台風でフェンスが倒れる!?事前にできる補強方法と台風に強い目隠しフェンス選びとは?
台風シーズン前にできる備えと安全なフェンスの選び方

毎年のように発生する台風シーズン。
「強風でフェンスが倒れてしまったらどうしよう…」と心配になる方も多いのではないでしょうか。
特に目隠しフェンスはプライバシーを守る役割がある一方で、風を受けやすく、強風が吹くと面で受けてしまい倒れるなど台風被害が出やすいデメリットがあります。
今回は台風によってフェンスが倒れる原因や、倒壊した場合のリスク、そして事前にできる補強方法や台風に強い目隠しフェンスの選び方を解説します。
台風でフェンスが倒れるのはなぜ?
強風による倒壊被害が多いフェンスの特徴
隙間が少なく風を通しにくいタイプのフェンスは、どうしても風圧を面でまともに受けてしまいます。
特に広い面で風を遮る板状の目隠しフェンスは、見た目はスタイリッシュでも台風などの強風が吹くと大きな負担がかかり倒壊に繋がります。
目隠しフェンスが特に風に弱い理由
「人目を遮りたい」という目的から、パネルをびっしりと組み合わせる構造が多いため、強風を受けると支柱や基礎に大きな力がかかります。その結果、支柱の曲がりや基礎の破損、最悪の場合は倒壊につながります。
古いブロック塀・劣化した基礎が原因の場合
支柱を固定しているブロック塀や基礎が古くなっていると、強風の衝撃に耐えられず倒れてしまうこともあります。外見がきれいでも内部が劣化しているケースもあるため注意が必要です。
台風でフェンスが倒れた時のリスクとは
隣家や道路への二次被害
倒れたフェンスが隣家の敷地に倒れてしまったり、道路に飛び出してしまうと、物を壊すだけでなく、人や車に直撃する危険もあります。
特にお子様の通学路や人通りの多い道に面している場合、けが人を出してしまう恐れも。自分の家のフェンスが原因で事故が起きてしまったら…そう考えるだけで不安になりますよね。
修理・撤去にかかる費用や手間
フェンスが倒壊してしまうと、まずは倒れたフェンスの残骸を撤去しなければなりません。その上で新しいフェンスを設置するとなると、費用も大きな負担になります。
しかも台風被害が相次ぐ時期は工事業者も予約が埋まりやすく、「すぐに直したいのに数週間待ち」といったことも少なくありません。その間は倒壊したまま放置せざるを得ず、見た目の悪さや防犯面でも不安が残ります。
台風被害は火災保険が使えるケースも
もし被害が出てしまった場合、火災保険で修理費用がカバーされるケースもあります。
ただし補償範囲は契約内容によって異なり、「申請しようとしたら対象外だった…」ということも。しかも保険申請には写真撮影や書類提出が必要で、被害後に慌てて調べると大変です。いざという時に困らないためにも、台風が来る前に補償内容を確認しておくことが安心につながります。
火災保険の申請についてはこちらのページをご覧ください。
フェンスを台風から守る補強方法
台風の強風は、ほんの少しの隙を突いてフェンスを倒してしまうことがあります。
支柱がぐらついていれば一気に倒壊し、パネルが外れて飛散すれば通行人や車に被害を与える危険も。見た目が問題なさそうでも、基礎や金具の劣化が進んでいると強風に耐えられないケースは少なくありません。
だからこそ、台風シーズン前に以下の補強をして、台風に強いフェンスをつくっておくことが大切です。
支柱とフェンスを金具でしっかり固定する
→ フェンス全体を支えているのは支柱です。この支柱とフェンス本体の固定が甘いと、台風の強風でフェンスが大きく揺さぶられ、繰り返しの振動で徐々に緩み、最終的には支柱ごと傾いたり倒れてしまう危険があります。特に古いフェンスは留め具がサビて強度が落ちていることも多く、「普段は大丈夫でも台風の瞬間風速には耐えられない」というケースがよくあります。
基礎部分のぐらつきやひび割れを事前にチェックし、必要に応じて補修する
→ 一見しっかりしているように見えても、支柱を支えるブロックやコンクリートの基礎が劣化していると、強風に耐えきれず一気に崩れてしまうことがあります。基礎が弱っていると支柱が抜けて倒壊するだけでなく、ブロックごと倒れて二次被害を生むことも。小さなひび割れやわずかなぐらつきが、台風の強い力を受けた瞬間に大きな事故につながる可能性があるため、シーズン前の点検が欠かせません。
風が抜けるように一部のパネルを外す、または角度を調整する
→ 目隠しフェンスはプライバシーを守る反面、どうしても風を受けやすい構造です。風の逃げ道がない状態では、まるで帆船の帆のように風を受けてしまい、支柱や基礎に大きな負担をかけます。その結果、フェンス全体が押し倒されてしまうことも。あらかじめパネルの一部を外したり、ルーバーの角度を調整して風をうまく通したりすることで、想像以上に負担を軽減できます。
これらの補強は専門的な知識と経験が必要です。自己判断で応急処置をしても十分な強度が確保できず、逆に危険を招くこともあります。施工会社に依頼し、台風に強いフェンスを整え、安全性を高めておくことが台風対策として最も安心です。
台風に強い目隠しフェンスを選ぶポイント
風を逃がすデザインの目隠しフェンス
完全な板状ではなく、ルーバータイプや隙間を設けたデザインは風を通しやすく、強風の力を分散できるため、強風や吹き付けるような雨が起こる台風に強いです。
アルミ・樹脂など軽量で耐久性のある素材
スチールや木材に比べて軽量なアルミや樹脂素材は、基礎や支柱にかかる負担を軽減できます。サビや腐食に強い点も長期的な安心につながります。
高さを押さえて風圧を軽減
目隠し効果を保ちつつも高さを抑えることで、風による負担を減らせます。必要に応じて植栽などと組み合わせるのも有効です。
まとめ
台風シーズンにおいて目隠しフェンスは倒壊リスクの高い箇所のひとつです。
強風に備えて事前に補強し、そして新しく設置する際には台風に強いデザインや素材を選ぶことがとても大切です。
特に人通りが多い道路や通学路に面しているお住まいでは「自分の家のせいで誰かを傷つけてしまうかもしれない」という不安をなくすためにも、早めの対策をおすすめします。
台風が来る前の今こそ、フェンスの安全性を見直してみてはいかがでしょうか。
ガーデンプラスでは、台風に強い目隠しフェンスのご提案からその他外構リフォーム、新築外構工事、小さなお悩みのご相談まで承っています。不慮の事態で、台風による被害が出た際の外構工事のご相談も承っております。お住まいに合わせた最適なプランをご紹介いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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