外遊びや散歩後の愛犬の足を洗うのに便利な立水栓・ガーデンパン
お庭に立水栓を設置すると、泥や雑菌で汚れたわんちゃんの足をきれいにするのにも役立ちます。

散歩やお庭で遊びまわった後のわんちゃんの足は、思った以上に汚れているものです。家の中に入る前にきれいにしてあげないと、雑菌などが足に付いたままになり、室内の汚れや臭いの原因になります。タオルで愛犬の足を拭いてあげる場合にも、しっかりと洗って汚れを落とす場合にも、立水栓を設置した足洗い場がお庭にあると便利です!
今回はガーデニングやお庭の掃除はもちろん、わんちゃんの足を洗うのにも役立つ立水栓やガーデンパンをご紹介します。
立水栓があれば毎日の足洗いが格段にラクになる
一緒にお出かけした後や、ご自宅のお庭で遊んだ後、いつもの散歩後など、犬の足は思った以上に汚れています。ドッグランや公園などで遊んで泥が付いている場合はもちろん、単にアスファルトの散歩コースを歩いただけでも、見た目にはわからない雑菌などが付いているものです。
特に川や海の近くは雑菌が付着しやすく、草むらなどに入った場合には寄生虫の卵を足に付けてしまうなんてこともあります。そのため、出かけた後には、室内に入る前にわんちゃんの足をきれいにしてあげる必要があるのです。
立水栓は、そんな足を洗うのに便利なエクステリア。お庭に立水栓を設置して洗い場を作ることで、わんちゃんの足の泥汚れなどは、タオルで拭くよりも楽ににきれいにすることができます。散水栓を立水栓へ変更することはもちろん、配管工事で水栓の場所を移動させることもできます。
立水栓にシャワー機能付きのホースを接続されている方も多いと思いますが、立水栓自体にシャワーヘッドを取り付けることもできます。
また給湯設備に接続すればお湯も使える立水栓もあります。お湯が出るようにすれば、冬でも快適に足をきれいにでき、シャワーヘッドで全身を洗うことも可能に。ちなみに、足や全身を洗う際には、37〜38℃程度のぬるいお湯に調整しましょう。熱いシャワーや冷水をかけると、急激な温度変化によって体力が奪われ、体調を崩してしまう危険があるため注意してください。
夜間に気温が氷点下になったり、霜が降りるような地域の方は、立水栓でも不凍水栓タイプを使われるのをおすすめします。
愛犬の体全体が収まるガーデンパンが使いやすい
基本的に立水栓には、排水の受け皿となる「水栓パン」「ガーデンパン」が必要となっています。愛犬の体全体が収まるガーデンパンの大きさを選ぶと、足や全身を洗ってあげやすいです。
ガーデンパンは商品によって、お椀のような丸い形状の物もありますが、四角く床が平面の物のほうが、わんちゃんの体が安定するので洗ってあげるのに適しています。また、ガーデンパンの高さは、床面と同じかそれよりも下げることで、わんちゃんが足洗い場に出入りしやすくなるのでおすすめです。
こちらは足の短いわんちゃんにもまたぎやすい、広くて縁が浅めの大きなガーデンパンを設置したお庭です。立水栓は2口にして、蛇口とシャワーホースの2種類を使うことができますよ。
プラスチックやコンクリート製の既製品を組み合わせてもいいですが、レンガやモルタル、タイルなどを使い、お庭に合わせて造作することもできます。大型のわんちゃんにもぴったりのサイズとデザインで作ることができますよ!
こちらはタイルデッキに給排水管を通し、デッキ上に立水栓を取り付けた事例です。タイルデッキは躯体から造作するので一部だけへこませて水を溜められるようにしたり、水勾配をとって排水させることもできます。シャワーホースもついて、わんちゃんの足をさっと洗えますね。
設置場所は玄関や掃き出し窓など出入り口近くがおすすめ
きれいに足を洗った後にまたお庭を歩く設計では、結局は汚れが付いたまま室内に入ることになります。中型犬以上の大きさとなると、洗い場から室内まで毎回抱えて移動させるのも大変です。
そのため、足洗い場の設置場所としては、玄関や勝手口、掃き出し窓などのすぐ側が良いでしょう。ウッドデッキやガーデンルーム・テラス囲いなどをわんちゃんの出入り口として、足洗い場を設置するのもおすすめです。
こちらはガーデンシンクタイプで、腰を屈めずにわんちゃんの脚を洗えます。水栓もシャワーホースを接続しており、使い勝手がいいですね!ウッドデッキに隣接しているので、洗ったあとは掃き出し窓から室内へすぐに入ることができます。
洗い場から室内まで少し歩くという場合でも、通り道の床材をタイルやコンクリートにしておくと、掃除がしやすく汚れが付きにくいというメリットがあります。お散歩のときの動線を確認して、最適な設置場所を見つけましょう。
リードフックや足拭き場を設ける
「汚れをきれいにしようと思っても、犬がじっとしてくれない」「洗った後にウロウロしてまた汚れを付けてしまう」という場合も多いもの。そのような際には、立水栓の近くや後ろに壁を作り、リードフックを設けるのがおすすめ。愛犬の動きを制御できて、飼い主さんも両手を使って楽に洗ってあげることができます。
また、足をきれいに洗ってあげた後には、濡れたままにしないようしっかりと拭いて乾かしてあげましょう。濡れたままにしておくと、犬が気になって舐めたり、雑菌が繁殖したりして、皮膚炎を引き起こしてしまいます。
足洗い場のすぐ横に、足拭き台や足拭きスペースを作っておくと便利です。足洗い場よりも一段高い位置にすれば、飼い主さんは無理に体を屈ませることなく、足を拭いてあげられるでしょう。足を洗って拭いた後には、室内でドライヤーで乾かしてあげるとより良いです。
こちらはレンガと乱形石を使って作ったデザイン塀とガーデンパン。壁があれば水の飛び散りも気にならず、レンガの壁の上に散歩グッズやタオルを置いたりするのにも役立ちそうですね。
まとめ
人気のエクステリアである立水栓やガーデンパンを設置することで、庭の水撒きや掃除、洗車などができるだけでなく、わんちゃんの足洗い場としても活用できます。
ただし、毎日過剰に犬の足を洗うと、かえって皮膚炎になりやすくなってしまいます。そこまで汚れない散歩の際などは、固く絞ったタオルで拭いてあげるだけでも十分です。そのような際にも、立水栓を設置した足洗い場があると便利ではないでしょうか。

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この記事の監修者:DogHuugy
お泊り予約サイト「DogHuggy」や犬とのライフスタイルマガジン
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