ライトアップも楽しめるナチュラルなお庭

こんにちは。ガーデンプラス久喜の石上です。

今回ご紹介するのは新築のお住まいの施工事例です。建物も白と木調カラーのツートーンの外壁なので、外構もナチュラルな雰囲気に仕上げました。ナチュラルテイストのお庭はやはり明るい自然光が似合いますが、お勤めに出られる方や外出時間が長い方は、せっかくのお庭を明るいうちに楽しめないだろうなと思います。そんなときはライティングデザインにこだわり、夜も楽しめるお庭にするのがおすすめです。

それでは早速施工ポイントをご紹介いたします。

お住まいの顔となる門まわりです。

門柱は塗り仕上げにして、質感を残した白さに。白い塗料は素材やコテの表情が分かりやすく、ナチュラルテイストを演出できます。施主様のご希望で、ご不在時にも便利な宅配ボックスを埋め込みました。ポストや表札もブラックカラーで統一して、白い壁に主張しすぎないカラーを加えています。

足元はアールをつけたピンコロ石の花壇を作り、植栽スペースにしました。お花や緑で飾られるのが楽しみです。

門柱の後ろに配したシンボルツリーのソヨゴがアイストップに。ウッドデッキへの軽い目隠しも兼ねています。

ソヨゴは昔から和風のお庭でも採用されていましたが、成長の遅い常緑樹なので大きくなりすぎず、シンボルツリーとしてもおすすめ。南欧風やヨーロッパ風のお庭には合いませんが、和の要素のないナチュラルテイストやシンプルモダンなお住まいにも似合います。葉の細かさが爽やかで、赤い実がなるので、野鳥を呼ぶ木としても知られています。

ウッドデッキを設置する主庭が面した道路との境界には化粧ブロックを積んで横スリットのフェンスを設置。木調カラーがお住まいの外壁とも調和し、道行く人にも白と明るい木調の柔らかい雰囲気を感じさせます。

メインのお庭には、建物の入隅部分を活かし、明るいカラーの広いウッドデッキを設置。奥行きが広いので、のびのびとくつろげそうですね。デッキ下は土間コンクリートを打設して、雑草対策をしています。

天然芝を張ったお庭には、枕木風ブロックで園路を設置。コンクリート製なので、古木の雰囲気を出しながら腐食などもなくメンテナンス要らずのアイテムです。芝生の緑と古木の色味が調和したお庭に仕上げることができました。

お昼にお庭をゆっくり見る時間が少ないという方は、ぜひお庭のライトアップを設計に取り入れてください。門灯や玄関ポーチの明かりはライティングの基本ですが、段差のある場所や、せまい通路、駐車スペースまわりなどにもあると便利です。外出時間が長い場合は人感センサーや照度センサーをつけて、留守中でも暗くならないように対策するのも防犯面から重要です。

今回は表札やポストが見えやすいよう、門まわりの足元の花壇には光が広範囲に拡散するポールライトタイプを設置。また外構のシンボルであるソヨゴには、足元にスポットライトを設置し、繊細な木のシルエットをお住まいの壁に浮かび上がらせるように設計しました。また画像にはありませんが、玄関ポーチ脇にも小さいライトを設置し、ポーチの段差にも配慮しています。白い壁に浮かび上がるソヨゴのシルエットは奥行きを感じさせ、ドラマティックな雰囲気になりますね。また違った雰囲気のお庭を見られそうです。

いかがでしたでしょうか？ナチュラルな雰囲気のお庭は、やはり明るいうちに見るほうがきれいなのですが、お昼間に見る時間が少ないという方にはライティングで楽しむのがおすすめ。夜のお庭もライトアップによって表情が変わって見えます。夜が長い季節も楽しめるお庭になるよう、外構設計に取り入れてみてくださいね。