リズミカルで軽やかな外構リフォーム

こんにちは。ガーデンプラス船橋の本多です。

趣味としてとても人気のあるDIY、このおうち時間を活用して始められる方も増えているそうです。小さな小物や家具から、家の内装や外構までDIYの楽しみ方は無限大。お庭のリフォームや外構工事も自分で！という方もいらっしゃいますが、作業の多さに挫折して工事をご依頼いただくケースも増えています。

今回ご紹介するお客様も、アプローチをDIYで完成させようと計画されていましたが、プロにお願いしようとシフトチェンジされて、弊社に工事のご依頼をいただきました。ご依頼内容はこちらです。

・自分でできなかったアプローチの工事

・目隠しフェンスの設置

・庭木の植栽と照明の設置

・バルコニー屋根の設置

以上について工事をご依頼いただきました。

まずは、施工前の様子からご紹介いたします。

こちらは施工前のアプローチです。

下地に防草シートを敷いて雑草対策もしっかりされていますが、並べたレンガの表面にデコボコと凹凸が見えます。レンガはDIYでも人気の部材ですが、敷き詰める際には下地をしっかり平らに均しておかないと表面がこのようにデコボコになってしまうのです。さらにスペースにきっちり敷き詰めるにはレンガをカットする必要もあり、既製品のレンガを使っての作業は案外大変。均すために掘った土も処分しなくてはなりませんし、やってみるとうまくいかなかったり残ったモルタルの廃棄に困るというお声も聞かれます。

そこでお客様がDIYでやろうとされていたアプローチのレンガ敷きを引き継ぎ、施工させていただきました。シックな黒のレンガのデザインを邪魔していたブルーの水道メーターボックスも、目立たないように配慮しましたよ。

こちらが施工後のアプローチです。

淡い色と濃い色のレンガを敷き詰め、アクセントとしてDIYで使われていた黒いレンガを使用しました。所々に黒を入れているので、引き締まった印象です。デザインの邪魔をしてしまっていたブルーの水道メーターボックスも、ブラウンに塗装してレンガのアプローチに馴染ませました。

そしてサイドの土を残して設けた植栽スペースの草花たちが、立体感を生み出し足元に彩りを添えてくれています。黒の面積を多くしてしまうと重たい雰囲気になりがちですが、黒のレンガはあくまでアクセントとして使ったので、建物のイメージとも調和のとれた軽やかな印象になりました。

アプローチのリフォームに伴い、機能門柱も付け替えたいとご依頼をいただきました。

こちらが施工後の機能門柱です。

今回使用したのは、YKKAP社のルシアスサインポール。表札やインターホンを備えた細型タイプの機能門柱で、ステンカラーと木目調を合わせたすっきりスマートなデザインが魅力のエクステリアです。

でも、生活必需品であるポストが見当たりませんね。実は裏側に取り付けてあります。

こちらがポストです。正面から見た時に視界に入らないよう、機能門柱の裏に納めました。ポストはある程度実用性を考慮すると大きくなってしまいますが、その存在感がデザインバランスを崩すこともあります。今回のお宅でもサインポールを主役にするために、あえてポストは正面から見えない裏側に設置しました。

隣家との境界部分には、目隠しフェンスとして木の風合いが漂うLIXIL社のフェンスAAを設置しました。本物の木のように見えますが、人工木なので防腐処理などのお手入れも不要です。

一部角柱を使っていますが、こちらはお隣への配慮。目隠しフェンスをそのまま道路際まで伸ばすとお隣のお宅の窓を隠すことになってしまうので、角柱でさりげなく窓を避けています。間隔をとって高さも少しずつ変えたので、軽やかでリズミカルな印象に仕上がりました。

そしてお客様がご要望された庭木としてソヨゴを植えました。

風にそよそよそよぐ様子から名付けられたソヨゴは、生長が緩やかなので育てやすく、程よいボリューム感と存在感のある樹形でお庭にグリーンを添えてくれます。初夏には白い花が咲き秋には実をつけてくれるので、１本でも四季の変化を存分に楽しめますよ。お写真では見えにくいですが、植栽の足元には照明を配置。夜はソヨゴの幻想的な陰影を、美しいライトアップでお楽しみいただけます。

もう一か所、目隠しフェンスを設置しました。

目隠しフェンスを設置したのは奥様のお部屋の前なのですが、奥にあるお宅の通路前に面しているため人の気配が気になります。そこで人が通る時の視線や気配が気にならないよう、目隠しフェンスを設置。お部屋を暗い雰囲気にしないために、白い木目調のフェンスを使いました。

最後にご紹介するのはバルコニーの屋根です。

急な雨から洗濯物を守るのはもちろんのこと、室内に差し込む強い日差しを遮る日除けとしても重宝します。特に夏は遮熱対策としてもおすすめですよ。バルコニー屋根は外構のテリトリーなので、後付けでバルコニーに屋根をつけたい場合はお気軽にお声がけくださいね。

いかがでしたでしょうか？

外構のリフォームとしては盛りだくさんな内容の施工についてご紹介いたしました。最近流行りのDIYですが、材料は揃っても自分で一からつくるのは難しいものです。自分で作る楽しさを残す施工の方法もございますので、お気軽にご相談ください。