駐車スペース拡張・増設を中心とした外構工事の見直し

皆さんこんにちは。ガーデンプラス熊本中央店の坂本です。

今回ご紹介する施工事例は、ハウスメーカーから引き渡されたご新築からまもなく、南側庭の道路沿いの一角を駐車場に変更したり、カーポートや目隠し塀、その他総合的に外構工事を見直した事例になります。そのままでも素敵な外構でしたが、住み始めるにあたって気になるところを中心に追加工事をさせていただきました。

当初は建物北側の敷地に駐車場が配置されていました。近い将来にお子様も自動車を持つことを想定され、予備の駐車場を造ることなどを中心に、様々なご相談がありました。

こちらは南側のお庭の様子です。施工前は道路側までお庭スペースを広く取られていました。

まず、南側庭の東側道路沿いにブロックとフェンスで仕切られていた部分をオープンにし、駐車場2台分を並列で確保しました。

床はコンクリート仕上げで、カーポート2台用を設置。「YKKAP エフルージュFIRST 600タイプ（間口5438mm、奥行5410mm、H25タイプ）」を採用し、サイドパネル台形枠付き51/54用（51-20M）を取り付けました。屋根材とサイドパネル材には熱線遮断ポリカーボネートを使用していますので、夏場など車内が高温になるのを和らげてくれます。

同時に、北側の駐車場も奥行を拡張して床コンクリートを施工し、カーポート2台用を設置しました。こちらもYKKAP製の「エフルージュFIRST 600タイプ」で、奥行が5778mmのサイズを選定。サイドパネルを設置し、目隠し効果や雨除けの役割を持たせています。

南側庭を駐車場に変更した奥側には、敷地内の植栽を移植し、仕切りとして配置しました。また、大部分の約40m²程度を人工芝に変えました。

人工芝は、まず敷設予定場所に山砂を敷き込み、転圧して不陸のないよう整え、防草シートをピン留めして覆い、下地を作ります。その後接着剤を塗布しながら人工芝を敷設・1m間隔ごとに専用のピンで固定しました。人工芝の周囲は自然石のピンコロで縁取りを行い、見切りをつけています。これにより、植栽スペースの土が人工芝上に混じるのを防げます。

移植作業によって駐車場とお庭スペースを植栽で仕切り、植栽と人工芝のコントラストがとても良い感じに仕上がりました。

また、建物周囲の目隠しとして、木調カラーの樹脂製板材を使用したフェンスを設置しました。南側はカーポートのサイドパネルに続けて延長10m、西側敷地20.8m、北側もカーポートのサイドパネルまでの延長約5m程度を設置。フェンスの仕上がり高さは1.8mで、元々メッシュフェンスを設置されていたので、上部から約1m程度の目線部分のみ板材を配置しています。特に西側は店舗が隣接しているため、目線隠しとしての効果が必要でした。

その他の工事として、北側の掃き出し窓にはタイル仕上げのステップを設置し、中庭の掃き出し窓上にはオーニングを取り付けました。

「YKKAP パラソリア（1.5間 D20）」で、テント生地には防汚テントを採用。中庭の東向きの掃き出し窓からの太陽光が、生活の中で午前中に予想以上にまぶしく感じられていたため、その改善策として提案させていただきました。

以上になります。お施主様としては二次的な外構工事としてご負担も大きかったと思いますが、内容にはご満足いただけたとのことで良かったです。

皆様もご参考にされては如何でしょうか？