レンガカラーでお庭が華やぐガーデンリフォーム

こんにちは。ガーデンプラス亀岡の大北です。

まだ５月だというのに、夏のような暑さですね。つい最近まで薄手のコートを着ていたのに、あっという間に半袖の陽気。そうなるとご依頼を多く頂戴するのが、雑草対策や植栽の撤去や伐採についてのご相談です。

植物や木は生活に潤いをもたらしてくれますが、ちょっとの油断で伸びすぎてしまって通路を阻んだり、お庭の景観を損ねてしまうことがあります。これからの季節は虫の発生も懸念されますので、この季節に庭木などの剪定を行って出来るだけすっきりさせておくことがポイントです。でも庭木の手入れは、自分ではなかなかできなかったりするものですよね。

今回ご紹介するお客様も、伸び放題の庭木や雑草に苦慮されていました。最もお困りだったのが、砂利のアプローチ。足を痛められた時にとても歩きづらく不便な思いをされたとのことで、お庭やアプローチの工事を承りました。ヒアリングを進めていくと、

・ガレージのシャッターが経年劣化により重くなり、開閉に時間がかかってしまう

・自然石とコンクリートの階段が躓きやすい

など、その他にも様々なお悩みを抱えていることが判明。そこで今あるお庭のお悩みを解決すべく、全面的なお庭リフォームをご提案いたしました。

まずは施工前のお庭からご紹介いたします。

こちらが施工前のお庭です。今回ご紹介するお客様のお宅に初めてお伺いしたのは、ちょうど一年前でした。

紫陽花がきれいに咲いていて、お庭もとても整っているように見えますが、庭木の足元には雑草が生えています。庭木も元気に育っていますが、本数が多いので剪定などの管理に苦労されていました。

そして冒頭でもご紹介した通り、一番悩まれていたのがこちらのアプローチです。

健康な時には何でもない飛び石と砂利のアプローチも、痛められた足ではとても歩きにくくなります。

そこで歩きにくいアプローチはフラットにして幅を広くとり、歩きやすくなるように設計。お庭も植栽を減らして管理がしやすくなるようなデザインをご提案しました。

そしてこのようなお庭にリフォームしました。

まず、伸びてしまっていた植栽は思い切って撤去。コンパクトなサークル状の植栽スペースを２か所に設けて、植栽の管理をしやすくしました。工事直後のこちらのお写真では木は1本も植えられていない状態ですが、お客様のご要望でブラウン系にまとめた為、緑がなくても殺風景にならず温かみのある優しいお庭になりましたね。植栽スペースには照明を設置しましたので、夜は美しい植栽のライトアップもお楽しみいただけます。

アプローチは歩行性を重視してコンクリートを打設しました。無機質でドライな印象になりがちなコンクリートですが、柔らかな曲線の見切りや目地にレンガを使い、温かみのある雰囲気に仕立てています。雑草対策に敷いた砂利も明るいブラウンカラーを使ったので、軽やかな印象です。

後ほどお写真でご説明させていただきますが、こちらのお宅は道路からかなり高いところにあるため、敷地の様子が分かりません。このような立地条件ですと、門扉を開けた第一歩がそのお宅の第一印象を大きく左右します。そこでアプローチの一部には、ワンポイントとして乱形石を施しました。ほんの一部ではありますが、乱形石が足元に華やかさや高級感を演出してくれますよ。

この機会に、門まわりやフェンスもやり替えることになりました。こちらは施工前の門まわりです。

ブロックの門柱や門扉にも経年劣化が見られます。縦格子の境界フェンスも、撤去して新設することにいたしました。

施工後の門まわりはこのようになりました。

横格子の細いスリットが繊細な、ダークブラウンの門扉を設置。施工前は門扉はダークカラー、フェンスはホワイトと統一感がなかったので、フェンスと門扉のデザインを合わせて一体感を出しました。

そしてもう一か所、アプローチ階段の工事をご依頼いただきました。

一番最初にご紹介した通り、天然石とコンクリートの重厚な雰囲気漂う階段は、歩行する際に足を乗せる踏面の部分に石の凹凸があるため不安定です。そこでリフォーム後のお庭の雰囲気とも合う、安全な階段へと作り変えました。

工事後の階段がこちらです。

階段の踏面はコンクリートで平らにし、蹴上部分にレンガを入れてお庭の雰囲気に合わせた温かみのあるデザインに仕上げました。平らになっただけでも安全性は向上しましたが、さらに手すりの下にライン状の照明を配置。暗い夜間も安心して階段の昇り降りができるようにしました。

そしてもう一か所、お写真でご紹介できないのが残念ですが、ガレージのシャッターも付け替えて、シャッターの開閉をスムーズにしました。ガレージも塗装を施したので、新しいシャッターだけが浮いてしまう心配もありません。ご不便なくお出かけいただけると嬉しいです。

いかがでしたでしょうか。

今回の工事では、お客様が今後の生活で危ない思いをされないように、何度も確認させていただきながら工事を進めました。身体が健康な時には気づかなかった少しの段差も、大きなけがに繋がる可能性があります。これから外構工事をご検討の際は、今の暮らしだけでなく将来的を見据えてプランを考えていきたいですね。生活の不便を解消するリフォームから新築外構工事まで、お庭のことならお気軽にご相談ください。