色からイメージするお庭づくり

こんにちは。

突然ですが、先日お休みの日に仲の良い友人とお出かけした時のこと。普段は白・黒・グレーなどベーシックカラーを身に着けている友人が、珍しく鮮やかな黄色のスカートを履いていたんです。黄色を身にまとう彼女は今までの落ち着きのある印象とは違い、ハツラツとした印象に見えました。色って不思議ですよね。洋服で言えば、選ぶ色によってその人自身の印象までガラリと変わる気がします。

外構においても色のイメージはその家の印象を左右する重要なポイントです。お住まいに調和する色を選ぶ？アクセントで色を取り入れてみる？色に対する考え方は人それぞれ。

そこで今回は色から考えるお庭づくりについてご紹介いたします。

【青】

こちらはタイルデッキ、腰壁に青をふんだんに取り入れたお写真です。鮮やかなブルーは広大な空や海をイメージしますよね。青には鎮静作用があると言われていて、心身が落ち着き平和で安らいだ気持ちにさせてくれます。また集中力を高める効果もあるそうです。

こちらのお宅はタイルデッキにサンルームを設置しているので、洗濯物干しなどの日常空間として使うだけでなく、時にはチェアを置いてゆっくり読書を…なんて楽しみ方もできますね。

【緑】

緑は安心感、安定、心の落ち着きを表す色と言われています。森や木などを連想させるので、自然と心が癒され爽快な気分になります。

天然芝や生垣、植栽スペースにの自然を感じる緑を配置したり、一年中青々としたグリーンが楽しめる人工芝を敷設すれば、やすらぎの空間を演出できます。また緑は中間色として控え目な色なので、他の色とのバランスが取りやすいんです。外構においても、どんなお住まいにも溶け込みやすく、取り入れやすいですよ。

【橙】

ビタミンカラーとも呼ばれ、親しみ、元気、明るいなど、ポジティブな印象のオレンジ。家族や家庭などといったあたたかい雰囲気を併せ持ち、食料品を扱うお店などのイメージカラーとして採用されやすいそうですよ。

外構においてもやはりあたたかみのある印象を生み出します。お写真のように、レンガや石貼りにオレンジ系のものをチョイスすると、ぬくもりの中に上品さ、趣きも感じられます。訪れる方をあたたかくお出迎えする素敵なアプローチですね。

【白】

爽やかで清潔感のある白は、どの色とも相性が良くどんなお住まいにも調和しやすいので、お庭づくりにおいても人気の色です。

一言で白と言っても、真っ白は軽快でさわやかな印象が強く、オフホワイトやアイボリーのような色合いは、落ち着きを与える印象があります。

お写真は、アイボリーを基調とした門まわりで、清潔感の中に上品さを感じられる仕上がり。また空間を広く見せる効果もあるので、開放的な印象を与えますね。

【黒】

重厚で高級なイメージの黒。ほかの色を引き立てる効果があり、背景として用いられることもしばしばですね。外構で用いると落ち着きのある大人の雰囲気をまといます。重厚感があるので、和風のお住まいにピッタリ。また、木目との相性がよく、木調フェンスや枕木を合わせることで風情のある空間を演出します。

お写真は、黒色の塗り壁が目を引く門まわり。木調ポストやアルミのモチーフ、ガラスブロックと見事に調和し、落ち着きのあるモダンな雰囲気をまといます。

色からイメージするお庭づくり。お洋服を選ぶ時のように、お庭づくりも色からイメージしてみると何かアイデアが浮かんでくるかもしれませんよ。

是非参考にしてみてください！