かんたん庭レシピNo. RCP74768外構・お庭の基礎知識 施工例紹介

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旗竿地の外構で後悔しない!失敗しないおしゃれな駐車場計画のポイント

旗竿地の路地部分を最大限活用できていますか?

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旗竿地の外構で後悔しない!失敗しないおしゃれな駐車場計画のポイント

旗竿地の外構で後悔しない!失敗しないおしゃれな駐車場計画のポイント

こんにちは!ガーデンプラスの古池です。

 

細い路地の先に、静かで落ち着いた暮らしが広がる旗竿地。

その魅力に惹かれる一方で、「旗竿地を有効活用するには?」「どのくらいの路地幅があれば駐車できるの?」「駐車場以外の使い方はある?」と気になる方も多いのではないでしょうか。

 

今回は、旗竿地のメリット・デメリットを踏まえながら、旗竿地の駐車場づくりで知っておきたいポイントや、後悔しないための旗竿地の外構計画のアイデアをご紹介します。

旗竿地とは?

旗に竿がついたように、細い通路の先に敷地が広がる土地形状「旗竿地」

旗に竿がついたように、細い通路の先に敷地が広がる土地形状「旗竿地」

旗竿地とは?

旗竿地とは、その名の通り「旗に竿がついたような形」をした土地のことです。
建築基準法では、公道に接する間口が2m以上なければ建物を建てることができません。特に旗竿地に駐車場を確保する場合は、最低でも3mの間口が必要で、自転車や人の通行も考慮するなら車幅プラス60cm~80㎝ほど余裕を持たせたいところです。
路地部分の幅が3m未満だと、駐車や出入りが難しくなり、単なる通路だけのスペースになってしまうことも。旗竿地を購入する際は、間口の幅が所有する車に適しているかを事前に確認しておくことで、暮らしやすく後悔のない住まいづくりができます。

 

後悔する理由から学ぶ旗竿地のデメリット

旗竿地のデメリットは、周囲を建物に囲まれることが多く、日当たりや風通しが悪くなりやすい土地環境です。防犯面でも人目が届きにくいため、照明や防犯カメラの設置などで空き巣対策が有効です。
さらに、敷地面積と合わせて路地部がある分、舗装やフェンス設置などの面積が大きくなり、外構の工事費用が高額になることも。
計画段階でデメリットを踏まえた上で旗竿地の外構をしっかりと設計しておくことが、旗竿地での暮らしを快適にし、後悔のない旗竿地づくりにつながります。

 

デメリットを上回る旗竿地のメリット

旗竿地は形状こそ特徴的ですが、上手に活かせば多くの魅力があります。
まず、路地部分も敷地面積に含まれるため、条件によっては敷地面積に対するより大きな住宅を建てられる可能性があります。土地価格も整形地より抑えられることが多く、その分を外構や住宅設備に充てられるのも嬉しいポイント。
さらに、道路から離れることで、車の騒音を感じにくく、飛び出し事故の心配も少ないため、静かで安全。旗竿地の奥まった立地は人目を避けられるため、プライバシーを大切にした暮らしや、小さなお子様がいるご家庭にも人気が高い土地なのです!

後悔しない!駐車できる旗竿地を選ぶコツ

旗竿地の駐車の仕方3つ

旗竿地の駐車の仕方3つ

コツ1 縦列駐車するか並列駐車するかどうか

旗竿地で駐車場を設ける方法は大きく3つ。
①「竿の部分」を駐車場として活用して縦列駐車する方法
②「竿の部分」に並列駐車する方法
③「旗の部分」まで車を乗り入れて駐車して並列駐車する方法

奥の敷地が広い旗竿地は少ないため、実際には竿部分(路地)を駐車場にするケースが一般的です。ただし、2台以上を縦列で停める場合は、奥の車を出すたびに入れ替えが必要になり「思った以上に不便だった」と後悔する方も少なくありません。日々の出入りをスムーズにしたい場合は、後から後悔しないように、できるだけ並列駐車の配置を検討するのがおすすめです。

 

コツ2 間口3m以上がおすすめ

旗竿地を検討する際は、まず路地部分の幅をしっかり確認しておきましょう。目安として3m以上あると安心ですが、軽自動車なら2.5mほどでも通行できる場合があります。ただし「車は入るけれど切り返しが難しい」と感じるケースも多く、路地部分に並列で駐車する場合は、2台分のスペースを確保するためにおよそ2倍の幅が必要になることも。

ゆとりのある間口は駐車しやすいだけでなく、外構工事で重機を入れやすくする利点もあります。車種やミラー幅を考慮し、暮らしに合った間口を選ぶことで、使いやすく快適な旗竿地プランになります。

