かんたん庭レシピNo. RCP73856外構・お庭の基礎知識

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一戸建ての防犯対策は外構から!プロが考える侵入されにくい家づくり

空き巣に狙われない一戸建ては外構で決まる!

スナフキンA
一戸建ての防犯対策は外構から!プロが考える侵入されにくい家づくり

一戸建ての防犯対策は外構から!プロが考える侵入されにくい家づくり

近年、侵入強盗や空き巣被害を受けたニュースが相次ぎ、家の防犯対策への関心が高まっています。 特に一戸建ては、マンションに比べて外部から侵入されやすいため、外構設計による防犯対策がますます重要視されています。
ニュースなどでも報じられているように、近年の侵入犯罪は複数人による押し入り在宅中の強行突破など、凶悪な手口が増加しています。
「金品を渡せば命は助かる」とは限らない現実を、しっかり直視する必要があります。
 
そこで今回は、外構のプロの視点から「外構から始める一戸建ての防犯対策」をテーマに、 門扉・フェンス・照明・舗装・死角対策といった代表的な要素ごとに、「侵入されにくい家づくり」のための外構設計の工夫や家の防犯対策のポイントをご紹介します。
家族の命と安心を守るために、今できる外構防犯を一緒に考えていきましょう!

一戸建ての防犯対策は「外構設計」がカギ!

一戸建ての防犯性と開放感を両立したクローズ外構

一戸建ての防犯性と開放感を両立したクローズ外構

「このあたりは治安がいいから大丈夫」と思っていた方からも、「一戸建ての防犯対策」や「外構防犯リフォーム」のご相談が、ガーデンプラスに日々寄せられています。
侵入者は無作為に家を選ぶわけではなく、事前に下見をして「侵入しやすい家」を狙います。だからこそ、効果的な家の防犯対策を行うためには、まずはご自身の家住まいの弱点を把握することがとても大切です。
 
以下は警視庁などが示す、外構防犯の観点から「狙われやすい家」の典型的な特徴です。ご自宅が当てはまらないか、ぜひチェックしてみてください。
 

狙われやすい家の特徴【一戸建ての外構防犯チェック】

整った門まわりと敷地で防犯性を高めた外構

整った門まわりと敷地で防犯性を高めた外構

・敷地内に死角や隠れ場所が多い
 物置の裏や建物の陰、茂った植木の陰などは要注意。
・高い塀や植栽で外からの視線が届かない
 通行人や近隣から見えにくい家は狙われやすい。
・足場になりそうな物が放置されている
 脚立・物干し台・室外機などは特に危険。
・勝手口や掃き出し窓が無防備
 補助錠がなかったり、無施錠かどうかが丸見えなのは危険。
・犬など警戒要素がない
「犬がいる家」は、不審者が侵入を諦める大きな理由の一つです。
・静かな住宅街や袋小路で人目が少ない
 音を立てても気づかれにくい。
 

一戸建てで多い侵入手口トップ3

戸締りされていない窓

戸締りされていない窓

警察庁「住まいる防犯110番」によると、一戸建て住宅で多い侵入経路は次の3つです。
 
1.無施錠の窓・表出入り口からの侵入(全体の約40〜50%)
2.ガラス破りによる侵入(窓を割ってクレセント錠を開ける)
3.ドアのこじ開け・鍵破り

 
「窓」や「玄関などの出入り口」からの侵入が一戸建て住宅では非常に多いことが分かります。窓や出入り口を確実に施錠するのはもちろんですが、そもそも不審者を家に近づかせないための外構防犯が欠かせないことが見えてきます。
 
参照元:警視庁 住まいる防犯110番
 

侵入を諦める一戸建ての特徴【5分・10分の壁】

窓の外を見ている犬

窓の外を見ている犬

一方で、侵入者が「ここはやめておこう」と判断する家にも共通点があります。
 
犯行をあきらめた主な理由(上位)
・ご近所の人に声を掛けられた
・犬がいた
・補助錠があった
・セキュリティシステムがあった
 
犯行を断念する“時間”の目安
・侵入に5分以上かかると、約7割が断念
・10分以上かかると、9割以上が断念
 
つまり外構によって侵入に時間がかかる仕組みをつくることは、それだけで強力な抑止力になるのです。
また、ご近所づきあいが薄れている近年でも、外構の工夫次第で連帯感のある街並みを演出することは可能です。外構によって侵入に時間がかかる仕組み人目にさらされやすい環境を整えることが、一戸建ての防犯対策のカギになります。

