お庭の植物や花壇を守る冬の霜よけ・風対策

日に日に寒さが厳しくなる今日この頃。お庭の植栽やお花への対策、されていますか？特に霜柱は、土の中の根を弱らせたり腐らせたりする要因になります。植える時に、お住まいの地域に適した種類を選ぶことはもちろん、その後の寒さ対策で、春のお庭の雰囲気もガラリと変わります。冬の間に葉を落としているだけだと思っていたら、春になっても新しい芽が出ず枯れてしまった、なんて悲しいことにならないよう、しっかり対策をしましょう。今回はお庭の植栽やお花の冬支度のコツをご紹介します。緑があふれ、お花が咲き乱れる華やかなお庭で春を迎えましょう！

まず、鉢やプランターで室内に移動が可能なものは移動しましょう。その際、植物や土に虫がついていないか、くまなくチェックしてください。暖かいお部屋は虫にとっても居心地のいいものです。寒い外では活動が鈍っていますが、室内に入れたとたんに元気になり、あっという間に増えてしまうケースもあります。少しでも虫を入れないためにも、必ず事前の確認をしましょう。植物を室内に移動する際にもう一つ気を付けたいのが、植物の置く場所。もともと耐寒性の高い植物を温かいお部屋に入れてしまうと、かえって葉が傷んでしまう場合があります。種類によっては温度変化の少ない廊下や玄関にとどめましょう。また暖房や換気扇など風が常時当たる場所は基本的に植物の生育に向いていません。お部屋の明るさなども考慮し、植物にとって最適な場所を選んであげてください。

ガーデニング用語であるマルチングとは、植えた植物の根元をカバーすることで、冬の冷気から土を保温し根を保護してくれます。畑などに敷いてあるビニールをご覧になったことがあるのではないでしょうか。これもマルチと呼ばれるカバー剤です。マルチングする際は、ある程度水をあげてからにします。冬場はほとんど水やりをしなくてOKですよ。マルチカバーの他にも、敷きワラやウッドチップやバークチップなどの資材があります。カバー剤として優秀なのは、ワラ材です。昔から使われてきたワラ材は、空気を中に蓄えるので植物にも優しいです。見栄えで選ぶなら、チップ材。保温効果も高く泥はねも防ぐので、冬に咲くお花があるお宅にもおすすめです。一番手軽なのは、拾い集めた落ち葉を敷く方法。これだけでも霜から守る対策にはなりますが、落ち葉は害虫の温床になる可能性もあるので、冬が終わったら速やかに取り除きましょう。

冬の冷たく乾燥した風は、植物の大敵。耐寒性のある植物でも、冬の風に長時間あたると弱ってしまうことがあります。鉢やプランターは室内や軒下に移動ができますが、地植えとなるとそうもいきません。そこで、おすすめなのがビニールや不織布でカバーをする方法。光を透過するビニールや不織布で植物を覆うことで、風から植物を守ります。ただし、ビニールで覆う場合は日中に日が当たり、想像以上にビニールの中の温度が上昇してしまうことがあるので注意が必要です。おすすめは、保温性や通気性に優れた不織布カバー。ホームセンターなどでガーデニング用のカバーも購入できますが、クリーニングに出した際にかけられる不織布のカバーでも代用できますよ。

今回は霜に関する情報をまとめました。昨日から４年ぶりの大雪に見舞われた関東地方のみなさん、お住まいの地域は大丈夫でしたでしょうか？ガーデンプラスではお庭・エクステリアの雪や寒さ対策についてもご紹介しております。今から雪下ろしやメンテナンス、今後の対応を検討の際は合わせてご覧ください。

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