予備駐車スペースとしても使えるデザイン性の高いアプローチ

こんにちは、ガーデンプラス姫路の井内です。

最近の新型コロナウイルスの影響で、公共機関は使わずに車で移動する方が増えているというニュースを聞きました。特にお子さんや高齢者の方がいるご家庭は、利便性からもお車で移動ということが多いと思います。
駐車スペースは、外構工事でも欠かせない施工場所です。お車台数はライフスタイルによっても変化しますので、最初から余裕をもって作りたいのが心情です。しかしながら台数分お庭のスペースをとってしまうので、景観のことを考えると何とかデザインも工夫できないものかと思います。

今回のブログでご紹介させていただくのは、新築外構工事のアプローチ部分です。アプローチ兼予備駐車スペースとしても使えるよう設計させていただきました。デザインされた駐車スペースというとデザインの入った目地やスタンプコンクリートでの施工が多いのですが、今回は石板を使ってみました。
早速詳しくご紹介させていただきます。

こちらは施工後のお庭の全体像です。道路境界からお住まいまでとても広い面積がありましたので、正面右手は土間コンクリートを打設していつも使う駐車スペースに。半分はアプローチと花壇をレイアウトしました。

ご紹介したいのがこのアプローチ。予備駐車スペースとしても使えるように、轍部分には土間コンクリートを打設し、中央には白御影石の飛び石を置いています。中央に天然芝や砂利を敷かれるデザインもありますが、飛び石をタイル状に敷いてみるとよりアプローチらしい雰囲気が出ました。いつもはお車が停まっていないスペースなので、何もない状態でも見栄えのいいデザインであることがポイントです。

アプローチの脇は植栽スペースにしていますが、道路側にはウォーターボックスや排水溝があるため、中央あたりまで芝生を張っています。これからの季節はどんどん芝も綺麗に育ってくれることと思います。

予備駐車スペースとして使えるよう奥行きを十分にとりましたら、玄関前までのスペースはよりアプローチらしくアーチ状に乱形石を貼りました。グレートーンの駐車スペースに合わせてホワイト系にしましたが、色味が少ない分、石のシルエットや石目が際立ってすっきり見えますね。植栽が入ると、より緑と白のコントラストで綺麗に見えると思います。

木調の幅広い門柱は、YKKAP社のルシアスウォールです。温かみのある木目調の大きな門柱に、マットブラックのクラシカルな門灯やポストでとてもオシャレにまとまりました。

足元にはブラウン系のピンコロ石を並べた花壇を作りました。早速可愛らしい苗を植えていただいています。木調の門柱と植栽は相性が良いですね。テラス前にもシンボルツリーなどを植えられるようにサークル花壇を作りましたので、ご家族様で何を植えるか計画していただければと思います。

いかがでしたでしょうか？

駐車スペースは平坦なデザインになりがちですが、駐車する向きが一定であればよりデザインを工夫することができます。お庭のファサードの大部分を占めることが多いので、ぜひプランナーに相談してくださいね。