土地の勾配に不便さを感じさせない新築外構

こんにちは。ガーデンプラス和歌山の杉本です。

外構の現場調査に行かせていただく際、土地の形状や勾配について特に慎重に調査を行います。立地条件によってプランをしっかり立てなければ、その後も長く生活されるお客様にご不便をかけてしまうからです。日々の暮らしを快適にお過ごしいただくために、勾配や水はけなどは特に配慮してプランを練っています。

今回ご紹介させていただくお客様のお宅も、坂の途中にあるため勾配がありました。そこでお客様のご意向を汲みつつ、生活環境に合ったプランを練っていきます。お客様からいただいたご要望はこちらです。

・主要道路からの騒音・目隠し対策

・見た目のいい砕石や砂利の敷設

・駐車スペースへの勾配

・ウッドデッキから昇り降り

以上についてお客様からご要望をいただきました。それではこちらのご要望に対しての対策方法や施工のポイントをご説明しながら、完成した外構をご紹介いたします。

まずは騒音対策と目隠しについて、道路側にフェンスを設置いたしました。

プラン作成の際に騒音対策に特化した防音フェンスをご提案しましたが、残念ながら予算オーバーのため、ある程度は音を遮断できる目隠しフェンスを設置いたしました。こちらには弊社ガーデンプラスの姉妹店であるエクスショップが展開するオリジナルブランド「Value Select」のミエーネフェンスを使用。プライベートブランドの商品にしたことで、だいぶ金額を抑えることができました。

肝心の防音効果についてですが、「防音とまではいかないけれどかなり騒音は軽減された」とのことで、私どももほっとしています。

建物まわりにご要望いただいていた「見た目のいい砕石や砂利敷き」につきましては、奥様がネットで見つけてこられたチップ材を敷き詰めました。

いかがでしょう。明るいテラコッタカラーのチップで、華やかな印象になりましたね。こちらの使用したチップ材は瓦を砕いたもので、紀州テコラという商品を使っています。下地に防草シートを敷いたので雑草への対策も万全。このチップ材は保水性や透水性にも優れていますので、雨上がりの足元も快適です。熱のこもるコンクリートと違って熱を逃がすので、真夏の照り返しによる屋内の室温上昇の軽減に一役買ってくれますよ。

こちらは玄関まわりです。

建物のくぼんだ部分が駐車スペース。アプローチも兼ねた駐車スペース入口はインターロッキングで歩行性に配慮して仕上げ、デザイン性と機能性を両立させました。道路との勾配が気にならないよう、コンクリートも使ってフラットに仕上げています。

せっかくですので、アプローチにもう少し寄ってみましょう。

様々な大きさのインターロッキングブロックを組み合わせて並べ、モンドリアンパターン風のデザインに仕立てました。天然石のような風合いを持つブロックが、石畳のように重厚で味わいある雰囲気を生み出してくれています。あくまでお車の出しやすさや歩行性を優先したので、ひねり過ぎず普通過ぎないデザインにしました。

主庭へと続く園路は路面との高低差がだいぶありましたので、擁壁の上にフェンスを設置いたしました。

ご家族の安全性を守るだけでなく、半目隠しとしても機能するように縦格子のフェンスを採用。隙間のピッチに配慮して施工を行いました。高低差があってそこまで視線が入り込むわけではないので、フェンス本体の高さは1ｍと目隠し目的としては少し低めに設定しています。

そしてこちらはテラスに設置されたウッドデッキ。

ウッドデッキ自体はプレゼントキャンペーンで無料で設置させていただいたのですが、地面との高低差が気になりますね。そこで当社で在庫として残っていた部材を使って、ステップを設置させていただきました。せっかく設置したウッドデッキが機能しないのではもったいないと思いサービスでさせていただきましたが、想像以上にお客様に喜んでいただき、私どもとしても大変嬉しかったです。

最後にタイルテラスを設置して完成です。

タイルテラスは少し値の張る印象ですが、雑草対策にもなるので長い目で見るとお得です。高級感があり火気にも強いので、ご友人を呼んでのガーデンパーティーにもおすすめ。こちらのタイルテラスにもアプローチと同じくモンドリアンパターン風のデザインを取り入れて、個性のある表情をお楽しみいただけるようにしました。

お客様からのアンケートには「デザインにも満足していますが、何より担当者の方が使いやすく生活しやすいように配慮してくれたことが嬉しかったです。」とご記載いただきました。私たちがやりがいを感じる瞬間であり、これからの仕事の励みになります。

ガーデンプラスではお客様の生活動線や暮らしの快適さを考慮して、デザインのご提案を行っています。外構工事をご検討の際は、お気軽にご相談ください。