ダックスフンドのお庭での過ごし方・遊び方!おすすめエクステリアも紹介
活発で好奇心旺盛なダックスフンドのために、どんなお庭づくりができるのかをご紹介します。
ダックスフンドは運動神経が良く、好奇心旺盛
ダックスフンドは胴長短足という特徴的な体型でよく知られています。ただ、足が短いながらも、もともとアナグマ猟をしていた狩猟犬であり、運動神経は抜群。アナグマの巣穴に潜り込むために、胴長短足の体型になったと言われています。体格は引き締まっていて、足が速いという意外な特徴があるのです。
ちなみに、ダックスフンドは体格と毛の種類の組み合わせによって、ロングヘアード・ミニチュア・ダックスフンドなどの呼び名になります。ミニチュア・ダックスフンドもウサギ猟で活躍していました。
巣穴に潜り込んでいた犬種のため、ダックスフンドは地面に穴を掘ることが好きです。全身泥だらけになってでも、穴を掘って体を潜り込ませるというダックスフンドもたくさんいます。
また、性格としては陽気であり、狩猟犬らしく勇敢でしつこい一面もあります。好奇心旺盛であり、しつけがまだできていない段階では、ソファやクッション、障子、花壇などにいたずらをすることも少なくありません。
ダックスフンドにもそれぞれ性格があるため、見知らぬ人を怖がったり、鳥などに過度に反応したりする傾向があることも。お庭づくりの際には、「ダックスフンドの中でも愛犬の性格はどうか」といった点もよく考慮してあげましょう。
それでは、お庭づくりの具体的なポイントをご紹介します。
ダックスフンドはジャンプすると背中や腰に負担がかかりやすいため、そもそもジャンプさせないよう注意が必要ですが、体の大きさの割にはジャンプ力があります。そのため、脱走対策としては、高さ1,200mm以上を目安としてフェンスを設置しましょう。
また体を潜り込ませることが得意なため、フェンスのすき間からすり抜けて脱走する可能性もあります。そのため、フェンス自体のすき間、そして地面とフェンスのすき間は、それぞれ50mm以下にして対策すると安心です。あくまでも目安であり、愛犬の体の大きさを考慮しましょう。
お庭に穴掘りができる場所を作ってあげる
ダックスフンドはそもそも狩猟犬のため、基本的にはおとなしく過ごすよりも、活発に動き回りたがります。そのため、お庭に遊ぶ空間を作ることで、体力を発散させてあげられるのです。
ご紹介したように穴掘りが好きな犬種のため、お庭の一角に自由に穴掘りができるスペースを作ってあげると喜ぶでしょう。室内のソファやクッションなどにいたずらをする場合は、穴掘りの欲求が満たされていないのかもしれません。お庭で存分に穴掘りをさせてあげることで、室内でのいたずらが減ることもあります。花壇が近くにあると掘り返す可能性があるため、花壇は愛犬が届かない高さにするのがおすすめです。
穴掘りをさせてあげる際、体が泥だらけになるため、お庭に立水栓・ガーデンパンなどの汚れを落とせるエクステリアがあると便利でしょう。給湯設備に接続すればお湯も使える立水栓もあり、シャワーヘッドで全身を洗うことも可能となります。
立水栓・ガーデンパンはこちらの記事を参考にしてください。
→外遊びや散歩後の愛犬の足を洗うのに便利な立水栓・ガーデンパン
さらに気をつけたいのが、ダックスフンドはフェンス付近で穴掘りをして、トンネルを作るという点です。地面とフェンスのすき間をなくしていても、穴を掘って自分が通れるほどのすき間を作り、脱走してしまうかもしれません。
その対策として、フェンスとブロック塀を組み合わせて施工する方法があります。フェンス基礎に1~2段のコンクリートブロックを使うとき、ブロック1個分くらいの深さを基礎にするのが標準ですので、10~15cmは掘られても大丈夫です。特に「うちの子は穴掘りが得意だ」という場合は、ブロック基礎を深く作ることもできますので、スタッフまで相談してください。
または、フェンス付近で穴掘りをしないように、脱走の心配がない場所に穴掘りを楽しめるスペースを作ってあげましょう。ダックスフンドは自分流を貫く頑固さがある一方で、頭がいい犬種のため、しつけをしてあげればきちんと言うことを聞いてくれます。
このように、高さやすき間が考慮されたフェンスを設置すれば、わんちゃんがノーリードでお庭で過ごすこともできます。
子犬期など、どうしても吠えが多いうちは外遊びにこだわり過ぎずに、室内で引っ張りっこなどの遊びを楽しんではいかがでしょうか。
舗装材やスロープでダックスフンドに優しい環境に
ダックスフンドは足が短いことで、地面と体が近くなります。夏のアスファルトなどの照り返しの影響を受けやすいため、熱を吸収したり、照り返しが強かったりするコンクリートの舗装材はなるべく避けましょう。
雑草対策のためにコンクリートを使ってお庭を施工したいということでしたら、コンクリート脇に植栽やシェードを使って日陰を作りましょう。夏場もひんやりとして愛犬に気持ち良く過ごしてもらえるでしょう。
また、コンクリートは硬い・滑りやすいという面で、犬の足腰にも負担をかけてしまいます。ダックスフンドは背中や足腰への負担が大きい犬種であり、椎間板ヘルニアを患うことも少なくありません。
そのため、愛犬が走り回るようなお庭にしたい場合には、天然芝や人工芝、ゴムチップなどの滑りにくい舗装材を用いるのがおすすめです。ゴムチップは日当たりが良いと熱をもつ点には注意しましょう。
その他に、段差の昇り降りもダックスフンドは避けたほうが良いため、通用門やアプローチ階段、散歩に行くための通り道にスロープの設置をおすすめしています。スロープ部分を新たに設けなくても、既存の階段のステップ幅のうち、わんちゃんが通る幅だけスロープにするといったリフォームも可能です。
些細なことでも大歓迎!お気軽にお問い合わせください
お庭に関する事なら、ガーデンプラスへお任せください。ガーデンプラスは、全国で外構工事を手掛けるガーデンメーカーです。店舗でのご相談はもちろん、フォームやお電話からのお問い合わせも承っております。
記事に関してのご質問は、外構のプロスタッフがお答えいたします。
かんたん庭レシピの関連記事
ガーデンプラス本部の記事
かんたん庭レシピの人気記事
-
2024.04.23
既存の外構をもっと使いやすく。駐車スペースのリフォームと目隠しフェンスの設置工事
posted by ガーデンプラス愛媛 -
2020.11.06
posted by ガーデンプラス本部駐車場などによく使われるコンクリートには、仕上げ方法がいくつかあります。今回は刷毛引き仕上げと金ゴテ仕上げについて、その違いやメリット・デメリットについてご紹介いたします。
-
2023.05.22
駐車場のコンクリート目地はどの素材がいい?おすすめの種類をご紹介します
posted by ガーデンプラス本部
最後までお読みいただき、ありがとうございました。ガーデニングも楽しみつつ、愛犬とも遊べるお庭づくりをお手伝いさせていただきます。お気軽にご相談ください。
この記事の監修者:DogHuugy
お泊り予約サイト「DogHuggy」や犬とのライフスタイルマガジン
「DogHuggy Magazine」の運営を担当する犬のプロが記事監修を行っています。
プロの目線で愛犬と暮らすお庭づくり・ライフスタイルをご提案します。