 

コツ3 自転車や人の通行も考慮する

旗竿地の場合、駐輪場を奥の敷地に設け、路地部分に停めた車の脇を通って自転車を出し入れするケースもあります。路地幅が3メートル程度では通行自体は可能ですが、実際には想像よりも余裕がなく、「もう少し広くしておけばよかった」と後悔する方も少なくありません。車を擦ってしまうなどのトラブルを防ぐためにも、駐車場としてだけでなく通路としての使い方も考慮した幅を確保することが大切です。暮らしに合わせたゆとりある動線を設けることで、旗竿地でも毎日の出入りがぐっとスムーズになります。

 

コツ4 前面道路ができるだけ広いこと

駐車のしやすさを左右する重要なポイントは、前面道路の広さです。幅がしっかり確保されていれば切り返しもスムーズに行え、大きな車でも安心して停められます。一方で、道路が狭いと出入りに手間がかかり後悔することも。毎日の運転を快適にするためにも、できるだけ幅の広い道路に面した旗竿地を選ぶのが理想です。目安としては、5m以上の前面道路があるとスムーズに駐車できます。

間口2mの旗竿地で駐車はできる?

軽自動車なら可能な場合も

路地スペースに駐車する様子

路地スペースに駐車する様子

軽自動車の車幅はおよそ1.48mで、ミラーを含めても2mあれば慎重に運転すれば出入り自体は可能です。
ただし、前面道路の幅や車種によっては切り返しに手間がかかるほか、ミラーをたたまなければ通れないケースもあります。場合によってはドアを開けにくくなることもあるため、実際の動線をイメージしながら駐車場を計画することが大切です。

 

いさぎよく自転車やバイクの駐輪スペースにする!

路地スペースに駐輪する様子

路地スペースに駐輪する様子

旗竿地の通路幅が2m程度しかない場合、車の出入りが難しく、後から使いづらさを感じて後悔することも。
そうならないためにも、車幅が十分に取れない場合は駐車場ではなく、思い切って自転車やバイク専用のスペースとして活用するのもひとつの方法です。
舗装材やデザインにこだわることで、限られた旗竿地でも暮らしをより快適に、そしておしゃれに楽しむことができますよ。

旗竿地の駐車場計画で後悔しないために知っておきたいアイデア4つ

アイデア1. 駐車がしやすくなる舗装・カーポート

間口が広いモダンな旗竿地

間口が広いモダンな旗竿地

旗竿地では車の出し入れが直線的になるため、スムーズな動線を意識した駐車場づくりが大切です。
舗装は、耐久性の高いコンクリート仕上げがおすすめ。雨の日でも泥はねが少なく、見た目もすっきりと整います。
また、カーポートを設置すれば、雨や雪の日でも安心。旗竿地のように竿部分が長い敷地では、柱位置に注意して設計することで、車のドア開閉や自転車の通行もスムーズになります。
最近では、旗竿地駐車場の奥行きに合わせて延長できるタイプや、縦連棟タイプなど旗竿地向けのカーポートも人気です。

 

アイデア2. 駐車場の奥を有効活用する

旗竿地の路地スペースに施工した庭

旗竿地の路地スペースに施工した庭

旗竿地の奥行きある路地部分は、駐車場だけでなく自転車置き場や小さな庭として活用するのもおすすめです。
カーポートの奥に物置やサイクルポートを設ければ、雨の日でも安心して出入りできます。
舗装材を変えることで自然なゾーニングができ、暮らしの中で使い分けがしやすくなります。

 

アイデア3. 視線をやわらげる目隠し

旗竿地におすすめな木目調の目隠しフェンス

旗竿地におすすめな木目調の目隠しフェンス

玄関までまっすぐ視線が抜けやすい旗竿地では、デザイン塀やフェンスによる目隠しが効果的です。木目調フェンスや植栽を取り入れることで、圧迫感を抑えながらおしゃれに目隠しできます。

 

アイデア4. 門柱の位置を考慮する

スタイリッシュな門柱とタイルのデザイン塀

スタイリッシュな門柱とタイルのデザイン塀

車の出入りと人の通路が重なりやすい旗竿地では、門柱の位置設計も重要なポイント。
奥まった場所に設けると配達業者や来客者などが敷地内に入る頻度が多くなるため、道路側に門柱を設置して自然な境界をつくるのがおすすめです。
限られたスペースにはスリムタイプの機能門柱を選ぶと、駐車に干渉せずスッキリまとまります。

旗竿地の駐車場がぐっと素敵に見えるプラスアイデア

旗竿地の舗装は、コンクリート + 〇〇がおしゃれ!

