【動画あり】2台用駐車場に必要な予算は？おすすめ3プランご紹介！

今回のテーマは、「2台用駐車場」！

過去にも駐車場に関して動画やブログでご紹介してきましたが、今回は「2台用」の駐車場に絞って、工事の際のポイントや、コストダウンする方法をご紹介します。

今回は、
①コスト重視のシンプルなプラン
②機能性重視のプラン
③防犯性が高いプラン
この3つの外構モデルプランを作ってみたので、それぞれの見積金額と共に解説していきます！

今回はどのプランも門まわりは同じで、駐車場部分のみを変えていきます。
ではさっそく、「コスト重視のシンプルなプラン」から見ていきましょう！

一番シンプルでコストを抑えられるのは土間コンクリートです！もっとコストを削減するなら、すべてを砂利敷きにすることもできます。ただし、車2台分の広さですと、後で雑草の手入れが大変になりますし、経年で砂利が減っていくのも課題です。
自分でホームセンターから砂利を買ってきて敷くのも手間がかかりますし、将来的な手入れも考えると、最終的には一番コストパフォーマンスが高く、手間もかからないのはやはり土間コンクリートなのかなと思います。
ちなみに、一般的な砂利の厚み、3㎝程度を確保しようと思うと、1㎡あたり、なんと約60㎏もの砂利が必要になります。25㎡の駐車場だと余裕で1ｔを超えます！よほど体力に自信が無い限り、運ぶだけでもかなりの重労働です。

予算が心配な場合は、駐車場の土間コンクリート以外の場所、例えばフェンスや門柱の仕上げなど、他の箇所で予算を調整するのがおすすめです！

ただ、このプラン、全てが土間コンクリートではありません。奥の部分やサイドは砂利にしているのです！なぜだかわかりますか…？

全部を砂利にしてしまうと手入れが大変ですが、手入れが負担にならない程度に一部を砂利にするとコストダウンにつながります。
さらにこのプランの様に、奥やサイド部分を砂利にしておくと、後からカーポートを設置したいとなったときにもお得に設置できます！カーポートは柱を立てる必要がありますが、もし全面をコンクリート舗装していたら、コンクリートの撤去費用がかかります。しかし、柱を立てる部分を砂利にしておくことで撤去費用を最小限に抑え、カーポート設置ができます！もし、「将来的にはカーポートをつけたいな…」と考えているならプランナーに相談してみてくださいね！

駐車場の後ろとサイドはフェンスと門扉で閉じて、クローズ外構にしています。
フェンスがないと、車が止まっていないときにかなり開けた印象になりますし、誰でも侵入できてしまいます。不審者侵入を防止することはもちろん、お子様やペットの道路飛び出し防止も考慮すると、クローズ外構が安心できておすすめです！

この「コスト重視のシンプルなプラン」の見積金額をご紹介します。
（※2023年10月現在の参考概算金額です。商品代・施工費込みの金額です。）

＜駐車場のみの見積金額＞
【合計】約67万円
【内訳】
・土間コンクリート＋砂利(防草シート込み) 25㎡　38万円
・境界ブロック＋メッシュフェンス　20万円
・門扉　9万円

車2台分となるとシンプルな土間コンクリートにシンプルなフェンスでも50万円は超えてきますね。安くはない費用ですが、コンクリートを敷いてしまえば雑草を抜く手間は基本的になくなりますし、これから何十年も使用するスペースと考えれば、十分価値はあるのではないかなと思います！

では次のプランに行きましょう！

次は「使いやすさ」を中心に考えた機能性を重視したプランです！
特に、防犯の観点から外構をクローズにしたいという方に向けたプランです。2台用の駐車場をクローズにするなら、日常の利便性を考慮して、電動のオーバーゲートが圧倒的におすすめです。オーバーゲートとは扉が上に上がるタイプの扉のことです。
もちろん、駐車場をクローズにするためのゲートには他にも選択肢があります。特にコストを気にされる方には伸縮門扉を検討されている方も多いかもしれません。確かにオーバーゲートより安価ですが、伸縮門扉は毎回車を停めて、扉を開けて、固定して、再び車に戻るという手順が必要です。1台分ならまだしも、2台分の開閉作業は毎日のことなので、ちょっと手間がかかります。車通りの多い道では危険も考えられますし…

さらに、街で見かける伸縮門扉のお宅、開けっ放しになっていることが多いと思いませんか？やはり手間がかかるんですよね…。普段は開けっ放しで、夜だけ閉める、という使い方ができるなら良いかもしれませんが、しっかりとクローズしたい方にはおすすめしません。お客様のライフスタイルに合わせて検討するといいですね！

オーバーゲートの設置には注意点があります！それはゲートの横側は壁で閉じたほうが良いということです。ゲートで道路側がしっかりと閉じていても、横に壁がないと隙間ができてしまいます。平面図だけでは分かりにくいので、特に犬がいる場合やしっかりとクローズにしたい理由がある場合は、この点に気を付けてくださいね。

