庭じまいとは?手入れのいらないメンテナンスフリーなお庭を作るアイデア
メリットや後悔しない注意点。メンテナンスフリーの庭づくりの方法や、老後を見据えた外構アイデア、施工事例と一緒にご紹介します!

皆さんこんにちは。ガーデンプラスです!
「高齢で庭の管理ができなくなってきた」「老後に備えた庭づくりをしたい」などの理由で、庭じまいを検討している方が増えています。
今回は、庭じまいとは何なのか、庭じまいの進め方など、ローメンテナンスのお庭づくりのアイデアから、老後を楽しむお庭づくりのアイデアをご紹介いたします!
庭じまいとは?
「庭じまい」とは、手入れが大変になってきた庭を、今の暮らしに合った管理しやすい形へ見直す“庭の終活”を指します。
老後に備えてなるべくメンテナンスフリーな庭にしたい、いずれはお家を手放すため最低限の雑草対策工事をしておきたい、といった断捨離の意味合いを含んだ「庭じまい」。
定年後の趣味の場、憩いの場、お孫さんを遊ばせるスペースとして、より楽しめる庭に作り変えたいというリフォームなど、ご家庭によって様々な「庭じまい」のかたちがあります。
庭じまいとは以下のような作業のことを指します。
・庭木の伐採、伐根、剪定、植え替え
・ 庭石・庭池の撤去
・ 不用品の撤去
・ 雑草対策
・ バリアフリー化
・ 定年後の趣味の場としてウッドデッキやテラス屋根の設置
庭じまいをすることで得られるメリット
庭じまいをするメリット①身体的な負担軽減
庭じまいによって、草取りや掃除といった日々の手入れにかかる負担をぐっと減らすことができます。
植栽や土の部分を全て無くすのではなく、無理なく管理できる範囲に庭を整えていくという考え方も、庭じまいのひとつです。
庭じまいをするメリット②安全性の向上
庭じまいによって、段差のある舗装材や庭石、植栽を整理することで、つまずきや転倒のリスクを軽減できます。
足元がすっきりすることで安心して行き来できるようになります。
庭じまいをするメリット③定年後の趣味の場
庭じまいをきっかけにウッドデッキを設けることで、趣味の時間やお孫さんとの団らんを楽しめる、心地よいプライベート空間が生まれます。第二のリビングのようにゆっくり過ごせる空間があることで、家族同士のふれあいが自然と増え、これからの暮らしにも楽しみとゆとりが広がります。
庭じまいをするメリット④防犯、防災、衛生面
荒れた庭を放置していると、手入れが行き届かず、害虫の発生による不衛生な環境や、死角が増えることで防犯面の不安につながることがあります。
特に、使われていない庭池や不要な物が残っていると水が溜まりやすく、蚊などの害虫が発生する原因にもなりがちです。庭じまいによって不要なものを整理することで、こうしたリスクを抑え、家族が安心して過ごせる住環境を整えることができます。
庭じまいをするメリット⑤近隣トラブルの防止
庭じまいは、庭をきっかけに起こりやすい近隣トラブルを未然に防ぐことにもつながります。たとえば、知らないうちに庭木が隣の敷地へ越境し、落ち葉や景観の面でご迷惑をかけてしまうことも…。
庭じまいによって管理しきれない庭木自体を無くしてしまえば、近隣トラブルへの不安も解消されます。
庭じまいをするメリット⑥相続・売却への備え
庭を引き継ぐご家族が管理に困らないように、また将来的に住まいを手放すことを見据えて、庭じまいを選ばれる方も増えています。あらかじめ庭じまいを行い、荒れる前に整えておくことで、将来発生する手入れや撤去にかかる費用を抑えることにもつながります。
また、庭が荒れた状態のまま時間が経つと、樹木や雑草が成長し、風通しが悪くなることで建物の寿命にかかわることも。
いずれ庭じまいを検討するのであれば、早めに取り組むことで、庭の手入れや費用面での負担を最小限に抑え、建物の寿命をまもることにも繋がります。
庭じまい工事の進め方・かんたん3ステップ
ステップ① 庭じまいの目的とゴールを明確にする
まずは、なぜ庭じまいをしたいのか、その理由をはっきりさせることが大切です。
「ローメンテナンスの庭にしたい」「お孫さんと一緒に過ごせる場所をつくりたい」「使っていない庭を駐車スペースとして活用したい」など、目的はご家庭ごとにさまざまです。