プロ目線で考える!外構の防犯対策

タカショー エバーアートウッド 千本格子フェンス

タカショー エバーアートウッド 千本格子フェンス

一戸建ての防犯対策においては、「目隠し」と「視認性」のバランスが極めて重要です。単に「外から見えなければ安全」というわけではなく、「隠れる場所がない」「不審な動きがすぐに目立つ」と感じさせる外構設計こそが、家の防犯効果を高めます。
 
ここからは、外構のプロ“ガーデンプラス”が実際の施工経験をもとに、一戸建て外構で取り入れやすい防犯対策を具体的にご紹介します。門扉・フェンス、照明・センサーライト、舗装材・アプローチ、そして死角を減らす外構レイアウトの工夫など、外構のプロだからこそ分かる「侵入されにくい家づくり」のポイントを見ていきましょう。
 

門扉・フェンスの防犯対策

門扉やフェンスは、一戸建て外構における防犯対策とプライバシー確保を両立させる重要な要素です。「見通しの良さ」と「遮蔽」のバランスをどう設計するかによって、外構防犯の効果が大きく変わります。

見通しと遮蔽を両立したクローズ外構

見通しと遮蔽を両立したクローズ外構

ダークカラーの目隠しフェンスと勝手口門扉で防犯強化

ダークカラーの目隠しフェンスと勝手口門扉で防犯強化

【外構プロの防犯ポイント】
高すぎる塀や完全な目隠しは逆効果。フェンスの高さは1.6〜1.8m程度を目安に設計するのが効果的。「見えすぎないが、隠れられない」外構が、強い心理的抑止力を発揮します。
・門扉は自動施錠タイプや電気錠など、閉め忘れが起きにくい仕様を選ぶことで、日常的な防犯力を高められます。
・ポストは侵入者が郵便物の有無や不在状況を確認したり、マーキングを行う場所になりやすいので注意が必要。道路から丸見えにならない配置や、施錠可能なタイプのポストを選ぶと安心です。
 

照明・センサーライトの防犯対策

照明は単なる明かりではなく、重要な外構の防犯要素です。「暗い場所」は侵入者にとって安心材料になり、反対に「顔が照らされる明るさ」は強力な抑止力になります。

防犯性とデザイン性を両立したライトアップ

防犯性とデザイン性を両立したライトアップ

ライトで明るく防犯対策された駐車スペース

ライトで明るく防犯対策された駐車スペース

【外構プロの防犯ポイント】
「足元」ではなく「顔」を照らすのがポイント。顔を見られてしまうかもしれないと不審者に意識させることが大事。
・アプローチ・勝手口・裏庭・カーポート下など「侵入リスクが高い場所」を優先的に照らす
・常時点灯とセンサーライトを組み合わせることで「在宅感」を演出
・LEDタイプやソーラー式の照明は電源確保も不要で、リフォームでも手軽に導入可能です!
 

舗装材・アプローチの防犯対策

舗装やアプローチは、見た目のデザイン性だけでなく、防犯外構としても重要な役割を果たします。侵入を防ぐためには、「動線の明確化」「音や視認性による心理的抑止」がポイントです。

程よい目隠し効果の生垣と明確なアプローチ動線

程よい目隠し効果の生垣と明確なアプローチ動線

防草シートと防犯砂利で整備された犬走り

防草シートと防犯砂利で整備された犬走り

【外構プロの防犯ポイント】
玄関までの生活動線をはっきりさせることで、不審な動きが周囲からすぐに目立ちやすくなります。
門柱の位置にも注意が必要!門柱が家に近すぎると、「ここまでは入っても怪しくない」と不審者に思わせてしまい、侵入のハードルを下げる原因になります。
・犬走りやお庭に防犯砂利を敷くことで、侵入時に音が出る仕組みをつくり、不審者に心理的なプレッシャーを与えられます。 砂利や敷材の入れ替えはリフォームでも取り入れやすく、コスト面でも現実的な防犯手段です。
 

死角を減らす外構設計の防犯対策

防犯性の高い一戸建ての外構をつくるうえで、見逃してはいけないのが「死角の存在」です。個別の防犯アイテムを設置するだけでなく、外構全体のレイアウトで「死角を減らす設計」を意識することが、より効果的な外構防犯につながります。

