アプローチに印象的なガラスパネルとラインを施した新築外構

こんにちは！ガーデンプラス名古屋南の高津です。

今回のブログでは、表札にこだわった新築外構をご紹介します。

まずはご提案プランからご覧ください。

北側の接道部に広いファサードがあり、南側にはお庭スペースやタイルデッキも設置されていた大きな敷地のお住まいでした。お打合せを重ね、イメージをお客様と合わせて行きました。

最終的にはイメージパースを上の図のように作り、ご提案しました。

こちらは施工中の様子です。
今回は大きなブロック塀を立ち上げるため、L字の基礎を施工させていただきました。お写真のように、基礎は地上に出るブロック塀よりも幅が大きく、コンクリートの厚みもかなりあります。ブロック塀にも通す鉄筋は、基礎の内部までつながっていてコンクリートやブロックの構造をしなやからに支えるようになっています。

2018年に起きたブロック塀倒壊による女の子の死亡事故がまだ記憶に新しいですが、新設するブロック塀には倒壊による被害を最小限に抑えられるように、厳格な施工基準が設けられています。今後ブロック塀を検討されるお客様は、施工士とよく相談してくださいね。作る高さによって基礎や控え壁などにコストがかかりますので、軽量なフェンスとの組み合わせに変えたりといった工夫もできますよ。

こちらが完成後の外構です。

お住まいに合わせて、白と黒のモノトーンで構成いたしました。今後植栽を入れていただくと、緑が白い塀に引き立ちそうです。

モダンなカーポートを設置した駐車スペースは二期工事として後から施工させていただきました。

駐車スペースはオープンですが、セキュリティを高めるため、建物との間にはブロック塀や門扉を設け、建物まわりはクローズ外構のように見せています。

印象的なライン入りのブロック塀は、ブロックを積んでホワイトカラーの塗装で仕上げました。刷毛引きの模様を入れて、平坦な印象にならないように仕上げています。黒いラインは下地の段階で薄いブロックを組み合わせて塀に窪みを作った上に、タイルを貼って仕上げました。視線の高さで玄関に向かってすっきりとラインが向かっているように感じられますね。
またこの窪みには更にライン状のLEDバーライトを組み込んでいます。最後にライトアップのお写真も掲載しますので、ぜひご覧ください。

アプローチの足元には600×300mmの黒いタイルを貼り、埋め込み型のLEDラインも組み合わせています。
脇は土間コンクリートの洗い出し仕上げで舗装しました。駐輪スペースにもご利用いただけそうです。

こちらが一番こだわった、表札を兼ねたガラスパネルです。

オンリーワンの「ファルベ」というアイテムをご提案しました。強化ガラスのパネルにサンドブラストでデザインを入れており、名入れすることができます。

今回は塀に組み込むため、シンプルなすりガラスデザインを選択しました。目隠し性の高いブロック塀の中に、こういったスリットデザインやクリアな素材を組み込むと、おしゃれで圧迫感も軽減します。光を取り込むこともできますね。

右上にはサンドブラスト加工でお名前も入れていますが、個人情報保護の観点から表示できないので…
オンリーワンのカタログ画像をご紹介します。

お名前やデザインをいれるとこんな印象に。ガラスのようなクリア素材を使うことで、ブロックやタイルといった素材感とはまた違う瑞々しい質感を取り入れることができますね。

門まわりで植栽スペースを備えている外構なら、ガラスパネル越しに植栽を見せるのも素敵です。

アプローチは他にも、植栽スペースを設けたり、アプローチ正面の宅配ボックスを組み込んだ門袖のみタイル貼にしたりと単調にならない工夫をしました。モノトーンの中に、シンボルツリーのオリーブが印象的です。

駐車スペースと建物の間の壁ですが、実は2つのブロック塀を前後にずらし、間に階段を設けています。玄関から最短距離でお車にたどり着けるようにしているのですが、オープンのままよりも重厚な雰囲気があり、玄関前も目隠しできていますね。

ブロック塀を重ねて動線を維持する設計は、オープン外構でもセキュリティを高めたい場合におすすめです。ぜひご参考ください。

最後に夜のライトアップのお写真です。

アプローチのグランドライト、袖壁のLEDバーライト、カーポートのダウンライトと、小さな灯りが重なりあって、お庭を大きく見せ、都会的な空間を演出してくれます。
最近の外構用照明はほとんどLEDライトなので、長時間点灯させても電力消費が抑えられるところも魅力。夜ご帰宅されるご家族様も、お庭やお住まいを眺めて喜んでいただけそうです。

いかがでしたでしょうか？
ブロック塀で囲まれた大きな外構でしたが、動線も複数確保することができ、ライティングまでこだわりました。
塀に組み込まれた美しいガラスパネルが、ご帰宅されるご家族やお客様を出迎えてくれることでしょう。

皆さまのオンリーワンの外構デザインの参考になれば幸いです。