目的とゴールが明確になることで、どんな工事が必要なのか整理しやすくなり、外構業者への相談もスムーズに進みます。
ステップ②「残すもの・処分するもの」を選別する
次に、現在の庭の状態を見ながら、何を残し、何を撤去するのかを決めていきます。
思い入れのある庭木や、どうしても残したいものがある場合は、あらかじめリストアップしておくと、工事の打ち合わせがスムーズです。
一方で、管理が難しい庭木や庭池、使われていない物置や花壇など、処分・撤去したいものも具体的に整理しておくことが大切です。
ステップ③ 信頼できる業者に依頼する
庭じまいは撤去や舗装などの工事が伴うため、時間も費用もかかるリフォームです。
だからこそ、施工実績が豊富で、理想のお庭を作ってくれる外構業者に依頼することが大切です。
雑草対策をしたメンテナンスフリーのおしゃれな庭をつくるコツ
1.砂利でシンプルに雑草対策
最もシンプルでコストを抑えやすい雑草対策が、防草シートの上に砂利を敷く方法です。
庭じまいを依頼する時に特に気を付けたいのが、防草シートの種類。防草シートには不織布タイプと織布タイプがありますが、織布タイプは耐久性が低いため、長く安心して使うなら耐久年数の長い不織布タイプがおすすめです。
また、化粧砂利を選ぶことで、雑草対策をしながらも庭全体が明るくなり、シンプルながらおしゃれな印象に仕上げることができます。
2.人工芝と砂利のハイブリッド雑草対策
庭じまいでは庭木や草花を整理することで、どうしても庭が寂しく感じられることがあります。
そんなときは、一年を通して手入れが少なく緑を楽しめる人工芝を取り入れることで、コストを抑えながらローメンテナンスでおしゃれな庭づくりができます。
3.インターロッキングやタイル、天然石で舗装
少し価格は上がりますがインターロッキングやタイル、天然石での舗装も庭じまいのおしゃれな雑草対策におすすめです。庭の一部にインターロッキングなどのおしゃれな舗装があることでぱっと明るくなりますし、椅子などを置いてお庭で過ごす楽しみも。コンクリート製のインターロッキングや耐久性の高い天然石の上では、お孫さんなどを呼んでBBQを楽しめることもできますよ。
4.既存の外構に合うデザインを取り入れる
庭じまい・庭の終活を行う際は、既存の外構や建物と調和するデザインを選ぶことが大切です。
リフォームした部分だけが周囲と異なるテイストになると、全体の印象にちぐはぐさを感じてしまうこともあります。
外壁やサッシの色味に合わせたり、エクステリア同士のカラーを揃えることで、全体に統一感が生まれ、洗練された印象のお庭に仕上がります。
庭じまいの参考に|メンテナンスフリーな外構の施工事例
ガーデンプラスでは、お客様のご要望に合わせて庭じまいのお手伝いをしております。今回は施工実績20,000件以上の中から、ぜひ参考にしていただきたい庭じまい施工事例をピックアップしましたのでご紹介します!
化粧砂利で雑草対策した明るいお庭
庭じまいの方針がまだ定まっていないとのことで、これまで天然芝だったお庭全体に防草シートと化粧砂利を施工しました。芝刈りや水やりといった日々の管理から解放され、手間をかけずに過ごせるお庭へと変わっています。
雑草をしっかり抑える実用性はもちろん、やわらかな色味の化粧砂利を選ぶことで、空間全体が明るく、落ち着きのある上品な印象に仕上がりました。
化粧砂利はサイズやカラーの種類が多く、住まいの雰囲気に合わせて選べるのも魅力のひとつです。
人工芝で愛犬や家族と快適に遊べるお庭
雑草が気になっていたウッドデッキ付きのお庭でしたが、人工芝で舗装することで、ローメンテナンスで緑が楽しめるお庭へ。
デッキ横の庭木もレンガで囲い、活かした計画にしました。
クッション性の高い人工芝は、リビングからの風景も明るく、愛犬やお子様と遊ぶ際も安心です。
大切な庭木はそのままに、家族で過ごしやすいおしゃれな庭
雑草が気になっていたお庭に、インターロッキング舗装と人工芝、花壇、ウッドデッキを取り入れた外構リフォームを行いました。
大切な庭木はそのままに、手入れの負担を抑えたローメンテナンスな庭へと生まれ変わりました。
インターロッキングはサイズやデザインが豊富ですので、是非お庭の雰囲気に合った舗装材を一緒に探しましょう!