2種類のインターロッキングを組み合わせた駐車場

2種類のインターロッキングを組み合わせた駐車場

耐久性が高いコンクリート舗装は、メンテナンスも少なく済むため旗竿地の駐車場におすすめの舗装方法です。ただし、旗竿地は奥行きが長い分、どうしても単調に見えやすいのが難点。アプローチとしてお住まいの顔となる竿部分には、コンクリートと合わせて舗装デザインを少し工夫するだけでおしゃれに仕上がります。

 

おすすめの舗装材
・インターロッキング
・洗い出し仕上げ
・人工芝
・レンガ
・天然石

中でも、土間コンクリートの目地にインターロッキングを取り入れる方法は、コストパフォーマンスが高くおしゃれに見せられる人気のスタイルです。最近では、細長いボーダータイプや、2〜3種類のサイズを組み合わせたデザインが人気なんです。
単調になりがちな旗竿地の駐車場も、一気に華やかに!土間コンクリートと合わせることでコストも最小限に抑えながらおしゃれできます!

 

防犯性もおしゃれも叶う!植栽×照明

路地状のアプローチに設けた照明と、目地に施した人工芝

旗竿地の路地部分に設けた照明と、目地に施した人工芝

旗竿地では、駐車場がアプローチを兼ね、お住まいの印象を決める大切な空間になります。

奥行きを活かして植栽や照明を組み合わせると、通るたびに変化を感じられる心地よい景観に。季節の花や緑が彩りを添え、夜にはやわらかな灯りが足元を照らして安全性と防犯性を高めます。植栽と照明のバランスを工夫することで、旗竿地でも上質で温もりのあるファサードが生まれます。

実例から学ぶ!旗竿地の外構施工例

施工例① 路地スペース幅が4mの旗竿地

路地スペース幅が4mの旗竿地

路地スペース幅が4mの旗竿地

路地スペースに2台縦列駐車できる駐車場に。

入り口の幅が4mと広めだったので、お客様お好みの幅が広めの機能門柱を設置しました。

玄関ドアにリンクさせた明るい木調カラーが一体感のある仕上がりです。

こちらの詳しい施工事例

 

施工例② 乱形石と土間コンクリートでおしゃれな旗竿地の新築外構

乱形石と土間コンクリートでおしゃれな旗竿地の駐車場

乱形石と土間コンクリートでおしゃれな旗竿地の駐車場

まずアプローチ兼駐車場になる部分には土間コンクリートで舗装し、接道部に乱形石で華やかに仕上げました。

外構の顔となる部分がシンプルになりすぎないようブラウンの乱形石をあしらいました。

こちらの詳しい施工事例

 

施工例③ 路地スペースに並列駐車できる旗竿地の新築外構

路地スペースに並列駐車できる旗竿地

路地スペースに並列駐車できる旗竿地

2台用のカーポートを設置し、足元は土間コンクリートで舗装したことでスムーズに行き来していただけます。

フラット屋根がモダンなお住まいにぴったりな仕上がりです。

こちらの詳しい施工事例

 

施工例④ 建物横に並列駐車できる旗竿地の新築外構

建物横に並列駐車できる旗竿地

建物横に並列駐車できる旗竿地

2台用のカーポートは後方支持タイプを採用し、動線の邪魔にならないよう設計しました。

足元は土間コンクリートで舗装し、スムーズに出入りしていただけます。

こちらの詳しい施工事例

 

施工例⑤ 旗竿地のクローズ外構

旗竿地のクローズ外構

旗竿地のクローズ外構

こちらは路地状スペースの入り口に門扉や門柱を施工し、クローズ外構にした施工例です。

防犯性が高く、足元も乱形石やインターロッキングで舗装することで華やかな印象に。

門扉の内側は防犯性の高い駐輪スペースなどにも使えますよ。

こちらの詳しい施工事例

まとめ|外構計画次第で旗竿地の使い勝手は変わります!

カーポートを2台設置した旗竿地の駐車場

カーポートを2台設置した旗竿地の駐車場

いかがでしたでしょうか。

旗竿地は、形状の特徴から「駐車しづらいかも」と不安に思う方も多いですが、実は工夫次第で駐車しやすく快適でおしゃれな外構に仕上げることができます。
駐車場の位置や動線をしっかり計画することで、後悔のない旗竿地づくりが叶います。
舗装材や照明、植栽をバランスよく取り入れれば、毎日の出入りがスムーズで心地よい空間に。

ガーデンプラスでは、旗竿地の魅力を引き出しながら、暮らしやすさとデザイン性を両立した駐車場プランをご提案しています。
新築外構からリフォームまで、後悔のない旗竿地づくりを一緒に考えてみませんか。

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