アールのデッキがゆとりと気品を生み出す新築外構

こんにちは。ガーデンプラス姫路の井内です。

今回は、敷地内に高低差のあるお宅の新築外構をご紹介いたします。地域差があると思いますが姫路店のある兵庫県は山が多いため、道路と建物の高低差の大きなお宅からの工事のご依頼を頂戴します。今回ご紹介するお宅のお客様からも、敷地内の高低差をなくしたいとご希望をいただきました。外構プランを立てるにあたっていただいたお客様からのご要望はこちらです。

・建物基礎の高さが高く段差を解消したい。
・シンボルツリーを植えたい。
・趣味のバイクを置く物置が欲しい。
・駐車スペースは土間コンクリートにして、2台用のカーポートと来客時の駐車スペースが欲しい

以上の４点についてご要望をいただきました。それでは今回の工事について、施工のポイントを交えながらご紹介いたします。

まずは存在感のあるカーポートからご覧ください。

お客様はお車２台分のカーポートをご希望でしたので、大きな屋根のカーポートを選びました。見た目の違いには出ませんが、屋根材には熱線吸収ポリカーボネートを使用。紫外線のカットはもちろん、赤外線が発する熱を吸収するので、夏の車内温度の上昇を軽減してくれます。さらには冬のフロントガラスの凍結を防ぐことで、寒い朝もお車でのお出かけがスムーズに。天候や季節を問わず、お車での外出が快適になりますよ。

こちらは門まわりの施工前の様子です。お客様の気になられている建物の基礎の高さが顕著に出ている場所でした。

そしてこちらが施工後の門まわりです。アプローチにはイエロー系の乱形石を貼り、足元から華やかさを出しました。玄関ポーチは上２段がハウスメーカー様施工ですがやはり段差が大きいので、同じ色味のタイルを使って下２段をプラスしています。

お客様ご要望のシンボルツリーを植えるための花壇は、玄関アプローチの右側に配置。お写真では見切れてしまっていますが、落ち着いた色味のピンコロ石を使ってサークルタイプに仕上げました。これから植えるシンボルツリーの足元を上品に彩ります。

門柱には木調デザインのウォールタイプを選び、おしゃれに仕上げました。実は今回の外構デザインの注目ポイントが、この門柱の裏側にあります。

門柱の裏側に、デッキスペースを設けました。一般的には掃き出し窓に面して設けるデッキですが、今回は基礎の高さをカモフラージュして、空間を有効活用する目的で石貼りのデッキを配置しています。こちらのお宅は広い敷地なのですが、建物の裏手にはお庭としてスペースを設けるほどの空間がありません。ご家族が寛げるスペースをお庭に作りたいという私どもの思いもあり、玄関横の空間を活用しました。

横から見るとこのような形です。

今回の工事でプラスした玄関ポーチとデッキの高さを合わせています。立ち上がりの化粧ブロックをアールに配置することで、デッキとしてのスペースを広くとりました。アプローチのラインもデッキに沿わせ、一体感を感じるデザインになっていると思います。

そしてこれからの季節、雑草に困らないためにも施工をおすすめしたい犬走りです。

こちらのお宅も雑草対策のために、防草シートと砂利を敷設しました。普段あまり目につかない場所だからこそ、気づいた時には雑草だらけということも少なくありません。雑草対策としてだけではなく、砂利を敷くと足を踏み入れた時にジャリっと音がするため、防犯対策としても有効です。新築外構工事の際に犬走りの施工もプランに組み入れると、後のメンテナンスがとても楽になります。

最後にご紹介するのは、バイクガレージとして利用するための物置です。バイクは雨だけでなく湿気にも弱く、湿度の高い場所に保管しておくと劣化や錆の原因になります。そこで庫内の湿度を上げないために、物置の下に土間コンクリートを打設しました。物置には収納棚もついているので、バイクの整備用品などの収納にも便利です。これからは気候も良いので、ツーリングも楽しめますね。

いかがでしたでしょうか。

外構は自由なプランニングも魅力の一つです。常識にとらわれずに、敷地の特性やライフスタイルに合わせてお客様にあった外構プランをご提案いたします。高低差の大きな敷地や変形地など、お庭のプランに困った際にはぜひお気軽にお声がけください。