透水性コンクリート「ドライテック」の施工方法を徹底解説！土間コンクリートとの違いも説明します

こんにちは。ガーデンプラス滋賀栗東の松本です。
今回ご紹介するのは、テレビでも紹介されている新素材・透水性コンクリートの「ドライテック」です。

ガーデンプラス滋賀栗東では、ドライテックの取り扱いが始まりました。
実は滋賀県以外の全ての都道府県で施工されていたのですが、滋賀県ではこれまで施工できませんでした…ついに、当店で施工可能となりました！
すでに施工もさせていただいておりますので、今回は実際の現場の写真と合わせてご紹介させていただきます。

まずは通常のコンクリートとドライテックの違いをご紹介します。
ドライテックは普通のコンクリートと似ていますが、施工方法も機能も全く違う商品です。

土間コンクリートは、耐久性・耐候性の高さから駐車スペースをはじめとした外構の広い範囲に使える舗装方法です。

・表面の仕上げは白くてきれい。その分タイヤ痕が付きやすい。
・ゆるい勾配で施工すると水たまりが出来てしまう場合がある。

といった特徴があります。

土間コンクリートはコンクリートを流し込む前に、打設する面積に合わせて型枠を作り、メッシュ筋という格子状の鉄筋を補強材として敷き詰める作業があります。

・コンクリートは圧縮（押さえつける力）に強く、引っ張られる力に弱い。
・メッシュ筋は引っ張りに強く、圧縮に弱い。

双方のデメリットを双方のメリットで補っている舗装方法です。

こういった下準備作業が多いためコストも必要となるほか、湿度や土中の水分によって乾燥の進みが左右されるため、工期がかかる舗装方法です。

こちらが当店で施工させていただいたドライテックの駐車スペースです。

一見するとアスファルトのようなざらざらとした仕上がりになっているのが分かりますでしょうか？

ドライテックは、特殊なバインダーで骨材となる石と石をつなぎとめているため、鉄筋は不要です。その構造のおかげで、「表面にヘアクラックが入りにくい。また入っても分かりづらい。」といったメリットがあります。

また土間コンクリートよりも工程が少ないため、短時間で施工可能。冬場であっても午後からの打設が可能で、打設時間は２時間程度です。

透水性のため、全く水勾配が取れない場所にも施工できます。

上の写真は、ウッドデッキや犬走り、フェンス基礎などの既設物があるお庭にドライテックを打ったお写真です。コンクリートの場合は必要な目地や排水用のスリットが必要ありませんので、お庭をフラットに広く使うことができます。

アスファルトとコンクリートの間のようなグレーなので、タイヤ痕がつきにくいのもメリットです。

上のお写真の画像のように、人工芝で目地を入れることも、車止めを付けることも可能です。

透水性の性能実験のため、施工場所に水を撒いてみました。水しぶきがみるみる地面に吸い込まれていくのが分かりますね！

コンクリートの特性はそのまま、土間コンクリートの欠点を解決できる「ドライテック」。新築外構はもちろんリフォームにもご利用いただけますので、ご興味を持たれた方はお気軽にご相談ください。