プライバシーに配慮したエレガントさ漂う外構リフォーム

こんにちは。ガーデンプラス福岡の佐々木義人です。

年が明けたと思ったら、もう1月も後半。来月の節分に向けて、恵方巻のチラシやポスターを街で見かけるようになりました。こうやってどんどん季節が進んでいくのですね。全国的にインフルエンザが流行しているとのことですので、しっかり体調管理もしていきましょう。

今年に入って初めに今回ご紹介させていただくのは、目隠しを目的として外構リフォームをご依頼いただいたお客様です。建売住宅をご購入されたものの玄関やリビングが道路側に面しているため、人目が気になって室内にいても安心できないので、外構のリフォームをしたいとご相談をいただきました。

まずは施工前の玄関まわりからご紹介いたします。

こちらが施工前の玄関まわりです。掃き出し窓の前はハンギングプランターの植物や鉢植えの草花で賑わい、とてもきれいにされていらっしゃいますね。

ただ、玄関を出てすぐ道路なので、ドアを開けた際は室内が丸見えになってしまいます。道路とリビングの窓が近いため室内にいても人が通るたびに気配を感じ、ゆっくり寛げません。

そこで玄関前やリビングの掃き出し窓の前に、目隠しの設置をご提案いたしました。お施主様からはお好みのデザインとして、鋳物フェンスやアルミ製の枕木材の資料をいただいておりましたので、そちらのご要望を組み込む形でデザインをご提示させていただきました。

そして施工後の玄関まわりがこちらになります。

門塀は基礎にコンクリートブロックを使い、表面をコテ塗りで仕上げました。高さと幅を出し、玄関内へ入り込む視線をカットするようにしています。存在感のある門塀は鋳物フェンスやスリムタイプのフィックスフェンスを合わせ、スリットを活用して奥行き感を出しました。門塀にはダークブラウンの笠木や角柱を使い、真っ白なデザインにアクセントをつけています。門塀を設けることで視覚的に玄関ポーチも広くなり、玄関の出入りや郵便物をとる際も壁が目隠しとなるため、日々のちょっとした動作にも安心感がありますね。

境界ラインは塀の高さを抑えることで、お庭の圧迫感を取り除いています。同じスペースでも仕切ってあげることで、逆にお庭が広く感じられるようになりました。

室内への目隠しのためにリフォームをご依頼いただきましたが、リビング前にはあえて塀やフェンスを設けず現状のまま残しました。それには理由があるんです。

それはお施主様が大切にされている猫ちゃん。

お施主様の飼い猫の日課がリビング窓から外の景色を眺めたり日向ぼっこすることだそうで、リビング前はオープンのまま、玄関前以外の窓に面した塀とフェンスは低めに設定いたしました。外への視界をしっかり確保しましたので、日課のパトロールもはかどりそうですね。

そして工事箇所がもう一か所。こちらは施工前です。

駐車スペースに面するリビングの掃き出し窓には目隠しフェンスの設置をご依頼いただきました。お車が停まっている時間帯はいいですが、お車がないと視線を遮るものは何もありません。そこで門まわりや建物の雰囲気に合わせて、白い木目調のフェンスをご提案いたしました。

施工後がこちらです。既存のブロック上に目隠しフェンスを設置しました。

使用したフェンスはＦ＆Ｆ社のマイティウッドフェンス。表面にしっかり感じられる木目模様が特徴で、オフホワイトの色味が門まわりと建物のテイストとも統一感を感じさせます。足元の部分にはあえて板材を貼らずに、駐車スペースの圧迫感を軽減しました。お車が停まっていない時は、床から近いところにいる猫ちゃんの視界も確保できそうです。

施工後、お施主様からはご満足と私ども現場の者に対するお褒めのお言葉を頂戴いたしました。リフォーム後はまわりの視線を気にすることなくガーデニングをお楽しみいただけると嬉しいです。