ゲート内側の土間の舗装については、車がない時でもゲートであまり見えないので、舗装材やデザインは特に必要ないかもしれません。シンプルにコンクリートで仕上げると良いでしょう。伸縮目地を縦に配置することで、駐車スペースの目安となり、スッキリとした印象が得られます。

この「機能性重視のプラン」の見積金額をご紹介します。
（※2023年10月現在の参考概算金額です。商品代・施工費込みの金額です。）

＜駐車場のみの見積金額＞
【合計】約105万円
【内訳】
・土間コンクリート 34㎡　45万円
・オーバーゲート　60万円

このプランでは、電動オーバーゲートを設置した場合の最安値の参考価格を出したかったので、一番シンプルなデザインのオーバーゲートを採用しています。そのため、オーバーゲートに目隠し機能はなく、もしこのパース画像のように掃き出し窓があると目隠しフェンスも別につけたいと思うかもしれません。そうなると、上記の見積金額から、追加で費用がかかってきます。

では次は最後のプランです！

最後の3つ目のプランは、電動のシャッターゲートを取り入れて、防犯性を一層高めたプランです！シャッターゲートにも様々なデザインがありますが、今回はシンプルなデザインで目隠しに最適なアルミスラットタイプの電動2台用ゲートでプランニングしました。

シャッターの枠のようなゲート部分は、今回は仕上げを塗装にしていますが、タイル貼りも可能です！タイルは豪華な雰囲気を醸し出しますが、今回は門柱にブラウンのタイルを使用しているため、全体がタイルばかりになると少ししつこい感じになるかもしれません。そこで、ゲートは同系色の塗り仕上げにし、予算を削減しながらバランスを取りました。

もっとコストを抑えたい場合は、ゲートがアルミのタイプの商品も選択肢の一つです。これもまたスタイリッシュでカッコイイ印象を与えます。ただし、アルミ仕上げのため、門柱やお家との一体感を出すのが難しいことが多いです。シャッターが独立してしまうと、全体的な高級感や一体感が薄れてしまいます。ですので、全体的なデザインや高級感を大切にしたい方には仕上げが選べるタイプのゲートがおすすめです。

駐車場の土間のデザインについて、シャッターゲートを閉めればシャッター内側は見えないため、このプランでは内側はシンプルなコンクリート仕上げにしています。ただし、シャッター外側（敷地境界側）は、タイル貼りで仕上げるプランにしました。シャッターは存在感があるため、周りがあまりにシンプルすぎると、シャッターだけが目立ちすぎてしまうことも…。そこで、駐車場の入り口の足元は、上品な高級感を引き立てるタイルでデザイン性をアップしています。

ただし、タイルは壁に貼るような薄いものではなく、駐車場用の車が乗っても安心なタイルを選部必要があります。厚みが約20㎜ある駐車場用の商品を選ぶことで、安心感と上質な雰囲気を両立させています。価格はやや高めですが、最近は種類が豊富で商品のバリエーションも広がっているため、予算内で満足できる商品も見つかるかもしれません！特に、アイコットリョーワというメーカーのタイルは、車OKな商品が豊富で価格も比較的抑えられているためおすすめです。

また、シャッターゲートは大きく存在感があり、どちらかというと武骨な印象があります。そのため、植栽を添えたり、周りの色味を柔らかい色に調整したりするなどして、圧迫感を緩和させると、オシャレで調和のとれた雰囲気になりますよ。

この「防犯性が高いプラン」の見積金額をご紹介します。
（※2023年10月現在の参考概算金額です。商品代・施工費込みの金額です。）

＜駐車場のみの見積金額＞
【合計】約375万円
【内訳】
・土間コンクリート 42㎡　75万円
（うち5㎡はタイル貼り）
・シャッターゲート　300万円

電動シャッターゲートは正直かなり高額な商品なので、悩まれる方も多いです。しかし、リフォーム工事で後から電動シャッターゲートを付けようと思っても、既存の駐車場に電動シャッターの寸法が合わなかったり、電動シャッターの基礎はコンクリートを大きくとるので駐車場全体の土間コンクリートを全てやり直したり、なんてこともあります。電動シャッターゲートを希望されるなら、新築時の施工がおすすめです！
高い買い物ですが、防犯性は確実にアップしますし、お家の重厚感・品格もぐっと高まる、満足度の高い外構工事です！

いかがでしたか？

今回は2台用駐車場について解説しました！
駐車場工事は安くはない外構工事です。だからこそ、費用面ばかりを気にするのではなく、ご自身のライフスタイルも考えながら、後悔のない使いやすい駐車場をつくりましょう！理想の駐車場と予算のギャップに悩んでいる…という方は是非一度ガーデンプラスにご相談ください！

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