包容力のあるカーポートが目を引く新築外構

こんにちは。ガーデンプラス福山の高島です。

今回は新築外構工事についてご紹介いたします。今年は梅雨の長雨の影響で工事が予定通り進まず、こちらのお宅のお客様にもご迷惑をおかけしてしまいました。天候だけではなく新型コロナウイルスの影響も重なり、予定通り工事に入れない日もありましたが、ご連絡を差し上げた際にとても寛大にご対応いただいたことが印象に残るお客様です。梅雨の合間に完工を迎えられた時は、ほっといたしました。

ご依頼いただいた工事内容はこちらです。

・お車3台分のカーポート設置

・駐車スペースの土間コンクリート打設

・高さのあるフェンスの設置

・雑草対策に白い砂利の敷設

・ストックヤードかテラス屋根の設置

・お客様が作成された門柱の設置

こちらのご要望をもとに、外構プランをご提案いたしました。まずは施工前のお庭の様子からご紹介いたします。

こちらが施工前のお庭の様子です。

だいたい新築外構工事の現場調査に行かせていただくと、玄関ポーチだけが施工されて外構はこのように土のままのことが多いです。ただ、こちらのお宅が他とちょっと違う点は、大きな石や木の根っこなどの廃棄物の多さ。さらに建物前面の空間がかなり凸凹としていて、整地や石の処分に時間と費用がかかります。ガーデンプラスでは現場調査をしてからお見積りの作成に取り掛からせていただくのですが、図面だけでは読み取れないことが外構にはあるので、大変ご面倒ではございますが現場調査は必ずさせていただいております。もちろん現場の状態を確認させていただくだけでなく、現地でお客様とお話しさせていただくことで、ご要望を確実にキャッチすることができるのです。

こちらが現場調査でのヒアリングやご要望をもとに作成したパース図です。

建物前面の空間を贅沢に使い、3台分の駐車スペースを確保しました。エクステリアはステンカラーで統一して、スタイリッシュなデザインにまとめています。こちらのパース図をもとに、工事に取り掛からせていただきました。

こちらが完成した門まわりです。

お客様が作成された機能門柱を中心に、門まわりはシンプルに仕上げました。ステンカラーの角柱を組み合わせて横に並べた、縦格子のスタイリッシュなデザインが目を引きます。門柱の足元には土を残して植栽スペースを設け、平面的な門まわりに立体感を出せるように仕上げました。角柱の隙間から覗くオリーブが、門まわりに彩りと奥行き感を加えてくれています。

こちらは犬走りです。雑草が生えてこないよう防草シートでガードし、その上からお客様ご希望の白い玉砂利を敷きました。雑草対策に使われる砂利には色を施した化粧砂利や踏み音のする防犯砂利、丸みのあるデザインの玉砂利があります。今回は白い玉砂利で清潔感を出しました。

そしてこのデッドスペースとなりがちな犬走りを活用し、ストックヤードを設けました。使用したのは、YKKAP社のソラリアF型。人がやっと一人通れるぐらいの細い通路ですので、出幅をカットして空間にぴったり収めました。オプションで前面パネルも設置しましたので、横からの雨の吹込みもなく安心です。夏場は臭いの気になるゴミの一時置き場などにも便利ですね。

最後にご紹介するのはカーポートです。

お車3台分のカーポートなので大きく存在感がありますね。構造物の大きなものはどうしても重たい印象になりがちですが、ライトブルーの爽やかな屋根材を使って軽やかに仕上げました。見た目には変わりがないように見えますが、屋根材には熱線遮断タイプを使用。車内を暑くする赤外線をカットしてくれるので、夏場のドアを開けた際のあのモワっとする暑さが軽減されます。

建物の左手の隣家との境界部分には、目隠しフェンスを設置しました。ルーバータイプなので気になる視線はしっかり遮りつつも、通風性は確保。駐車スペース後方のお庭のプライベート性を確立させました。

こちらのお宅の施工では天候不良や新型コロナウイルスの影響で日程がずれ込んでしまったにもかかわらず、現場を担当させていただいた職人たちにもお気遣いいただき、とても気持ちよく施工を行うことができました。こんなご時世だからこそ、人の温かみが心にしみますね。ご依頼いただきありがとうございました。また気になる点やご相談事があれば、お気軽にお声をかけていただけると嬉しいです。