ガーデニングやBBQも楽しめるローメンテナンスの庭
ウッドデッキ周りに雑草が生い茂っていたお庭を、インターロッキングと人工芝で整え、しっかりと雑草対策を行いました。目隠しフェンスを設置することで、外からの視線を気にせず過ごせるプライベートな空間に。
庭木まわりはゾーニングすることで、ガーデニングも無理のない管理で楽しめる庭へと仕上げています。
タイルテラスでおしゃれに雑草対策した外構リフォーム工事
既存のウッドデッキ周りの雑草対策をしたいとのことで、タイルテラスを採用。タイルはツルっとした表面が清掃性が高く、高級感のある印象ももたらします。
タイルのバリエーションも豊富ですので、お庭の雰囲気やお客様のお好みに合ったタイルをご提案いたします。
使わなくなった庭を駐車スペースへ拡張リフォーム工事
高低差のあったお庭を解体し、駐車スペースとして整え直した外構リフォーム事例です。
使われなくなっていた庭を思い切って駐車場へ転用することで、敷地を無駄なく活用しました。
また、テラスまわりにはウッドデッキと目隠しフェンスを設け、洗濯干しなど日常使いができるプライベートな空間として活用しています。
高低差のある庭は撤去費などにも費用がかかってまいりますので、詳細のお見積りから最適なプランをご提案いたします。
この施工事例のビフォーアフターはこちらから>
庭じまいの前にココ押さえて!後悔を防ぐための注意点
庭が殺風景になる
これまで大切に育ててきた植栽を、庭じまいのためにすべて伐採してしまうと、庭が殺風景に感じられてしまうこともあります。
剪定して管理しやすくする、伐採して低木へ植え替える、手入れのしやすい植栽を選ぶ、人工芝で舗装するなど、庭じまいにはさまざまな方法があります。
こうした選択肢があることを知ったうえで進めることが、後悔しない庭じまいにつながります。
費用を重視しすぎないこと
舗装や撤去工事が多くなりがちな庭じまいでは、工事内容に比例して費用がかかるケースも少なくありません。
そのため、価格の安さだけで判断してしまうと、雑草対策として施工したにもかかわらず再び雑草が生えてきたり、耐久性の面で後からやり替えが必要になることもあります。
初期費用だけに目を向けるのではなく、素材の耐久性や将来的なメンテナンスまで見据えて計画することが、満足度の高い庭じまいにつながります。
DIYについて
庭じまいの費用を少しでも抑えたいと考え、ご自身でできる作業を検討される方も増えています。
時間や体力に余裕がある場合は、草取りや不要物の整理・処分など、無理のない範囲で進めることで、費用負担を軽減することが可能です。
一方で、庭じまいは撤去作業だけで完了するものではなく、その後の整備がとても重要になります。
防草シートや砂利、人工芝の施工など、専用の道具や確かな施工技術が求められる工事では、素材選びや施工方法によって耐久性に大きな差が出ることもあります。
こうした工程は、長く安心して使うためにも、プロに任せたほうがよいケースも少なくありません。
まとめ|庭じまいはガーデンプラスにお任せください
庭じまいは、これからの暮らしを見つめ直すきっかけでもあります。
無理なく管理できることと、心地よく過ごせる空間づくりのバランスを整えることで、庭はこれからも暮らしに寄り添い、家族との時間を豊かにしてくれます。
ガーデンプラスでは、これまでの施工実績をもとに、お客様一人ひとりのご希望に合わせた庭じまいプランをご提案しています。
庭じまいをご検討中の方は、どうぞお気軽にご相談ください。

些細なことでも大歓迎!お気軽にお問い合わせください
お庭に関する事なら、ガーデンプラスへお任せください。ガーデンプラスは、全国で外構工事を手掛けるガーデンメーカーです。店舗でのご相談はもちろん、フォームやお電話からのお問い合わせも承っております。
記事に関してのご質問は、外構のプロスタッフがお答えいたします。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
雑草対策をきっかけに、お庭をもっと使いやすく、有効活用してみませんか。
豊富な施工実績をもとに、お客様の暮らしに寄り添った外構プランをご提案いたします。どうぞお気軽にご相談ください♪
ガーデンプラス本部
Web担当
古池理名
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