＜DECK　OR　TILE＞リゾート感溢れるタイルテラス

主庭などに面した大きなガラス扉を、建築業界では「掃き出し窓」と呼んでいます。この掃き出し窓の前部分、外構工事を行わない場合だと、家の基礎の分だけ段差が生じてしまい、お庭に出入りするだけでもかなりきつく、また小さなお子さんの転落などの事故にも繋がりかねません。そこでおすすめしたいのがウッドデッキやタイルテラス。室内から段差なくスムーズに出入りできるようになり、お庭の活用の幅がぐっと広がります。そんなタイルテラスやウッドデッキは、それぞれの特長があります。今回はタイルテラス編！テラス屋根もセットで提供した当店自慢の施工事例と共にご紹介します！

こちらはタイルテラスを施工前のお庭です。

土の主庭に面した日当たりのよいテラスですが、沓脱石が設けられているとはいえ、やはり段差が気になります。またお庭は土のままですのでこのまま手入れがなされないと、夏には雑草が生い茂ってしまったり、また雨上がりの日は水たまりができてしまいます。今回はお庭の手入れも最小限になるようタイル貼りにしたいとお客様よりご依頼いただき、ご相談の結果タイルテラスを施工いただくことになりました。

そんなお客さまにご提案したのがこちらのパース図。

玄関前のポーチから繋がる部分に大きなタイルテラスを設計しました。お部屋と玄関とお庭が一体になり、自由に行き来できるタイルテラスです。タイルテラスは２階のバルコニーからも少しせり出してますので、テラス屋根を設置しています。左手に写っているのは、デザインにこだわったF＆F社のおしゃれな物干し、片支持ロートアルミKC型です。柱の部分はレディッシュブラウンを採用しました。木目が美しく、曲線のラインが優雅な物干しで、タイルテラスから見た景色に生活感のあるものが映らないよう配慮して選びました。見た目が素敵だと家事もはかどりそうですね！

そしてこちらが施工後のタイルテラスです！

タイルはLIXIL社のコンテⅡを使用。玄関の色味に合わせてホワイト系カラーを選びました。大理石のような高級感漂う風合いを持ち、すべりにくく汚れ落ちにも配慮されたタイルです。白のタイルのだけでも素敵なのですが、シックなブラウンのラインを施し、デザインのアクセントにしました。タイルテラスの利点は、見た目の高級感とお手入れのしやすさ。表面に傷がつきにくく、ブラシで軽くこすることで汚れも簡単に落とせます。天然石のような風合いも美しいタイルが、お庭を優雅な憩いの空間に演出してくれます。

そして、より使い勝手と美しさを追求するためにテラス屋根を設置。テラス屋根にはYKKAP社のサザンテラスパーゴラタイプを使用しました。一般的なアルミ色のテラス屋根ではなく、木で組んだような趣のあるパーゴラタイプを選ぶことで、屋根にリゾート感を出し開放的なテラスを演出。布製のシェードをセットで取り付けることで強い紫外線を防ぐだけでなく、より異国情緒あふれる空間に仕立てます。ご自宅にいながら南国のリゾートの雰囲気を味わえる、素敵なお庭になりましたね！お庭でのご家族団らんのひとときをお過ごしいただければ当店としても嬉しい限りです。

こちらはタイルテラス前方、公道との境界部分に花壇を設けました。

日当たりの良い境界側ですので植物を植えるにはぴったりの場所です。花壇の石材にはメイク社のブイグラニット　ヌーヴォー　ピンコロ白を使用しました。割肌調の加工を施しており、味わいのある天然石が花壇を上品に彩ります。お花を植えれば明るく華やかなお庭に、植栽を植えれば目隠しにも。日当たりがいいので、家庭菜園もお楽しみいただけます。このように、テラスも手を加えることで活用の幅が広がります。人工芝の鮮やかな緑と相まって、室内から眺めるだけだったお庭も日々の疲れを癒す憩いの空間になりました。