見通しと防犯性を両立するコンクリート門柱の外構

見通しと防犯性を両立するコンクリート門柱の外構

角柱フェンスやアレンジフレームを使用した隠しすぎない外構デザイン

角柱フェンスやアレンジフレームを使用した隠しすぎない外構デザイン

【外構プロの防犯ポイント】
・駐車場・物置裏・裏口などは、不審者の隠れポイントになりやすいため、防犯カメラやセンサーライトを「死角を埋める配置」で設置するのが効果的です。
・高木よりも低木や下草を使った「隠れにくい植栽計画」で、不審者が身を隠せない空間づくりを目指しましょう!
「セミクローズ外構」や「クローズ外構」を採用する場合は、「遮蔽性」と「視認性」のバランスを意識したレイアウト設計が特に重要です。囲って安心ではなく、「死角をつくらない工夫」が防犯力を大きく左右します。

外構プロが考える防犯対策のベストタイミングとは?

生垣と角柱を組み合わせた優しい印象の防犯外構

生垣と角柱を組み合わせた優しい印象の防犯外構

一戸建ての防犯対策のためのリフォームをしようと思っても、実際に動き出すタイミングは悩むものです。しかし「まだ大丈夫」と思っている間に、被害は起こります。
実際に私たちがご相談をいただくのは、近隣で空き巣被害があった直後や、子どもの成長を機に防犯意識が高まった時といったケースが非常に多いです。
つまり、防犯の後悔しないためのタイミングは、まさに 「気になった今」 なのです。
 

一戸建ての防犯対策を考える代表的なきっかけ例

・家族構成の変化
 子どもが留守番するようになった/共働きで昼間は留守が増えた
・周囲の環境変化
 近隣で空き巣被害があった/地域の防犯意識が低いと感じる
・外構の老朽化
 古い門扉やフェンス、壊れかけの鍵が気になり始めた
・治安状況の変化
 ニュースで空き巣や強盗事件を頻繁に目にするようになった

お庭リフォームで見通しと防犯性を向上【before】

お庭リフォームで見通しと防犯性を向上【before】

お庭リフォームで見通しと防犯性を向上【after】

お庭リフォームで見通しと防犯性を向上【after】

 

外構の防犯対策リフォームは部分的でも効果あり!

一戸建ての外構の防犯対策というと「大がかりな工事が必要なのでは?」と思うかもしれません。でも安心してください。門扉・照明・フェンスなどの単体リフォームからでも十分に効果を発揮します。
小さな改善でも「侵入しにくい家」に近づけることは可能です。まずは身近な部分から外構を見直すことが、外構防犯の第一歩になります!

ガーデンリフォーム【before/after】

ガーデンリフォーム【before/after】

明るくおしゃれな印象のホワイトの防犯砂利

明るくおしゃれな印象のホワイトの防犯砂利

まとめ

セキュリティ性の高い一戸建てシンプルモダン外構

セキュリティ性の高い一戸建てシンプルモダン外構

防犯対策は、窓や鍵といった建物内部だけでなく、外構から始めることこそが侵入を未然に防ぐカギです。防犯性とデザイン性を両立した外構は、プロの知見があるからこそ実現できます。
防犯対策は「事件が起きてから」では遅すぎます。「うちは大丈夫」ではなく、「今からすぐにできることを」という視点で、住まいを見直してみませんか?
 
「自分の家も見直した方がいいかも…」と感じた方は、ぜひお気軽にご相談ください。外構のプロ“ガーデンプラス”が、防犯性と美しさを両立した外構設計・リフォームをご提案いたします。
 
ご家族の安心と快適な暮らしを守るために、今できる外構防犯対策を一緒に考えていきましょう!

ヘムレン

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お庭に関する事なら、ガーデンプラスへお任せください。ガーデンプラスは、全国で外構工事を手掛けるガーデンメーカーです。店舗でのご相談はもちろん、フォームやお電話からのお問い合わせも承っております。
記事に関してのご質問は、外構のプロスタッフがお答えいたします。

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佐藤可菜里(ガーデンプラス本部)

ガーデンプラスでは、防犯性はもちろん、デザインや機能性も重視したご提案を心がけています。外構の見直しで、ご家族の安心につながる暮らしを一緒に考えていきましょう!

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佐藤可菜里

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