石貼り風タイルで仕上げた門袖が安心感をもたらすクローズ外構へのリフォーム

こんにちは。ガーデンプラス船橋の本多です。

今回はオープン外構からクローズ外構へリフォームした事例をご紹介いたします。ご依頼いただいたお客様には小さなお子様がいらっしゃり、安全を守るために塀や門扉の設置をしたいとのことでした。隣地との境界フェンスが既に設置されていましたので、道路に面するファサード部分をクローズにする施工を中心にプランいたしました。

それでは施工前のお写真をご覧ください。

施工前は駐車スペースとしてご利用いただけるよう全面土間コンクリートを打たれておられ、一部に乱形石を貼ったシンプルなデザインのファサードでした。このままでも広々として使いやすそうなお庭でしたが、掃き出し窓があるテラスは道路から丸見えなので、お車がないときは室内で過ごしていても少々居心地の悪さを感じてしまうかも知れません。

施工後のお庭がこちらです。門袖・袖壁にカーゲートを設置して、道路境界でしっかり敷地を守ってくれそうな安心感のあるお庭になりましたね。クローズ外構ながら、明るい色味とカーポートの背の高さであまり圧迫感を感じないよう設計いたしました。

駐車スペースには優しい雰囲気のお住まいに合わせ、柔らかい印象のアーチ型屋根のカーポートを設置。ハイルーフ車対応の跳ね上げ式カーゲートに干渉しないよう、ハイロング柱タイプを採用いたしました。カーゲートは電動式で、雨の日も車を降りることなく開閉作業ができます。

門まわりのお写真もご紹介します。
まずは施工前の門まわり。

こちらが施工後の門まわりです。

建物に対して道路境界が斜めになっていますが、門袖やカーゲートの出幅を調整することでうまく吸収させました。門袖・袖壁は、ダイナミックな割り石の表情と深い凹凸感が魅力のLIXIL社のタイル材「ラグナロック シェラスコット」を使用しています。

門柱にはポストや表札、インターホンといった基本的な設備の他に、宅配ボックスを埋め込みました。留守中やご在宅時でも手が離せないときに荷物を受け取ることができて便利ですね。

また玄関の上にファサード全体を撮影するカメラが設置されているのが見えますでしょうか？（黄色の矢印部分）　こちらはホームネットワークシステムに接続できる屋外カメラです。スマートフォンでいつでもお庭の様子がチェックできるので、留守中はもちろん、お子様が庭で遊んでいらっしゃるときも安心ですね。

今回設置したのは屋外カメラのみですが、LIXIL社のホームネットワークシステムでは、宅配ボックスや室内カメラ、カーゲートなどもリンクさせて操作ができるので、留守がちな方やセキュリティを高めたいという方は外構リフォームの際にご検討されてはいかがでしょうか？

小さなお子様をお庭で遊ばせたいというご相談をよくお寄せいただきますが、クローズ外構にすると、圧迫感が出たりお庭のスペースが狭くなってしまうのではというご心配もあると思います。今回はしっかりブロックを積み、石貼り風タイルで仕上げた高級感のある塀を作らせていただきましたが、角柱を並べたり、木目調のフェンスを使うとまた違った景観になり、「クローズ外構」の機能は果たしながらもスペースをあまり取らずにのびのびとした印象にすることができますよ。予算面も含め、お気軽にご相談ください。