。
これら事前の配慮を行うことで、周囲の環境とも調和した、家計に優しい理想的な外構照明が完成します。
・近隣への配慮(光害対策)
自分たちにとっては美しい光でも、近隣の方にとっては「まぶしすぎる不快な光(光害)」になってしまうことがあります。
明るすぎたり、光が直接目に入ったりする外構照明は、近隣トラブルの原因にもなりかねません。
照明の向きが隣家の窓に直接入り込んでいないか、通行人の目に刺さるような角度になっていないか、事前の確認が必須です。
・メンテナンス性
照明は設置して終わりではありません。数年後のメンテナンスを見据えて、電球交換がしやすい位置にあるか、交換の手間が少ない長寿命なLEDを採用しているかなどを必ず確認しましょう。
・タイマーやセンサーの活用
「夜通しライトアップすると、電気代が高くなるかも……」と、心配になりますよね。
そんな時は、暗くなったら自動で点灯し、深夜に消灯するタイマー設定や、人の動きに反応する人感センサー付きの照明を選びましょう。
必要なときだけ効率よく照らすことが、外構照明のおしゃれとコストパフォーマンスを両立する賢い選び方です!
まとめ|外構照明で夜の住まいをよりおしゃれに!
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介した5つのライティング技法や照明の選び方のポイントを意識することで、夜のお家のおしゃれ度が驚くほど変わるはずです。
「どこから手をつければいいか分からない」という場合は、まずはシンボルツリーのアップライティングから始めてみてはいかがでしょうか?
外構にひとつの光を添えるだけでも、暗い夜道で遠くからわが家が見えたとき、ホッと心がほどけるような安らぎの目印になってくれます。
そんな心地よい外構照明は、建物や庭と合わせてトータルで計画することで、さらにおしゃれ度がアップします。
ガーデンプラスでは、経験豊富なコーディネーターがお客様の住まいに合わせた照明計画を含めた外構プランをご提案いたします。理想の外構照明を、ぜひ私たちと一緒に楽しみながら計画してみませんか?

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お庭に関する事なら、ガーデンプラスへお任せください。ガーデンプラスは、全国で外構工事を手掛けるガーデンメーカーです。店舗でのご相談はもちろん、フォームやお電話からのお問い合わせも承っております。
記事に関してのご質問は、外構のプロスタッフがお答えいたします。
外構照明によって生まれる昼と夜の表情の違いも、外構づくりの楽しみのひとつです。今回ご紹介した内容が、少しでも皆さまのお庭づくりの参考になれば嬉しく思います。
ご不安なことや気になる点などございましたら、どうぞお気軽にご相談ください!
ガーデンプラス本部
Web担当
佐藤可菜里
お庭の素晴らしさや活用方法を、分かりやすくお伝えします。





















































