質感にこだわったナチュラルテイストの新築外構

こんにちは、ガーデンプラス久喜の石上です。

本日は新築外構工事のご紹介です。お客様からは「ナチュラルなテイストの外構にしたい」とご要望をいただきました。
ナチュラルガーデンといえば、のびのびと育つ多種多様な植栽と、枕木の園路やレンガ花壇といった自然素材のエクステリアが思い浮かびます。特に必要な質感が「使い込んだ雰囲気」です。ピカピカのレンガや塗料塗りたてのフェンスではなく、色褪せた表情や角の欠け、木肌の傷など「使い込んでこそ出る味わい」が、よりナチュラルな雰囲気を演出してくれるデザイン要素として評価されていますね。植栽についてはお客様にこれから楽しんで育てていただくとして、私共が担当する外構工事では、植栽たちに調和するエクステリアやアプローチをデザインさせていただきました。

早速ご紹介してまいります。

まずはアプローチのご紹介です。ナチュラルテイストに欠かせない曲線を使って、優しい雰囲気に仕上げました。使った舗装材は、東洋工業のシャルドブリックペイブです。

こちらのブロックはよく見ていただくと、表面のざらざらとした質感に加え、角が丸くとれていたり、凹凸ができていたりとヴィンテージレンガのような雰囲気を模したコンクリートブロックとなっています。微妙に色合いもバラツキがありますので、目地砂を入れながらインターロッキング施工していくと、長年使われていたレンガの小径のように仕上げることができます。透水性もあるため雨の日も水はけがよく、手軽にナチュラルな雰囲気を出せるおすすめの舗装材です。

また、門柱にもご注目ください。こちらも東洋工業から出ている、古い枕木の質感を再現したコンクリート製擬木「レイルスリーパーラフト」を使用しました。木肌の質感や塗料が褪せたような色合いなど、近くで見ないと本当に木材なのか分からないほどです。また面白いのは、コンクリート製枕木の一つ一つに異なる表情がついていること。どのような技法で作られているのか、製造工程に興味が沸いてしまいます。

枕木のアンティークな雰囲気に合わせ、照明もレトロなマリンライト風デザインに。ポストも可愛らしいデザインを入れました。ホワイトの清潔な雰囲気は、土間コンクリートやカーポートともリンクしたカラーです。門柱の足元はアプローチにも使ったブロックでサークル花壇にしました。植栽が入ると、よりナチュラルで優しい雰囲気になることでしょう。

お庭の水栓も東洋工業のコンクリート製枕木を使いました。アンティークなマットゴールドの蛇口がぴったりです。ホースで隠れていますが、ガーデンパンも木を浅くくりぬいたようなデザインで、天然芝のお庭に溶け込んでいます。近くに植えたオリーブも、ナチュラルテイストのお庭では欠かせない庭木として人気です。

ナチュラルな門まわり・主庭に対し、ファサードの大きな面積を占めるカーポートや玄関脇のサイクルポートは、フラットな屋根に金属カラータイプを選択しました。シャイングレーは土間コンクリートのライトグレーの色味に近く、またフラットな屋根のデザインは建物のラインと同化して、主張しすぎることもありません。シンプルな駐車スペースは、ナチュラルテイストのお庭にモダンな雰囲気を与え、ちょうどよいバランスをとってくれました。

いかがでしたでしょうか？
ナチュラルテイストなお庭やヨーロッパ風のお庭は、「使い込んだ味わい」を盛り込むことがポイントですが、インターロッキングブロックや立水栓には、耐久性の高いコンクリート製でも木目調や石目調といった様々な質感を再現したアイテムがたくさんあり、経年変化したようなお庭を気軽に作ることができます。リフォームのように一部だけ施工する場合でも、アンティークレンガや石畳風のブロックを使えば、既存の外観にも馴染みやすくておすすめです。これからも上手く取り入れて、お客様ご希望のお庭をデザインしていきたいと思います。