オープン外構は落ち着かない？“ちょうどいい囲い方”に変えるセミクローズのアイデア集

こんにちは。ガーデンプラス湘南藤沢店の鈴木です。

今回は、お庭のリフォーム施工例を二つご紹介します。

「住み慣れたご自宅のお庭、もっと活用できるはず…」
「アウトドアリビングって憧れるけど、実際うちの庭はあまり使えていない…」

そんな風に考えたことはありませんか？

駐車スペースを増やしたい！、手入れが楽なお庭にしたい！、庭で過ごす休日にあこがれる！等々・・・

視線が気にならず、でも閉鎖的にしたくない

お庭のお悩みやリフォームのタイミングはさまざまですが、ライフスタイルの変化に合わせて外構を見直す方が増えています。

特に「オープン外構だとなんとなく落ち着かない…」と感じている方にとって、セミクローズ外構という選択肢はとてもおすすめです。

今回ご紹介する二つの外構がいったいどんな風に変わったのか、ぜひご覧ください！！

オープン外構とは

敷地と道路の境界に門や塀を設けず、開放感のあるつくり。

【メリット】
・圧迫感がなく、敷地を広く見せられる
・初期費用・維持費用を抑えられる
・ご近所とのコミュニケーションが生まれやすい
【デメリット】
・視線が気になる
・防犯性に不安が残る
・子どもの飛び出しなど安全面の懸念

セミクローズ外構とは

部分的に目隠しや囲いを設けるスタイル。
【メリット】
・開放感を保ちつつ、必要な部分に防犯対策ができる

・デザインに柔軟性があり、ライフスタイルに合わせて囲いを調整できる
・庭と住まいの一体感が生まれる
【デメリット】
・どこまで囲うか、ライフスタイルやバランスを考える必要あり

クローズ外構とは

敷地を塀や門でしっかり囲うスタイル。

【メリット】
・プライバシーと防犯性が守りやすい
・お子様やペットの飛び出し防止ができる
・境界が明確で安心感がある
【デメリット】
・コストがかかる
・一度入ってしまうと侵入者が隠れやすくなる場合も
・圧迫感が出やすい
・ご近所とのコミュニケーションが生まれにくい

“囲いすぎず、でも無防備すぎない” ちょうどいい外構、「セミクローズ外構」を取り入れた外構をご紹介します！

こちらは施工前の様子です。

敷地内の建物横にカーポート、道路面に沿って門扉、フェンスが設置されていました。

カーポート、道路面のフェンス、植栽を撤去しオープン外構にしました。

とはいえ、「オープン外構の侵入防止対策」は必要です。そこで、敷地境界線上に抜き差し可能なスペースガードを設置。必要なときだけ開閉できるので利便性も高く、外観を損なわないスマートな対策です。

また、アプローチには天然石を貼り、華やかなファザードに変身。レンガ門柱や、ガーデニングがお好きなお客様したので、花壇を配置し、見た目の印象もグレードアップしました。

雑草のメンテナンスが必要な場所を限定すると管理しやすくなりますよ。

アプローチ中程の植栽スペースとポスト「ボビ」

ポストとグリーンの組み合わせは、おしゃれなアクセントに。

玄関のドアが開いた時の程よい視線カットになり、オープン外構の落ち着かないを和らげてくれます！

窓前のデザイナーズパーツ（目隠しフェンス）

続いてオープン外構の落ち着かないを和らげてくれるのは、スリットフェンスです。

道路面のフェンスを取り外した分、視線が気になる窓前には枕木材を立てて視線対策を。

角度を調整することで遮る範囲を調整でき、光や風を程よく通してくれます。

このように、一部分だけの目隠しならスクリーンフェンスがおしゃれでおススメですよ。

夜間のライトアップで防犯対策

オープン外構で不安視される防犯面。そんな時は、夜間のライトアップが効果的です。

植栽やアプローチを照らすことで、不審者の侵入抑止につながります。

道路も明るくなるので、地域の防犯対策になるかも知れないですね！

開放的なオープン外構からセミクローズ外構に。ご要望は、駐車スペース、犬走の雑草対策、舗装、オーバーゲートの設置でした。

主に駐車スペースとして利用しているお庭には、天然芝に枕木材が敷かれていました。

敷地内両サイドには、赤いカンナがきれいに咲いていますが、大きく成長してしまい管理が大変だったことが想像できます。

オープン外構は見た目がすっきりする反面、手間や防犯面で課題を感じる方も多いです。

こちらは完成後のお庭の様子です。

オープン外構侵入防止対策としては、建物や全体の雰囲気に合わせて、鋳物調デザインのオーバーゲートを設置しました。

オーバーゲートはスタイリッシュでシンプルなデザインが多いですが、この様なヨーロピアンでおしゃれなデザインのタイプもあります。

ゲートとスロープの間にできた隙間にはアルミ角材を設置して調整しました。引き締まって見えますね。

また、芝生の管理が大変だった駐車スペースには、天然石「フランドル・ポルフィリ」を敷き詰めました。

雨に濡れると色鮮やかになり、更にお庭の独特な風合いをお楽しみいただけます。

レンガの門柱と猫モチーフの表札

道路面にシンプルな機能門柱が設置されていて、当初はリフォームする予定ではなかったのですが、ヨーロッパ調になるお庭に合うようレンガの門柱をご提案させていただきました。

また、たくさんの猫ちゃんたちと暮らしているお客様に、かわいい猫ちゃんデザインの表札をご紹介したところ、そちらも設置することに(=^・・^=)

モノトーン調のレンガにライトやミラーも鋳物風で統一して、クラシカルな素敵なオリジナルの門型が完成しました。

門柱を建てることも、アイキャッチになり、目隠し効果を高めてくれるので、オープン外構の落ち着かない印象を和らげてくれますよ。

いかがでしたか？

今回のように「正面門扉なし」でも、必要な部分だけを囲うセミクローズ外構なら、十分に防犯性を確保できます。

正面門扉は必要？

門扉を設置しないパターンがおすすめの方
• コストを抑えたい
• 閉鎖的な印象にしたくない
• デザイン性や開放感を優先したい

門扉を設置するパターンがおすすめの方
• 小さなお子さまの飛び出し防止をしたい
• 防犯性をさらに高めたい
• 外からの視線をしっかり遮りたい
ライフスタイルに合わせた選び方が大切ですね。

お庭のリフォームは、どうしても現在のお庭のイメージが強く、どんな風に変えられるのか想像がつかない、なんて声もよく聞きます。　3DCADを操作しながら、ファーストプランを更にお客様のお庭のイメージに近づけていきます。ご要望に沿ってアドバイスもさせていただきますので、どうぞお気軽にご相談ください！！

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