雨や雪でも滑らない！おしゃれな玄関アプローチの施工例をご紹介します

毎日しとしと降り続く雨。何だか気分まで落ち込んできますよね。お出かけの度に服や足元が濡れて憂鬱な気分になります。でもそんな時こそ気を付けたいのが、雨の日の転倒事故。特にこれから台風も多く発生して雨だけでなく風の強い日もあり、余計に足元が不安定になります。特にお年寄りの敷地内での転倒事故が後を絶ちません。ある調査では、お年寄りの転倒事故の1番多い発生場所はお庭なんです。自分自身はもちろん、お年寄りも安心して通行できるお庭にしたいですよね。

そこで今回は、滑りにくさに配慮したアプローチの施工例をご紹介いたします！梅雨時期はもちろん、雪が降った時にも効果を発揮しますよ。

①洗い出し

こちらは砂利の洗い出し加工です。モルタルやコンクリートと一緒に埋め込んだ砂利などを、完全に乾く前に水で洗って露出する技法。砂利の形状や大きさによっても表面の模様が異なり、表面の凹凸も様々です。足元を滑りにくくするには、表面の凹凸をつけることも効果的。それぞれの石の風合いを引き出して、アプローチに彩りを添えてくれますよ。

②天然石

石にも様々な種類がありますが、このような石肌に凹凸があるタイプは雨の日も安全。土間コンクリートだけでは単調のアプローチのアクセントにもなります。ダークな色味を使えば高級感や重厚感のあるアプローチに、明るい色味の石なら華やかなアプローチを演出してくれますよ。

③コンクリート擬木

こちらは一見木材を敷き詰めたように見えますが、コンクリートで作られた擬木です。コンクリートだと無機質になりがちですが、天然木のようなアンティーク感のある擬木を使うことで、温かみのあるアプローチに仕上がります。表面につけられた木目が滑り止めの役割も果たし、耐久性が高いことからもおすすめの部材です。

④コンクリート擬木

こちらも同じくコンクリート製の擬木です。先ほどと違い、1本1本を独立させて組んでいますね。残した土の部分に雨の日は水が溜まりがちですが、雨水マスをしっかり調整して水はけに配慮しています。このように、工事の際に雨水マスの高さを調整することも、滑りにくいアプローチ作りのコツの1つです。

⑤乱形石

最近では舗装材やタイルに滑り止め加工を追加して、デザイン性だけでなく安全性にも配慮した施工も可能になりました。こちらの乱形石もその1つ。天然石を割った風合いと表情はそのままに、表面に滑り止め加工と防汚加工がされています。お掃除がしやすく雨の日も滑らない、華やかさも要になるアプローチにぴったりの部材です。

⑥インターロッキング

インターロッキングとは、コンクリート製のブロックに吸水力を持たせた舗装材です。色味やサイズ、表面の風合いも様々で、組み合わせ次第で様々な表情を引き出せます。公園や歩道にもよく使われていて、小さなお子さまからお年寄りまで、安全に歩行できることにも配慮されているので安全性はお墨付き。落ち着いた色味のブロックを使えば石畳のような荘厳な雰囲気に、様々な色味を合わせてカラフルになりますよ。

⑦手すり

階段のあるお宅ではあると安心な手すり。雨の日も安心してご通行いただけます。段差を緩やかに、踏面を広くとるのも効果的ですね。